パソコン技術関係備忘録
このページは、私個人のパソコン設定におけるKnowHowを紙に残すより見やすいことからここに書き留めておくものである。従って分かりにくい点はご容赦いただきたい。
○LinuxクライアントマシンからSAMBAサーバーのプリンターを使用
LinuxクライアントからLinuxサーバーのプリンターを利用する方法は種々あるようであり、かっては、サーバーにghostscriptをインストールしてクライアントから直接サーバーのlpdにアクセスしていたこともあったが、サーバーのディスク容量の関係もあり、今回は、WindowsのプリントサーバーとしてインストールしているSAMBAを使った構成を試みた。
まず、TurboLinuxのturboprintcfgを起動すると設定するプリンターの種類に、「Samba/LAN Manegerプリンター」というのがあるが、これを指定しただけでは、動かなかった。
原因は、
- パスワードのミスマッチでSAMBAにアクセスできていない。
- プリンタードライバーをインストールしていないので、ネットスケープの画面などの印刷が出来ない。
ことである。
まず、パスワードの問題は、SAMBAに対して設定していないのに何故だろうと不思議に思ったが、もしかすると暗号化の関係かと気がつき、サーバーにあるパスワードフィルの暗号化したパスワードを入力してみたが、うまく動かない。
そこで、smbclient単独でのログインを試みて見る。
#smbclient \\\\pc98nd\\public
しかし、パスワードが違うといって受け付けられない。
仕方がないので、サーバー側のログである/var/log/samba/log.smbを見てみるとID:smbguestの登録がないというような記述がある。
そこで、はたと気づきsmbguestをsmbpasswordに登録するとログインが出来てしまった。
この方法だと、印刷も出来そうなので、IDをsmbguestに変更することで印刷に関してもOKとなった。
次に、プリンタードライバーについては、ghostscriptを使い以下の通り設定した。以上でスムースに印刷できている。
/etc/printcap
smb:\
:sd=/var/spool/lpd/smb:\
:mx#0:\
:sh:\
:if=/usr/local/bin/gsmprint:\ プリンタードライバーの指定
:ef=/var/spool/lpd/smb/acct:\
:lp=/dev/null:\
:lf=/var/log/lp-errs:
/usr/bin/smbprint
#!/bin/sh
logfile=/tmp/smb-print.log
TRANS=0
eval acct_file=\${$#}
spool_dir=/var/spool/lpd/smb/acct
config_file=/var/spool/lpd/smb/.config
#eval 'cat $config_file' Turbolinuxではこれでは動かなかった。
echo "server $server,service $service" >> $logfile
(
# echo translate
echo "print -"
cat
)|/usr/bin/smbclient "\\\\$server\\service" $password -U $user -N -P >> $logfile
実行許可を与える。
chmod 755 /usr/bin/smbprint
.configファイルからパラメーターの展開が出来なかったため、.configファイルの内容を上のファイルトップ部分に追記した。
server=pc98nd
service=rlp
user=smbguest
password=""
ghostscriptの処理のため/usr/local/bin/gcapを作成する。
#!/bin/sh
/usr/bin/gs -q -dKANJI -dSAFER -dNOPAUSE -sPAPERSIZE=a4 -sDEVICE=bjc600 -r360 -sOutputFile=- -
exit 0
これにも実行許可を与える。
chmod 755 /usr/local/bin/gcap
/etc/printcapとの連携をとるために/usr/local/bin/gsmbprintを作成する。
#!/bin/sh
/usr/local/bin/gcap | /usr/bin/smbprint
これにも実行許可を与える。
chmod 755 /usr/local/bin/gsmbprint
○LinuxでHDDをフォーマットする方法
#fdiak /dev/hda などとして領域を確保した後、一度立ち上げ直してから
#mkfs -t ext2 /dev/hda3
○TurboLinuxServer6.2によるダイアルアップサーバーの実現
turbopkgからTurboLinuxServer6.2に収録されているmgetty-sendfax-1.1.21-5とppp-2.3.11-1をインストールする。
- mgetty起動のための設定
/etc/inittab に以下の記述を追加。
d1:2345:respawn:/sbin/mgetty -n 1 ttyS0
1はベル一回で応答する設定、ttys0はRS-232Cを使う場合。
- mgettyの設定
○mgettyが呼ばれた場合、pppdに渡すための設定
/etc/mgetty+sendfax/login.configに以下の記述を追加
/AutoPPP/ - a_ppp /usr/sbin/pppd -detach auth +pap debug
○ポートのスピード設定
/etc/mgetty+sendfax/mgetty.config
port ttyS0
speed 115200
- pppdの設定
/etc/ppp/options.ttyS1に192.168.0.1:192.168.0.10を記載
/etc/ppp/optionsに
-detach
asyncmap 0
passive
lock
crtscts
modem
proxyarp
- 認証のため/etc/ppp/pap-secretに
anabuki * "" *
user1 * "" *
これで、ホストに登録したパスワードを使うこととなるため、ホストにユーザー登録が必要。
○インストール時CD−ROMを認識させる方法
インストーラー起動時に
boot=install hdc=cdrom