第7話 「古満目釣行・・返討編」 2000.7.16

坊主2人組が坊主脱出に選んだのは、石祥会ホームグランド古満目。
7/15いつもよりかなり早く出発することで合意。
そそくさと荷物を車に積み込み、ルンルン。
えらく、かくさんテンションが高い。
おいら、幾分テンション下り気味。
高速を降りる頃には、お腹がグー!
かくさん、明日を勝つため・・・
夕食は、とんかつ!!となった。
後は、古満目を目指し突っ走る。
しかし、安全運転は、いつものこと。
日は、沈んだものの・・・
なんと蒸し暑い!
クーラー様サマ。
明日の釣果の話題に尽きることなく・・・
会話が弾む。
途中、コンビニで飲み物を調達。
釣具店で氷を仕込む。
準備万端。
もう、古満目も近い。
11時頃、古満目到着。
だが・・・
明日の撒き餌を調達することに・・・
蒸し暑い夜・・・
汗をふきふき・・
ウニ捕りに2人で没頭。
かくさんのテンションの高さがうかがえる。
・・・・で
仮眠所に帰還。
こんな日は、クーラーの着いてる部屋・・
いい!いい!すごく幸せな気分!!!
明日の釣果に乾杯!!
ビールがうまーい!!
・・・で
そろそろ眠ることに・・・
・・・がしかし。
かくさん、テンションが高すぎて・・・
「眠れない」を連発!!
朝、起こしてくれても・・・
夢の中の出来事状態???
朝飯を頂き、いざ参らん!
テンションが高すぎて・・・
危うく・・・・
竿を持っていくのを忘れるところでした。
う〜〜ん。
竿なしで、あんたら手釣りかい?
ななななぁ〜〜んというテンション!!
う〜〜ん。
そんなにあせらんでも・・・
昼釣りのお客は、我々だけ。
我々2人だけだったので
1人づつ、分れて磯上がりすることになり
かくさんは、クロハエ。
おいらは、潮吹きの大ハエ。
どうも、潮は下り・・・?
だが・・・
ファイヤー!!
ファイヤー!!
闘志を掻き立てる。
弁当船までやってアタリがなければ・・・
クロハエに帰ろう・・・
・・・と思いつつ・・・
大ハエの船着きに釣り座を構え
今日のポイントチョイスに結構手間取る。
どうもしっくりせず・・・
何回も打ち返し、打ち返し・・
ウニは、餌取りで落ちる。
う〜〜ん。
でも、餌取りのアタリしか・・・ない。
ポイントがマッチしてないのか?
色々考えが巡り、目を回しそう?
そうこうしていると・・・
携帯が鳴り出す・・・
かくさん、TEL・・・
「ちっこいの一枚ゲットした。」・・・とのこと。
今が時合いか?
テンションがヒートするぐらい跳ね上がる!!!
一段と打ち返しを盛んにする。
・・・が
餌取りのアタリが続くのみ。
う〜〜ん。
弁当船でクロハエにいこうかなぁ?
・・・と思いが交錯。
しばらくして、弁当船。
船長に「クロハエは、どう?」
   「磯替りは、どう?」
・・・というと
船長、「弁当船で1人、クロハエに上げた。」
・・・とのこと。
・・・で
ここでやることにする。
そうと決めると・・・
底竿をもう1本出す。
気合充分!
掛け声「オリャー!!」
もう1本の仕掛けが飛んでいく。
2本の竿の打ち返しが続く。
そんなころ・・・
また、携帯が鳴る。
かくさん・・・かなぁー?
・・・が
見当はずれ・・・
すけさんTEL。
「お弁当たべた?」
「かくさん、どう?」
・・・・・
この電話の後・・・
問題が・・・
気の迷いか?
テンションがオーバーヒートしちまったか?
有り余る、坊主街道に嫌気がさしたか?
・・・・・
餌取りのアタリしかこず・・・
2本の竿を打ち返し・・・
少々疲れ気味。。。
すけさんTELで・・・
「お弁当、食べよ!」と思い出す。
待てよ?
餌取りが多いから・・・
サシエを6本ぐらいつくっておかなきゃ!
お弁当、ゆっくり味わえないぞ!
・・・と思い。
2本の竿を一旦、あげて・・・
サシエのウニをつけかえて・・・
投入した。
「よーし」
ウニさし、ウニさし・・・
穂先には、・・・
餌取りのアタリのように・・・
それが・・・
2本、時を同じくして・・・
竿先に・・・出る。
また、餌取りだろう・・
・・・とおもい
ウニさし、ウニさし・・・と
ウニさし(1).ウニさし(2)までは・・・
穂先を見つめながら・・・さしていたんだが。
アタリが止まったので・・・
やはり、餌取りと思い込んだ・・・
そして、穂先に・・・
背をむけて・・・
ウニさし(3)、ウニさし(4)、
ウニさし(5)、ウニさし
この時、穂先を振り返る。
なーんか?
竿の角度がおかしい?
「あんな角度にセットしてないぞー!」
その一瞬、
まさか、さっきのアタリの・・・
続きが・・・
あったのか????
・・・と頭の中に・・・
雷鳴が鳴り響く!!!
竿を握り、持ち上げようとすると・・・
軽い?軽過ぎる?
巻き上げて見ると・・・
瀬ズレワイヤーが1メートルほど・・・
ささくれ状態で残っているだけ??
「何が起こったか?・・・は・・」
あれほど、きつく打ち込んだピトンは、・・・
グラ、グラ・・・
おまけに、ピトンが・・・
曲がってる。
「なんということ・・・」
ウニさし、2個半の・・・
その一瞬で・・・
「もっていかれた・・・」
あのアタリのもぞもぞは、・・・
「くそー!」
腹立たしいやら・・・
情けないやら・・・
「ちくしょー」
魔がさした?
今まで、穂先から・・・
目を離したことがないのに・・・
この日、この時、その一瞬に・・・
目を離して、背を向けるとは・・・
あー!
あー!
あ〜〜あ〜〜あ〜〜。
取れる、取れない・・・
本命、外道・・・
・・・は、別にして
それほどの引きをするお魚さんの・・・
竿が舞い込んでいく姿も・・・
アワセをいれてからのやりとりも・・・
なぁ〜んもない!
ただ、残骸の回収のみ・・・
なんの楽しみもないところだけ・・
釣れない期間が・・・
長すぎて・・・
集中力の欠如????
いや、持続力がなかった・・?
なんと・・・
皮肉な展開だろう・・・
・・・・・・
その後、しばらく・・・
放心状態・・
気を取り直して・・・
打ち返すが・・・
アタリなし。
「お弁当を食べて。」
「おいしいなぁー」
「お茶も、冷えてうまーい。」
そして、打ち返しをするが・・・
アタリなし・・・
・・・で
気分も意気消沈・・・
2時に早めの納竿。
しきりに、反省。
油断大敵。
釣れてない時こそ・・・
ヒートアップすべきだ。
まだまだ、あまいなぁー!
でも、釣れない期間が長過ぎ・・・
集中力にも・・・
限界が・・・
でも、心の中には、・・・
メラメラと燃え盛る炎が・・・
・・・・・
さすがに、残念でしたが・・・
一日、遊びました。
いい教訓、いい勉強をさせてもらいました。
人間的に、もっと、もっと成長が望まれると・・・
自分で・・・反省、反省。
精神修行が足りんなぁー!
そんな思いを抱いた、古満目釣行でした。
・・・・
かくさんは、ついに坊主脱出で・・・
坊主街道、まだまだ続くは、・・・
おいらだけかなぁー?
う〜〜ん。
のんびりと、ゆっくりと・・・
行きますよ・・・・
我道、谷あり、崖あり、地獄あり、???
けれど、・・・
ひたすら、前向きに突き進む。!!!
いざ、参らん!!!