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環境放射線調査結果のあらまし
平成23年4月〜平成23年6月の調査結果まとまる

博士  愛媛県と四国電力(株)は、伊方原子力発電所の周辺で環境放射線や放射能の調査を行っていますが、平成23年度第1四半期(4月〜6月)の調査結果がまとまりました。
 調査の結果は、県の環境安全管理委員会技術専門部会で検討されましたが、異常はなく、発電所周辺の安全が確認されました。



環境放射線量



伊方原子力発電所の周辺55地点のモニタリングポイントでの4月〜6月の3か月間の測定値は、どの地点も、これまでの値と同程度で、異常はありませんでした。

※環境放射線量(環境放射線積算量)
環境における放射線の積算量で、ほとんどがその地点における大地からの放射線と、宇宙線によるものです。原子力施設周辺ではモニタリングポイントを定めて環境放射線を測定しており、ここでは3か月ごとの積算値として示しています。

環境放射線量(積算線量)測定値


放射線レベル


 放射線レベルは、ガンマ線を対象とした空間放射線を測定したもので、伊方発電所周辺の13か所のモニタリングステーション及びモニタリングポストにおける4月〜6月の1時間当たりの値は、どの地点も、これまでの値と同様な変動の傾向を示し、異常はありませんでした。
 今回の放射線レベルの調査結果では、発電所からの影響は認められませんでした。

※放射線レベル
1時間あたりの放射線の量で、モニタリングステーション及びモニタリングポストで常時測定しています。


※放射線に関する単位
グレイ(Gy)(吸収線量)
物質(人体を含むすべての物質)に吸収された放射線のエネルギーを表す単位です。
   マイクログレイ・・・グレイの100万分の1
   ナノグレイ・・・・・・グレイの10億分の1
(例えば、80ナノグレイ/時の地点に3か月いると、175マイクログレイ/3か月となり、1年間では、胃のX線検診を1回受けた場合(約0.6ミリシーベルト)とほぼ同じ程度の量です。)

※愛媛県モニタリングステーション
 このような測定局で、放射線レベルを連続して測定するとともに、測定値は、専用電話線を通じて中央監視局のコンピューターへ伝送され、常時監視されており、過去の最高値を超えた場合等には、直ちに関係機関や担当者に自動通報されるシステムとなっています。



  伊方原子力発電所周辺の環境試料中の放射性物質の分析結果は、下図のとおり過去の調査結果と同じレベルで、異常はありませんでした。

※放射能レベル
環境試料中に含まれている放射性物質の濃度で、通常、カリウム40という天然の放射性物質が主なものです。
たとえば、食品中のカリウム40の存在量は、次のとおりです。

・メバル… 約100ベクレル/キログラム ・ムラサキイガイ … 約 70ベクレル/キログラム
・アワビ… 約 70ベクレル/キログラム ・テングサ………… 約360ベクレル/キログラム

(文部科学省資源調査会編「食品分析表」より算出)


環境試料の放射性核種分析結果(セシウム−137)


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