草なぎ剛様
tuyoshi

クサナギのナギの字はワープロに入っていない。

そんな所が、とてもあなたらしいと、思うのです。

ちょっと外してる。そんな所が、あなたの素敵な所じゃないかと、思っているのです。

今までの経験上、なんとなく、人は、自分に似合った名前をつけられている。もしくは、その名前に似合う人間になる、ような気がしています。

「剛」という漢字は、刀と音を示す「岡(こう)」とを合わせた字で、鉄を火で焼き、水にいれて鍛えた、硬くて鋭い刀の意味を表すそうです。つよい、くじけない、という意味もあります。
これは漢和辞典を見たのですが、どうした事でしょう、私じの漢和辞典には、またまた「なぎ」の字が載っていないのです!

このはずしっぷり!だから、あなたはいいんです。

時代はクサナギ系だと言われていますが、それを聞くたびに、どうも居心地の悪い思いを感じてしまう私は、ちょっぴり、あなたを自分たちだけのものにしていたかったのかもしれません。
何よ、いまさら。つよぽんは、昔っから、つよぽんよっ、だなんて。

心狭いですね…。

どうにもつかみ所のない、不思議な空気があなたからはします。とても普通の子だと思える時もあれば、クセの強い子だと思う時もあれば、見るたびに、雰囲気が違うような気がします。

でも、またそれがいいんです。
「いいひと。」でなくていいです。
つかみ所がなく、ちょっとはずし気味。そんな所が好きなんです。

私はどうにかして、うちのくされ辞書に載っていない、「なぎ」という字の意味を調べてみたいと思います。何だか、すごくあなたにぴったりの意味が潜んでいるような気がします。

7月9日の花はアイビーゼラニウムで、花言葉は「真実の愛情」。本当に友情に厚く、機敏性にあふれ、人の心の妙味をよく心得ている人だそうです。これからは、教養を高め、人間関係をより広げる事で、幸せをつかめるとか。

これから先、広がる人間関係の中に、たくさんの幸せをみつけて下さい。

でも、ちょっとはずし気味なところは無くさないで下さいね。

1997年7月9日

草なぎ剛様

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