ソフィーの世界
銀河系は、端から端まで9万光年ある。私たちの太陽は、4千億個の星からなる銀河系の星の一つだ。銀河系から最も近い星雲はアンドロメダ星雲、銀河系から200万光年離れたところにある。アンドロメダ星雲を見上げているとき、私たちは200万年前の過去を見ているのだ。
今の所わかっている、最も遠い星雲は、地球からおよそ100億光年。これは私たちの太陽系ができてから今までの2倍の時間だ。
天文学者の間で、だいたい一致している意見では、宇宙の膨張を説明するにはたった一つの可能性しかない。およそ150億年前、宇宙のすべての物質はごくごく小さな空間に集まっていた。物質は恐ろしく、密で、重力も熱も恐ろしく高かった。それが突然爆発を起こした。この爆発は「ビッグ・バン」とよばれている。
私たちの地球は46億歳だ。30ー40億年「原始のスープ」から、複雑な高分子が発生した。この高分子には自己分裂できるという性質があった。それから、長い進化が始まった。
僕たちは小さな生命体かもしれないけれど、大きな関連の中の大切な一部として、何かの大きな一端をになっているのだ。
僕たちは命の惑星なんだよ。
僕たちは宇宙で燃えている太陽をめぐって、航行する船なのだ。ぼくたち一人一人も遺伝子を乗せて、生命の海を行く船なのだ。この積み荷をつぎの港に運んだら、僕たちの生は無意味でなかったことになる。
「時よ止まれ、おまえは美しい。
私の地上の日々の痕跡は永劫へと滅びはしない
その幸せの予感のうちに今味わうぞ、この至高の瞬間を」(ファウスト)
「美的実存」の段階にいる人は刹那的に生きていて、楽しむ機会ばかり追い求めている。美しいもの、心地よいものを重んじる。感覚の世界にどっぷりと浸かって生きているわけだ。自分の快楽や、気分のままに生きて、しんどいことや、ださいことはいっさいしない。
美的実存にいる人は、不安や、むなしさの感情に陥りやすい。
それに気づいた人たちは、「倫理的実存」を生きはじめる。理性に従って生きる世界だ。
そして、これにも満足行かない人たちは、「宗教的実存」に跳躍する。
(キエル・ケゴール)
人間の実存は人間とはどういうものかという事より先にある。私がこのよに来てしまっているという事実は、私が何であるかということよりも先だ。私が「ある」という事は、私が「何であるか」ということよりもさきなのだ。「僕たちは、なぜ、何のために生きているか」、この問いに一般的な答えはない。それは、ぼくたち一人一人が決めなくてはならない。
(サルトル)