稲垣吾郎様goro

吾郎様と言えば、昔から今にいたるまで、ドラマ班と呼ばれるにふさわしいお人柄かと思いますが、私と来たら、吾郎様の「プライベートレッスン」もメイキングしか見ておりませんし(何故?)、あの話題だった「二十歳の約束」も、樋口可南子さんとのドラマも、見ておりません。ですので、おそらく最初に吾郎様が演技をしてるのを見たには、「シュート」ではないかと思います。あぁっ!もう久保先輩!どうしてそんなに自分の女には冷たいくせに、トシだの、神谷にはあんなに素敵な笑顔を向けるの!?あんたもう、カッコ良すぎ!と思いつつ見ていました。その久保先輩が亡くなって、そして、馬掘が登場した時に、あぁ!あんたまだ出てなかったんや!と思った…。それが最初ではないかと…。素晴らしかったですわね、あの時の吾郎様は。出て来たと思ったら、あっと言う間に怪我で引っ込んでしまうなんて。

お忙しかったようで、あまり出番もなく、あの映画では吾郎様の魅力はあまり出ていなかったような気がいたします。久保先輩にこだわるトシたちを笑ったあの笑い声は、鮮明に覚えておりますけれど。

ですので、私にとって吾郎様と言えば、間違いなく「東京大学物語」の村上くんです!今に至るまで、私、あの村上くん以上のドラマでの吾郎様を知りませんわ!毎週、毎週、本当に、村上くんのへたれ具合は私の心をくすぐりまくり。やはり、泣きながら海岸を走り、遥ちゃんにタックルされるところ、遥ちゃんにおんぶされるところ。あの時にもやはり「走る吾郎様」というのは、恐ろしく魅力的でしたわね。村上くんは吾郎ちゃんでなくてはいけませんでしたし、遙ちゃんは瀬戸朝香でないと、体格的に無理でした(どうして瀬戸朝香を見ると美人女子プロレスラーを想像してしまうんでしょう)

「最高の恋人」では、一転、男らしい吾郎様で、とても好感度が高うございました。これも相手役はあの小さな高橋由美子でないと無理でしたね。吾郎様が抱き上げて振り回す(?)なんて。NG大賞でやっていた、納豆をかき混ぜようとして、ご飯の方の茶碗を振り回してこぼすという信じられないような不器用さ。…愛しく思います。

その後あまりドラマはやっておられなくて、映画に出られましたわね。「スーパースキャンダル」単館上映でしたから、私、わざわざ東京まで見に参りましたのよ(嘘、仕事でした)見てる間中、本当に楽しい思いをさせていただきました。香川に来なかったのは、残念としか言いようがありませんわ。本当に、楽しい映画でしたのに。吾郎様が、とてもイキイキと見えました。ビデオを楽しみにするしかないのが残念です。映画館で、大きな画面でもう一度拝見したいのに。

そして、吾郎様は23歳におなりになって、「パラサイトイブ」への出演、お正月のドラマ、そして、久々の連ドラが控えておりますわね。お正月のドラマが、やっぱり楽しみですわ。東京大学物語再びですものね。

役者以外の吾郎様も、素晴らしく愛らしく、愉快で、大好きでございますわ。これからも反WINちゃん同盟として頑張って下さいませ。23歳で過ごす1年間が素晴らしいものになるように、私のためにも、心からお祈り申し上げます。

1996年12月8日

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