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他の原子力発電所で発生したトラブルに関する伊方発電所の対応状況

(平成18年10月発生分)
中国電力(株)島根原子力発電所1号機の復水貯蔵タンクにおける
腐食の原因と対策について
発生年月日 平成18年10月13日
プラント名 中国電力(株)島根原子力発電所1号機(島根県 松江市 )(BWR)
トラブルの
概要と原因
1.事象の概要
 定期検査中の島根原子力発電所1号機で、復水貯蔵タンク※1の点検において、10月4日、腐食によりタンク水位計配管取付け部の一部に技術基準※2における必要な厚さ(9.9mm)を下回っている部位(最小厚さ約8mm)があることを確認した。
 なお、本事象による外部への放射性物質の影響はない。
 ※1復水貯蔵タンク: 発電所の運転に必要な水を貯蔵するタンク。この水は非常用炉心冷却系の水源としても使用する。
 ※2技術基準: 電気事業法に基づいた、電気工作物の設計製造の基準および維持運用されるべき水準を定めた基準。

2.調査結果
 主な調査結果は以下のとおり。
 ・ 復水貯蔵タンクを含む屋外の炭素鋼製機器の外表面については、社内規定により、通常、2定期検査に1回外観点検を実施し、その状況に応じて再塗装を行っている。当該箇所は保温材で覆われおり、定期の外観点検は実施されていたものの、保温材を取り外して点検、再塗装を行った記録はなく、点検要領書等にも保温材を取り外して点検するとの記載となっておらず、長期間点検、再塗装が行われていなかった。
平成16年10月に当該保温材が有する防水機能の劣化により当該箇所への雨水の浸入が確認されたため、当該箇所の手前に止水板を設置したが、その後も止水板部に溜まった雨水等の影響により、当該箇所は湿潤環境にあったと考えられる。

3.推定原因
 当該箇所は長期間点検・再塗装がなされず、経年的に塗装が劣化し、防錆性を失ったこと、また、保温材が有する防水機能の劣化及び止水板部に溜まった雨水等の影響により湿潤環境にあったことから、腐食が発生・進展したと推定した。


4.対策
 当該箇所については肉盛溶接により補修する。
 塗装により外面腐食防止を図っている容器については、外観点検すべき範囲について点検要領書に明記し、今後、外観点検を実施する。また、塗装に関する点検・補修基準を整備するとともに、保修教育項目に塗装・腐食に関する科目を新規に追加する。
 なお、今回の事象発生で確認された問題点は、保守管理全般に関わるものであり、その再発防止対策を他の保守管理活動にも展開し、改善を図ることとする。
INES評価結果 レベル 0−
伊方発電所
の対応状況

 伊方発電所の類似箇所においては、現在保温材周辺に腐食が無いこと、保温材内部からの錆の流出も確認されないことから、問題ないものと考えております。
 なお、念のため、至近の定検において当該部の保温材を取外し、点検を行うこととします。



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平成18年6月〜8月発生分 平成18年11月発生分

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