肛門周囲膿瘍

 肛門周囲に膿みが貯まった状態です。肛門小窩という肛門内の小さいくぼみから細菌が進入し、感染を起こします。肛門小窩は誰にでも存在しますが、肛門周囲膿瘍は、下痢をしやすい男性に多いようです。肛門の痛みと発熱が主な症状で、痛みは排便に関係なくずっと痛みます。膿の貯まる場所や膿の量は様々ですが、適切に排膿しなければ治りません。高齢者や糖尿病患者など抵抗力の弱い方では敗血症に移行することもあり注意が必要です。

 肛門周囲膿瘍は膿がすべて出てしまった後(2週間〜1ヶ月後)、痔瘻へ発展するものが多いようです。すべての肛門周囲膿瘍が痔瘻になることはありませんが、肛門周囲膿瘍は痔瘻の初発症状であることが多いのです。

 1〜2歳未満のお子さん(ほとんど男児)にも肛門の左右側方に膿が貯まることがあります。これらは、膿を出すだけの簡単な処置で良く、ほとんどの例で2歳くらいまでに自然に治ります。



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