サブタイトルえひめのレトロを歩こう!!


水の都・西条〜うちぬきめぐり

マップ

 シリーズ最終回で訪ねるのは、日本一細長い半島である佐田岬半島。半島の付け根の八幡浜市保内町川之石は、明治時代に商工業や紡績業が栄えた地域。これは当時の殖産興業の政策を受けたもので、四国で初めて電灯が灯ったまちとしても知られています。その頃の面影を残す建物や通りが今も残った一帯は、「ほないまちなみミュージアム」と呼ばれて多くの人を迎え入れています。また半島をぐんぐん進んでいくと、豊かな自然とマッチした優しい情景がいっぱい。高い技術を誇る伊方杜氏の業績や先人が苦労して積み上げた石積みなどが興味をそそります。

ほないまちなみミュージアム

まちが丸ごとミュージアム

点在する建物に小さな小路に明治の香りが漂う


 川之石には、多くの古い建造物が残っています。旧白石和太郎洋館(川之石ドレスメーカー専門学校・明治30年頃建築)やそのすぐ近くの旧宇都宮壯十郎邸などは見応え充分。
 このほか朽ちたレンガが味わいを醸し出す赤レンガ小路、愛媛蚕種、旧二宮庄屋住宅石塀などの登録有形文化財もチェックを。

 宮内川のほとりの赤レンガの倉庫は、旧東洋紡績川之石工場の建物。川之石は、明治20年に四国初の紡績業「宇和紡績会社」がつくられたまちです。川沿いには約400メートルの木造遊歩道「もっきんろーど」も整備されており、川辺の散策を楽しむことができます。夜にはライトアップされた姿が幻想的です。

ほないまちなみミュージアム
問い合わせ/0894−22−3111(八幡浜市観光協会)



積み上げられた石垣に先人の苦労を偲ぶ


 名取地区は、標高100メートルから200メートルの宇和海を一望する斜面にある小さな集落。その斜面に建てられた家々は、石垣により風雨から守られています。青石や石灰石を使い、野良積み、平積み、矢羽根積などさまざまな工法を用いているのが特徴で、石積には水神様をお祀りした祠も残されています。精緻な石積みと豊かな自然が調和した周辺の情景は美しく、日本の原風景を思わせる情感に満ちています。

カフェdeいっぷく

道の駅 きらら館

佐田岬の特産品が満載!


道の駅 きらら館

 ドライブ途中の休憩にもおすすめの「きらら館」は、地元の特産品がいっぱい揃った施設。絶好のロケーションを眺めながら、伊方町の伊予柑で作ったゼリーやみかんジュースを味わってはいかが?また町内のもうーつの道の駅である「瀬戸農業公園」では特産の金太郎芋のアイスが味わえます。

半島の営みをひもとき
先人の苦労に憩いを馳せる

町民の協力で展示も充実した歴史情報発信基地


 自然にあらがわず、その恵みを受けながら心豊かに暮らした佐田岬半島の先人たち。そんないにしえの生活や産業について学べる博物館がこの「伊方町町見郷土館」

伊方町町見(まちみ)郷土館
問い合わせ/0894-39-0241
住所/西宇和郡伊方町二見甲813-1
時間/9時30分〜16時30分
休館/月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日
料金/大人100円、小・中学生50円

です。館内には伊方町の古文書や民俗資料などを多数展示。地域住民等で構成する「佐田岬みつけ隊」とともに、さまざまなワークショップも間催しています。また建物2階には平成9年度に閉校になった「町見中学校」の教室をそのまま再現。卒業生たちの心の拠り所となっています。

アートな寄り道 伊方杜氏資料館

 酒造のスペシャリストである伊方杜氏が誕生したのは、明治の半ば。真面目さと腕の良さに定評があり、最盛期の大正時代には900人もの蔵人と杜氏が全国に出稼ぎに行っていました。そんな伊方杜氏の歴史をひもとき、伝統的な酒造の道具や手法を紹介したのがこの施設。伊方の歴史を知る上でぜひとも訪ねたい場所です。

伊方杜氏資料館
問い合わせ/0894-38-1020(伊方町中央公民館)
住所/西宇和郡伊方町湊浦1992 伊方町生涯学習センター4階
時間/9時30分〜18時
休館/月曜日、祝日
入館料/無料

バックナンバー
Vol.3 水の都・西条〜うちぬきめぐり
Vol.2 松山の港町〜三津・梅津寺・高浜界隈
Vol.1 大洲ポコペン横丁〜本町商店街界隈

TOPへ戻る