DOS/Vノートを使ったTurboLinuxによる構成

 サーバーのセッティングはSlackWareの例で分かるように各種ファィルを変更しないといけないことから結構大変である。
 この設定が簡単に出来ないかと常々考えていたのだけれど、ディスクトップ機にTurboLinuxをFTPインストールしたことがきっかけで、Turbolinuxには、サーバー形態のインストールモデルがあり、各種の設定もファイルを直接操作するのではなくメニュー形式での設定が可能であるなど のSlackWareなどに比べると設定が簡単そうであったので、ノートタイプにFTPサイトにあるV4.2のネットワークサーバー用インストールを試してみることとした。
 
○TurboLinuxのインストール

 まず、インストールであるが、TurbolinuxのCDROMを持っていないので、FTPインストールすることとし、次のステップで行った。    と書くと簡単のようであるが、実際は、最初に使ったLANカードはハードウェアアドレスをLinuxが読み込むことが出来ず、どうやってもネットワークが動いてくれず、半日を浪費してしまった。
 そのうち、LANカードのFMV−J182をLinuxが認識しないことに気づき、LANカードを取り替えてこの件は解決した。

 
○二枚目のLANカード認識

 T枚目のカードは、インストール時にネットワークの設定をしておけば問題なく認識される。しかし、二枚目に関しては、これまでやってきたのはディスクトップであったので、Liloによる起動設定の中に書いていたが、今回は、noteタイプのためPCMCIAカードの認識となる。  どうして良いのか分からない。
日本のLinux情報にあるJFやTurboLinuxのホームページも見てみるが、明確な記述がない。JFにあるPCMCIAの説明を見てみるとnetwork.optsで指定していることが分かるが、TurboLinuxではそのファイルがない。仕方がないので、ファイルを追いかけていくと/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0なるファイルを発見した。これから類推すると-eth1なるファイルを作れば認識するのではと考え、ifcfg-eth0に同様の内容でifcfg-eth1を作成したところ難なく認識しifconfigでも表示されるし、turbonetcfgにも現れて設定の変更が可能となった。
 turbonetcfg で eth1 にDHCP設定してCATVモデムにつないで起動してみるが、カード一枚の時は正常に動作していたものが、何故か旨く動かない。カードを抜き差ししてみるとirqが衝突しているやのメッセージがでる。irqを変更する方法が分からない。Windows98により確認してみるとirqは11と15を使っているようである。
 JFのPCMCIAのHOW−TOを読むと /etc/pcmcia/config.opts の内容を調整して衝突防止とある。当初のirqは3と5で、3がシリアルと衝突していたので、この件に関しては、解消した。しかし、やはり動かない。 他に適当な設定ファイルが無いか探したところ /etc/sysconfig/pcmcia で割り当て可能なirqを指定していることを発見。色々試した結果、Windowsで使っていた11と15とすべく PCIC_OPTS=irq_list=11,15 としたところDHCPを含めて問題なく動作した。
 旨く設定されていなかった時は、DNSも動いていなったが、これも何事も無かったように動くようになった。
 turbonetcfg の存在に早く気が付いていれば、二枚目のカード追加も容易に出来たようである。しかし、これも経験である。

#ifconfig
eth0   Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:0E:4B:37:F2
     inet addr:192.168.0.100 Bcast:192.168.0.255 Mask:255.255.255.0
     UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
     RX packets:592 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
     TX packets:435 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
     collisions:0 txqueuelen:100
     Interrupt:11 Base address:0x100

eth1   Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:0E:63:15:B0
     inet addr:210.142.250.101 Bcast:210.142.251.255 Mask:255.255.252.0
     UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
     RX packets:487 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
     TX packets:52 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
     collisions:0 txqueuelen:100
     Interrupt:15 Base address:0x120

lo    Link encap:Local Loopback
     inet addr:127.0.0.1 Mask:255.0.0.0
     UP LOOPBACK RUNNING MTU:3924 Metric:1
     RX packets:8 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
     TX packets:8 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
     collisions:0 txqueuelen:0

といった具合である。
○DHCPCDの設定

 SlackWareでは苦労したDHCPCDの設定であるが、TurboLinuxではDHCPCD自体は当初からインストールされており前述の turbonetcfg を立ち上げてDHCP の使用を on にするだけで設定はあっけなく終了し、CATVモデムに接続して立ち上げると見事にIPアドレスが取得できていた。
 一つ問題があったのは、これまでの設定では resolv.conf 内容は、自前の nameserver である 192.168.0.100 を指定したいたのだけれど、このままでは、resolv.conf が接続の度に書き変わってしまうので、dhclient.script フィルの中でresolv.confに書き込んでいる部分をresolv.conf.dummyに修正して仮対策をおこなった。

○IPMasquaradeの設定

 Linuxの時と同様、
Linux IP Masquerade mini HOWTOに従い、設定するのであるが、カーネルはサーバーモードでインストールしたことから対応できていると仮定し、まずカーネル以外の設定を行うこととした。  これで、設定は終了であるので再起動後、接続したクライアントから ping www.netwave.or.jp として正常性を確認したかったのであるが、全く動かない。
 カーネルの設定かとも考えたが、まず、それ以外を疑ってみることとして、色々思案した挙げ句、Linux IP Masquerade mini HOWTO のカーネルの記述にあった
 重要: カーネル 2.2.x のデフォルトでは、IP フォワーディングはディセーブル にされています。以下のコマンドを実行し、IP フ ォワーディングをイネーブルにする ことを忘れないでください。
の中で、ResHatの場合は、云々という記述があったことを思い出し、/etc/sysconfig/network を vi で見てみると FORWARD_IPV4=no となっている。ここだと気づき、 yes に変更したところ見事 ping www.netwave.or.jp で応答が帰ってきた。
 これは、 turbonetcfg の設定が理想的に出来ていればこんなことにはならなかったのかも知れないが、その後確かめてはいない。
○DNSのインストール

 TurboLinuxにはBindがインストールされている。設定は、SlackWareの場合と同じであるので、関係のファイルをViVidyからコピーした。 #ps auxw | grep named で named が表示されれば起動しているが、起動していない場合は、Turboserviceを起動して起動指定すれば、Linuxの起動時にnamedも起動されるようになる。
 確認方法については、SlackWareの場合と同様であるので、そちらを参照願いたい。
○SAMBAのインストール

 TurboLinuxではSAMBAもインストールされているので、smb.confを設定するだけで動作する。smb.confの設定も、

workgroup = ANABUKI

hosts allow = 192.168.0.

encrypt passwords = yes

[public]
comment = Public Stuff
path = /usr/public
public = yes
writable = yes
printable = no
write list = @staff
程度で簡単である。これで動くと考えていたのだけれど、なぜか認証が通らない。思案の結果ユーザー登録と関係があるのではと考え、 turobousercfg でユーザー登録したところ無事認証をクリアすることが出来た。
出来てみれば簡単なものである。
 プリンターの設定も、/etc/printcap などのファイルを見る限りは出来ているようであるが、PC本体にプリンターのインターフェースが無かったので、試せなかったのが残念であった。
○感 想

 簡単なCATVインターネット用ルーターの実現を目指してTurboLinuxを試してみたが、それなりの成果はあったように思う。
 TurboLinuxは色んな設定が turbo・・・・ というコマンドで出来てしまうことから、SlackWareに比べると極めて簡単である。旨くいけば、設定ファイルに直接手を加えなくも出来てしまうかも知れない。
 私の場合は、マニュアルもなく試行錯誤とLANカードでトラブッたが、利用可能な二枚のLANカードさえ準備できていれば、turbo・・・・ に頼れば1日あればセットアップ出来るのではないだろうか。