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エネルギーの歴史(1)

火の発見とエネルギー

 紀元前1万年前〜1万5千年頃、人類、始めてのエネルギーは、「火の発見」です。
この頃の石器は、磨いた石器でしたが、「火で焼いた」土器も多く作られるようになりました。
 次に、「家畜(馬、牛等の力)」のエネルギーを利用した農業、メソポタミア、エジプトで「有車輪」の利用がはじまりました。
 また、「風の力」を利用した帆かけ船も作られました。
 こうして、「火」、「家畜」の時代から、「水車」、「風車」、「馬力」、「木炭」を利用して産業が盛んになり、1700年頃の「蒸気機関」の発明で「石炭時代」を迎えました。

イラスト1
「石炭」が産業革命をもたらしました。

 石炭は、中国で約3000年前、ギリシャでは、約2000年前に鍛冶屋等で利用されたと言われています。日本では、1471年(文明3年)に九州の三池で「燃える石」が発見され、燃える石炭に水をかけてコークスを作ったと言われています。
 石炭は、17世紀に本格的に利用され「木炭製鉄」から「石炭製鉄」に移っていきました。
 18世紀になると、イギリスでは、豊富な石炭資源開発と石炭製鉄を大規模に進め、工業用の燃料や蒸気機関のエネルギーとして最大限に活用しました。(産業革命に拍車)
 こうして、石炭の活用は、産業を発展させ、「熱源」、「動力源」「電力源」の中心的な働きをしました。

エネルギーの歴史(2)

石油エネルギー時代

 石油は、第一次世界大戦時代から著しく多利用されるようになり、石炭に代わりエネルギー源となりました。
 日本では1960年代(昭和30年代後半)の高度成長期に安価、便利、効率的ということで石油がエネルギー源の代名詞となり、「エネルギー革命」といわれました。

イラスト1
有限資源と新しいエネルギー

 安価で、大量に輸入できた石油も、1970年代の2度のオイルショックにより、石油価格が大幅に高くなりました。
 さらに、世界的に石油の残量が少なくなったことが判明しました。
 このため、世界各国では、石油に代わる「原子力」等の代替エネルギーの開発が進められています。
 また、「新しいエネルギー源」として「太陽熱・光」、「地熱」、「波力」、「風力」、「核融合」、「水素」等研究開発も活発に世界各国で行われています。

エネルギーに関する歴史年表
紀元前
1500年以前火の使用・石器、土器の使用はじまる
4000年動物のエネルギー(牛や馬の力)の利用はじまる
2800年エジプトで最大のピラミッドが建設される
250年アルキメデスが、水あげ機、投石機、起重機を考案
100年ギリシアのヘロンが蒸気タービンの原理を発見
紀元
950年ヨーロッパ中に、水車が使われるようになる
1550年ヨーロッパで工場の動力源として水車が使われる
1693年「エネルギー保存の法則」(ライプニッツ)〈独〉
1720年蒸気機関の発明(ニューコメン)〈英〉
1765年改良(ワット)〈英〉
1800年電池の発明(ポルタ)〈伊〉
1820年電磁石の発明(アラゴ)〈仏〉
1840年水力発電機の発明(アームストロング)〈英〉
1859年鉛蓄電池の発明(プランテ)〈仏〉
1870年電動機の発明(グラム)〈ベルギー〉
1876年内燃機関の試作に成功(オットー)〈独〉
1879年電球の発明(エジソン)〈米〉
1882年火力発電所をニューヨークにつくる(エジソン)〈米〉
1883年ガソリンエンジンを発明(ダイムラー、ベンツ)〈独〉
1884年蒸気タービンの発明(パースンズ)〈英〉
1886年自動車を完成(ダイムラー、ベンツ)〈独〉
1905年「エネルギーと質量等価値性」(アインシュタイン)
1910年ボーシオ、ポラシークが波力発電に成功〈仏〉
1913年地熱発電はじまる(ラルデレロ地熱発電所)〈伊〉
1938年核分裂エネルギーの発見(ハーン、ストラマン)〈独〉
1942年シカゴ大学のスタッドフィールスタジアムのスタンドの下で初めて原子炉を完成(フェルミ)〈伊〉
1945年原子爆弾完成〈米〉
1951年原子力平和利用に第一歩。アイダホ州の国立原子力炉研究所で原子力発電に成功〈米〉
1960年レーザー光線を発明(タウンズ)〈米〉
1966年潮汐発電所できる(ランス川河口)〈仏〉
1973年オイルショック
1974年太陽、地熱、石炭のガス化利用など、サンシャイン計画を開始
1979年アメリカ、スリーマイル原発事故
1985年オゾン層保護に関するウィーン条約採択
1986年チェルノブイリ原発事故
1989年モントリオール議定書第1回締約国会議、オゾン層の保護のため、2000年までに特定フロン全廃を採択
1991年高速増殖炉「もんじゅ」完成
1992年国連環境開発会議リオデジャネイロ宣言採択・承認
1997年気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)で京都議定書が採択

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