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「麻疹」の流行について

(H19.6.4)
ここのところ「麻疹」について質問を受けることがあります。麻疹については、予防接種が有効です。しかし、年月が経過するうちに身体の中に出来た抗体の力が弱まり、麻疹に罹ってしまうことがあるそうです。その場合、麻疹の典型的な経過をとらずに発症する場合(修飾麻疹)もあるため、子どもの頃に予防接種をしたから大丈夫だと思い込まずに、感染には注意しましょう。
ただ、感染を恐れるあまり、今すぐに予防接種を受けようと病院へ殺到した人が多くいたようで、予防接種のワクチンの製造が追いつかない状態だそうです。加えて、有効な免疫性を保持しているかどうかを検査する試薬も足りなくなったと聞きました。どちらも製造には数ヶ月かかるそうで、供給は夏過ぎくらいのようです。いたずらに怖がり騒ぎ立てるのではなく、感染しないように注意し、時機を見て改めて予防接種が必要かどうか、医療機関で検査するようにしましょう。
個人の思い込みで判断して、間違っているケースもありますので、どうしてもご心配の場合は、かかりつけ医または保健所にご相談になるといいでしょう。


高松市との合併を控えて

(H17.5.6)
来年1月10日に、国分寺町は高松市に吸収合併されることになりました。この合併問題に関心を持ち始めて2年、様々な場所で様々な意見を聞きました。このHPに決して賛成とはいえない意見を掲載した関係で、少なからずメールやお電話をいただいたこともあります。そこで感じたことは、文字ですべてを伝えることは本当に難しく、また、何に視点をおくかによって意見も様々に違ってくるということでした。
それらの感想はさておき、合併が本決まりになってからいくつかの問題が浮上してきました。前に記載した保育料は今後3年かけて高松市の水準に合わせていくそうです。3年経てば子どもは3歳加齢しますので、同じ基準の保育料の上昇を味わうことはないのですが、負担増の感覚は否めない感じです。これらの保育料の上昇により、園で決めている延長保育料や一時保育料の金額も変更せねばなりません。
関連する団体の取り扱いもどうやら先行きは暗いようです。国分寺町には全国組織の「地域活動クラブ(旧:母親クラブ)」の下部組織があります。が、高松市には存在しません。年間数万円ながら活動資金の補助があり、それを元に保護者が地域の安全や子育ての質を高める活動を行っていましたが、来年からはそういうわけにはいきません。また、交通安全に関する「こじかクラブ」という団体も同じです。「交通安全母の会」の下部組織で、就学前の子どもを対象にした交通安全に関する活動を行っていましたが、これも高松市には存在しないために、単独での活動はなくなる方向です。同じ交通安全と一口に言っても、自意識がきちんと出来上がった小学生と、自己の確立をむかえる時期の就学前とでは指導の方法も違います。団体がなくなっても、その意義だけは保育園独自で守り、活動を衰退させないようにしなければと思ってはいますが、なかなか難しくなりそうです。


国分寺町合併問題が保育園に与える影響

(H15.8.2)
全国の市町村においては、国が示す市町村合併に向けてさまざまな思惑が絡み合い、それぞれの判断に基づいて
合併の推進を図っています。香川県においては、まず旧大川郡西部地域でさぬき市が誕生し、続いて東部でも東香
川市が生まれました。
そのような中で、我が国分寺町の合併に関する動きはどうなっているのでしょうか?
この合併問題が国から提示されてから、あちらこちらでさまざまな話を耳にしました。
可能性の高いのは、高松市の広域行政とやらで、高松市を取り巻く各町を合併していく案です。高松市を中心にして
東部は三木町牟礼町等、南部は香川町香南町等、西部は国分寺町綾南町等を吸収合併した50万都市構想です。
次に、国分寺町、綾南町、綾上町の3町合併です。
最後に、地理的に言えば、坂出市との合併も考えられないわけではなかったようですが、これは論外だったようです。

正直なところ、国分寺町にとって合併のメリットはあるのでしょうか?
町内はのみならず、各地の行政に携わるさまざまな立場の方のご意見を聞くと、どの方も「県内において宇多津町と
国分寺町は合併によるメリットはない」と断言なさいます。確かな数字は覚えておりませんが、高松市を始めとする
多くの市町が税収の落ち込みから苦しい財政を強いられ、住民一人当たりの借金の額が相当額に上っているといい
ますが、その中にあって、国分寺町と宇多津町は厳しい財政とは言いつつも、他市町とは比べ物にならないようです。
本来であれば、合併は、デメリットこそあれメリットという意味合いでは首を傾げる状態だと思われます。現に、宇多津
町は、他市町との合併の意向はないようです。

国分寺町にとって頭の痛い問題は、昔から「水」でした。水がめを持たない国分寺町では、水の供給を他市町から
受けねばならず、町の開発においても水がネックとなっていました。しかし、香川用水の今後の計画では水の供給
量も倍増するように伺ってますし、貯水槽もかなりの規模のものを準備しつつあると聞きます。
こうなると、国分寺町にとって他市町に頼らねばならない事由は何もないことになります。

さて、住んでいる私たちにとっては、生活における住民サービスがどうなのかという点が重要になります。
固定資産税などの税率の問題もありますが、ここでは福祉における住民負担額を考えてみます。
私たちにとって大きな問題は、保育料の負担額です。
国分寺町は保育料の決定に際し、以前から綾歌郡内各町で保育料の水準をあわせてきました。現在は、保育料の
負担の最高額は、香川県内で一番低い状態を保っています。具体的に言うと0歳児の保育料が40000円未満です。
少なくとも、高松市を合併すれば、人口的にも対等合併にはなり得ませんから、吸収合併となり、すべての住民サー
ビスの水準は、高松市にあわせる事になります。それも、時限的措置を行うことなく、合併即対応ということになり、
になりますたとえば0歳児で今まで39500円の保育料だった家庭は一気に53000円になり、1万円以上
の負担増になります。


現在、国分寺町においては当たり前になっている住民サービスは、他市町においても当たり前と限らないのです。
家庭における第三子の2歳児までの保育料無料はどうなるのでしょうか?
乳幼児医療の無料化は、どうなるのでしょうか?
たかが保育園に関わる負担額を思っただけでも、結構な負担増を招く結果になります。

広い面積を持つ行政は、それなりにいいところもありますが、そこには必ず地域のバランスというものを重視されます。
たとえば、もっと利用しやすい入りやすい保育園を目指して定員増のための整備を行おうとしても、ある一部の地域で
待機児童が発生していれば、その地域を優先的に行うために調整されてしまい、即時対応がむずかしくなります。
図体の大きいものは、えてして動きが鈍くなるものです。

以上のようなことから、こと保育園や子育てという観点から言えば、高松市との合併にはデメリットが大きいとしか思え
ません。現在、綾南町、綾上町との3町合併の協議会が設置されることになったようです。それに対して、高松市との
合併を推進する団体もあると聞きます。何をもって合併なのか、目的はどこにあるのか、住民にとってのメリットは何
なのか、そのあたりをはっきりと知りたいと思いますし、これを目にされた貴方も、考えてみて下さるとありがたいです。