もも便りH 
おしりの悩み相談室 Vol.2

今回は痔出血や脱肛に関するQ&Aです。

Q1 痔出血があるときはどういう事に気をつければ良いでしょうか?
 痔に対する一般的な注意になりますが、特に出血が続いているときには
1. 便秘・下痢にならないようにする
2. 排便の時にいきまない
3. 酒、コショウ、からし等の刺激物を避ける
4. おしりや腰を冷やさない
5. お風呂にゆっくりつかっておしりを清潔にするとともに温めてうっ血を改善する
等に気をつけて下さい。なかなか出血が納まらないときには肛門科に行って診察を受けましょう。50歳を過ぎると大腸ポリープや大腸癌が増えてきますので、カメラで簡単に検査した方が良い場合もあります。
 内痔核の出血に対しては、軟膏や硬化療法が有効です。

Q2 痔がある時は温めても良いでしょうか?
 内痔核悪化の誘因はうっ血です。
 切れ痔悪化の誘因は循環不全です。これらに対しては肛門を温めて、循環をよくすることは大変効果があります。
 しかし、痔瘻や肛門周囲膿瘍は炎症を起こして膿を持った状態なので、温めると悪化することもあります。

Q3 脱肛になった時の処置の仕方を教えて下さい。
 まず、体位は仰向け、できれば腰の下に座布団などを引いて少し腰を高くする方が良いでしょう。ワセリンやゼリーをたっぷりと付け、リラックスしてゆっくりと少しずつ指の腹で押し込んでいきます。
 脱肛してしまうと全周に出ていることが多いですが、痔の本体(中心)は肛門の左横、右の前方と後方の3カ所にあることがほとんどです。そこを中心に1カ所ずつ納めていくのがコツです。ガーゼなどを使ってガーゼごと痔を納めてから注意してガーゼを引き抜く方法もあります。
 うまく納まったらおしりを温めてうっ血がとれるようにしましょう。お風呂にゆっくりつかって、2〜3日は決していきまずに排便しましょう。
 脱肛してから長時間が経過すると自分で納めるのは難しくなります。何度か試してみて納まらないようなら病院へ走りましょう。