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| 他の原子力発電所で発生したトラブルに関する伊方発電所の対応状況 |
| (平成17年7月〜平成17年8月発生分) |
| 発 生 年月日 |
プラント名 | トラブルの 概要と原因 |
伊方発電所 の対応状況 |
INES 評価 結果 |
| 17.7.3 | 東京電力(株) 柏崎刈羽発電所 5号機 (新潟県柏崎市、刈羽郡刈羽村) (BWR) |
定格出力運転中、復水器真空度低下によりタービンの保護装置が作動し、タービン、発電機が停止し、これに伴い原子炉が自動停止しました。 推定原因は、補助ボイラー蒸気供給弁の開動作中において弁体と弁座の離脱する前にLSが解除されたことで、トルクスイッチ(以下「TS」という。)によって当該弁は全ストロークの5%開度で停止し、その後、当該弁がその状態のままで、蒸化器側の蒸気供給弁(制御弁の前弁)の閉操作を行ったため、補助ボイラー側からTGSが十分に供給されず、TGS圧力が低下し、タービン軸封部を通じて復水器内へ空気が流れ込んだため、復水器真空度が低下し、タービンの保護装置の作動により、タービン、発電機が停止し、原子炉の自動停止に至ったと推定されました。 また、プラント停止に伴うTGS切替操作を定格出力時から開始するのは、主蒸気系に蓄積が考えられる非凝縮性ガスを除去する改造が終了するまでの暫定的な操作手順でしたが、この操作手順書が通常手順に戻されていなかったことが、原子炉の自動停止にまで至らしめた原因と推定されました。 対策として、設備面は、補助ボイラー蒸気供給弁のLSの設定を弁ストロークで30%の開度に変更し、操作面では、TGS切替に関する操作手順書の記載表現の見直し及び追記等を行います。また、本事象のような一旦立ち止まるような事象等が発生した場合には、先入観にとらわれず、関係部署に再確認を行う等、総合的に判断を下すこととしました。 さらに、所内で本事象に関する事例検討会を実施し、原因・対策並びに関係者間の連携強化等について周知・徹底を図り、また、プラント停止時のTGS切替操作を発電機解列後の原子炉圧力降下過程で実施するよう手順書の見直しを行いました。 |
伊方発電所において、当該プラントと同様な系統および類似する弁(1,2号は手動弁、3号は電動弁)を有し、停止時にグランド蒸気を主蒸気から補助蒸気に切り替えていますが、・類似弁は「全開」または、「全閉」での運用を行っており、通常運転中は「開」であり、表示灯にて「開」を確認している・操作手順書には、タービン手動停止後にグランド蒸気の切替を行い、かつ、弁の系統状態を確認の上、操作を行うことを記載していることから、同様な事象が発生することはありません。 | レベル0+ (暫定) |
| 発 生 年月日 |
プラント名 | トラブルの 概要と原因 |
伊方発電所 の対応状況 |
INES 評価 結果 |
| 17.7.6 | 中国電力(株) 島根発電所 1号機 (島根県八束郡鹿島町) (BWR) |
調整運転中、ドライウェル真空破壊弁8弁のうち1弁の全閉が確認できない状態を確認したことから、保安規定で規定される運転上の制限を満足していないと判断し、原子炉の停止操作を開始しました。 原子炉停止後、点検を行ったところ、当該弁は全閉状態であり、弁本体には異常は認められませんでしたが、全閉表示用のマイクロスイッチの一部が破損していることが認められました。 推定原因は、当該マイクロスイッチは第22回定期点検で取り替えており、以後、今定期点検で実施したドライウェル真空破壊弁の分解点検までにマイクロスイッチの損傷を引き起こす可能性のある作業は実施していないことから、今定期検査において、当該弁の分解点検作業中に、マイクロスイッチと弁体の一部が接触したことにより、マイクロスイッチの一部が損傷し、本事象に至るまでは構造を保持していたものの、最終的に折損し、全閉表示ができなくなったものと推定されました。 対策として、当該弁の全閉表示用と全開表示用のマイクロスイッチを予備品に取り替えるとともに、残り7弁を含む全弁の健全性を確認しました。また、再発防止策として、ドライウェル真空破壊弁の分解点検作業時には、予めマイクロスイッチを取り外す手順に手順書を変更することとし、また、同弁の分解点検時には、合わせてマイクロスイッチを取り替えることとしました。 |
伊方発電所では、当該逆止弁と類似する弁として真空逃し弁がありますが、弁の分解点検作業要領書に予めリミットスイッチ(当該プラントではマイクロスイッチ)を取り外し、作業を実施するよう記載しているため、同様な事象が発生することはありません。 | レベル0- (暫定) |
| 発 生 年月日 |
プラント名 | トラブルの 概要と原因 |
伊方発電所 の対応状況 |
INES 評価 結果 |
| 17.8.10 | 日本原子力発電(株) 東海第二発電所 (茨城県東海村) (BWR) |
原子炉起動中、原子炉圧力上昇に伴う操作において、電動駆動原子炉給水ポンプ(B)出口弁が正常に作動しない事象が発生したことから、調査のため、原子炉の停止操作を開始しました。 原子炉を手動停止し、系統の冷却、隔離、水抜きを行った後、B系出口弁を開放した結果、弁棒はバックシート直上部(くびれ部)で破断していました。なお、弁座については弁の動作の異常に繋がる状況は認められず、弁体の弁棒接合部については、摩耗、変形等の異常はありませんでした。弁ふたのバックシート部の浸透探傷試験の結果、指示は認められませんでしたが、A系出口弁の弁棒についても点検した結果、B系出口弁弁棒破断部と同一の部位でほぼ全周にわたりひび割れが確認されました。 推定原因として、初期き裂の発生は、プラント運転中、B系出口弁の弁棒くびれ部は、材料・環境・応力の要因がSCCの発生条件を満足していたため、当該部に粒界型SCCが発生し、き裂の進展と最終破断は、当該部に発生したSCCが、運転開始(昭和53年)以降の使用期間を経て深さ最大約20mm程度まで進展し、今回の定期検査での開操作によって、弁棒に加わったスラスト荷重により当該部が破断したと考えられ、A、B系出口弁の分解点検については、作動試験において異常が認められた場合に実施することとしていたが、これまでの作動試験において異常が確認されたことはなく、分解点検の実績は無かったため、き裂を見つけることができませんでした。 対策として、A、B系出口弁の弁棒の形状を変更し、新品に取り替え、B系出口弁を含め、起動・停止時及び運転中に開閉する主要系統で用いられ、かつ、分解点検の周期が定まっていない電動弁については、定期的に分解点検を実施するとともに、B系出口弁を含め、弁棒の材料及び使用温度から見て、今回の事象のような弁棒破断の可能性が否定できない状況にある電動弁については、弁棒に過大な応力が加わらないように、トルクスイッチによる停止信号が働く前にリミットスイッチによる停止信号が働くよう、リミットスイッチ停止回路の追加を行いました。 |
伊方発電所においては、本事象と類似する弁棒破断の可能性が否定できない環境(弁棒の材料及び使用温度)で使用している電動弁はリミットスイッチを使用しており、弁棒に過大な応力は加わらないこと、また、全ての電動弁について分解点検周期を定め、点検を実施していることより同様な事象が発生することはありません。 | レベル0- (暫定) |
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| 平成17年2月〜3月発生分 | 平成18年6月〜8月発生分 |
