サブタイトル 味自慢・故郷自慢

宇和島の鯛めし&ひゅうがめし
栄養のバランスのとれた先人たちの知恵が今も息づいています。

鯛めし・ひゅうがめし  ふつう鯛めしといえば、鯛をまるごと、あるいは鯛の身をご飯に炊き込んだものですが、宇和島の鯛めしはちょっとちがいます。

 卵入りの鯛茶漬けという方がわかりやすいでしょうか、簡単で、栄養価が高く、すこぶる美味なのです。

 宇和島市食生活改善推進協議会会長の渡辺ムメ子さんに、お話をうかがいながら、作り方を教えていただきました。

 宇和島の鯛めしは、宇和海沿岸一帯の伝統料理ひゅうがめしの変形だというので、ひゅうがめしの作り方もお願いしました。

 鯛めしとひゅうがめしのちがいは、材料の魚のちがいと同時に、出汁(カツオとコンブでとる)を加えるかどうか、最初から材料を全部まぜあわせるかどうかです。

 「ひゅうがめしの日向は、対岸の宮崎県のことですが、宇和島沿岸の漁師料理だったんです。船の上ですぐできる豪快なものですが、城下町宇和島に入ってきて、味つけや供し方が上品になったんでしょうねえ。昔の人の知恵というのはすごいですね。自然に栄養のバランスもとれています。」と、渡辺さん。

 ひゅうがめしの場合、アジだけではなく、活きのいい白身の魚ならば、なんでも使われるそうです。
 酒のアルコール分をとばすかどうかも、好みです。
 やはり、出汁を加えた鯛めしの方が味がまろやかで、お客料理という感じでしょうか。

 新鮮な魚の刺身に、生卵と漬け汁のハーモニー、そして炊きたてのご飯が渾然となった味わいは至福です。

 つい何杯も、おかわりをいただいてしまいました。

卵ごまみかんの皮

 鯛めし
材料 5〜6人分
600g
ご飯 適量
4個
(調味料)    
大さじ2
みりん 大さじ2
だし汁 90cc
醤油 大さじ4
(薬味)    
もみのり 少々
ねぎ 少々
ごま 少々
みかんの皮 少々
 
作り方
1. 鯛は三枚におろし、うすくそぎ切りにしておく。
2. 調味料をあわせ、その半分に1をつけ、残りの半分に卵をときほぐして加える。
3. 炊きたてのご飯に2をかけ、薬味をのせる。

 ひゅうがめし
材料 5〜6人分
中あじ 4匹
ご飯 適量
8個
(調味料)    
大さじ2
みりん 大さじ半分
砂糖 少々
(薬味)    
千切りのり 少々
ねぎ 少々
ごま 少々
 
作り方
1. アジは三枚におろし糸切りにしておく。
2. 酒をわかしてアルコール分をとばし、冷まして、残りの調味料をまぜる。
3. 2. に 1. を入れ、卵をときほぐしてまぜ、薬味を加える。
4. 3. を炊きたてのご飯にかける。



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