趣味のお話

       (アメリカ西海岸旅行記)

 今年の春,4月15日(日)から21日(土)の一週間,アメリカ西海岸の街
 ロサンゼルスとラスベガスへ遊びに行ってきました。

 悔いのない人生を送りたいとしきりに思う今日この頃,旅行も元気なうちに
 思い切って 行ってやろうとかなり前から計画をしていました。
 いざ開業すると自由な時間を取りにくいのは事実ですが,開業準備で
 忙しくしている,ある後輩の先生に無理に診療をお願いして,
 春先の外来が少し暇になった4月の中旬, 関西空港を後に一路アメリカ
 西海岸へ向けて飛び立ちました。

 最初はのんびり優雅な旅行をと想い描きましたが,実際は失敗続きでドキが
 ムネムネ,飛行機の座席は狭くて苦しく眠れない,おなかの調子は最悪で
 ,美味しい食事も食べられないというかなり悲惨な(?)ものでした。

 近くの旅行会社でJTBゆとりの旅「ロサンゼルスの休日7日間」を一人47万円
 で申し込む。
 かなり高額なツアーですが,ホテルのグレード,観光や移動の総てが専用の
 リムジン車, 食事は総てJTB厳選の一流レストラン,関空往復手荷物宅配
 サービスなどなどかなり贅沢な旅行のはずでした。



 4月15日(日) 17:30 関空発のJALでいざ出発
           14日(土)誕生の多くの新婚さん達と一緒になる
                          (アツイアツイ) 
 
 4月15日(日) 11:45 やっとロサンゼルス空港到着

 日付け変更線の為に同じ日が2日続いて変な感じがする
             (得したのかな?・・・)
 ロス到着後,飛行機を降りて入国審査へ向かう途中に,右のお尻のポケットに
 入れておいたはずの財布が無いことに気付いてびっくり仰天。
 直ちに引き返そうとするも屈強なガードマンがいて,なかなか飛行機の方へ
 行かせて もらえずイライラする。
 全員が飛行機から降りるのを待って,やっと機内へ入れてもらって座席まで
 行きました。
 その座席の上にある毛布をのけると大事な大事な財布がありホッと胸を
 なでおろしました。

 ロス到着後は白塗りのながーいリムジンのVIP席(足はゆったり伸ばせるが
 あまり快適でない)に乗ってお決まりの市内観光へいざ出発進行


     
   サンタモニカ海岸,買い物で有名なロデオドライブ,高層ビルの
   ダウンタウン,ハリウッドなどを見物

 4月16日(月)  午前中再び市内観光

 いろいろな楽しい話をガイド兼運転手のJTB職員に聴きながらまずは
 グリフィス天文台に到着
 リスがあちこちにいてびっくりしつつ,天文台からロス市街をゆっくりと
 見物(なかなかの景色でしたよ)しました。
 さらにサンタモニカの歩行者天国を散策したり,(本場の)ユニバーサル
 スタジオ周辺の散歩,リトル東京(鬼塚通り)など本当に盛りだくさんで
 お疲れさま・・・・でした。
 
 午後はホテルのプールサイドでのんびり読書などして過ごす。


 4月17日(火)  午前中ハリウッドロケ地巡りです。

   
   ここはロスに住んでいたある金持ちが自分の屋敷を市に寄付を
   したもので現在はよく映画の撮影に使われているそうです

 JTBの職員である健太郎君がハリウッド映画について詳しく説明を
 してくれながら
 チャイニーズ・シアター,ビバリーヒルズ,ハリウッド山,コリアタウン,
 チャイナタウンなどを訪れました。

 因みに彼が推奨するハリウッド映画は以下の通りでした。 
                          「プリテイ・ウーマン」
                          「レインマン」
                          「ラッシュアワー」
                          「トウルーライズ」
                          「インデイペンデンズデイ」
                          「永遠に美しく」
                          「天使にラブソングを」 
 
              ( 皆様ご覧になりました ? )

 4月18日(水)  11:20 アメリカ国内線でロスからラスベガスへ
                  (所用約1時間)

            14:00 ベネチアンホテル到着

 ラスベガス市内観光 フリーモントの天井
               ストラトスフィアタワー
               ミラージュホテル前の火山見物
               宝島ホテルの海賊船バトル
               ホテルサーカス・サーカスのサーカス(?)

   
         トレジャーアイランド(宝島)ホテルの象徴です



    さてさて、今回の旅行で私が感じた事ですが


 1、 アメリカのアサヒ・スーパードライはドライでない ( なんのこっちゃ? )

    日本でいつもの飲み慣れたビールですが,ラスベガスの とある
    レストランでビールを注文する際に「日本のビールもありますよ」との事
    でしたので,スーパードライを注文しました。
    ところが,飲んでみるといつものピリッとした苦みがなくてまたい感じの
    切れ味スッキリしない味でした。
    早速JTBの添乗員に尋ねたところ,アメリカ人向けに苦みを抑えたビール
    が売られていますとの事でなるほどなるほど。

 2、 アメリカの高速道路の通行料はフリー ( いいなー )
 
    フリーウエイはアメリカ映画に出てくる通りで片道7、8車線と広いので
    渋滞はなくて快適でした。

    アメリカの自動車産業が盛んになり始めた頃の事ですが,今まで鉄道の線路
    があった所を自動車会社が総て買い上げて,道路に作り変えてから車を
    売ったそうです。
    (その発想にはオドロキます)
    アメリカ全土に広がった高速道路(フリーウエイ)が総て無料だなんて,
    日本の高い通行料金の事を考えると本当に夢のようなお話です。
    また、昼間でもライトを点けて走っている車を再々見かけるので,早速添乗員
    に聴いたところ日本のオートバイと同じで安全の為に点けているそうです。
    
 3、 セキュリテイーの問題  ( 安全は自分で守るもの )
 
    たまたまロスアンゼルスで泊まったホテルが高級住宅街(パサデイナ)
    のど真ん中にあるザ・リッツカールトンホテルでしたので,夕方になると
    よく付近を散歩しました。
    殆どの邸宅には警備会社と契約している旨の看板があり,かなり
    厳重な警備が常日頃行われている様でした。

    また、一般の道路に駐車してある車のなかには,盗難防止の目的で
    しょうか,金属棒をハンドルに差し込んでロックされているのを目に
    しましたが,日本では決して見られないアメリカ流の治安には少し考
    えさせられました。

 4, 一流ホテルに歯磨き,ひげ剃り,及びスリッパがない ( ?? )

    日本では,ある程度のホテルには必ず備え付けられている品々ですが、
    アメリカでは客が持参するもの(スリッパは履かないもの)らしいです。
    部屋を探し回ったところ,歯ブラシはミニバーの上に有料で置かれ
    ていました。

 5、 ホテルのプールは温水です  ( オドロキ )

    日本では,4月の中頃に戸外のプールで泳いでいる姿を見ることはまず
    ありません。
    ところがこのザ・リッツカールトンホテルでは大勢のアメリカの人達が日がな
    一日プールサイドにいて,泳いだり,おしゃべりしたり、日光浴したり,
    食事をしたり,本を読んだりして過ごしていました。
    (余暇の過ごし方を考えさせられた)

    なんでもやりたがりの私は内心びくびくしながら持参していた水着で
    プールに入ったところ,なんと温水プールです。
    日本人の発想からいくと,室内温水プールや温泉プールは理解できますが,
    戸外の温水プールとはオドロキました。
        
 6、 トイレについて  (落ちついてでけへん)

    治安上の問題からか,大のトイレではドアの下3分の1程度が見え見えに
    なっていて少し落ち着きません。
    現地の添乗員の話では「トイレのドアーがないところもあって,案外
    こちらの人はおおらかにやってますよ」との事でした。

 7、 雨が降らない  (これ常識)

    アメリカ滞在中 ロサンゼルス,ラスベガスの上空は雲一つ無い青空で,
    空気は乾燥していてとても爽やかでした。
    (もともと砂漠のど真ん中なんだ)

    私の今までの常識では考えられませんが,まず雨が降りませんので
    傘の用意は必要なく,車もオープンカー(スポーツタイプ)をたくさん
    目にしました。
    今年は冬に少し雨が降っただけとの事で,植物には厳しい自然環境ですが,
    (但しスプリンクラーは完備している)
    人間様はフーバーダムのお陰で水になに不自由することなく快適に
    暮らしていました。

 8、 アメリカはカード社会  (身分証明書よりカードが大事)

    海外旅行中のカード犯罪がいろいろ報道されていましたので,日本
    からVISAカードを持って行きませんでした。
    ところが,ホテルのフロントの人が「日本へ電話をするのならカードを
    預かりたい」との話で困ってしまいました。
    幸い,JTBの添乗員が自分のカードを代わりに預けてくれましたので,
    なんとか電話も使える事態になりましたが,これもアメリカらしいカード
    が信用の基準になるのかと驚いた次第です。

 9、 信号機ではなくストップ標識  (合理的ですね)

    ロスの道路の所々では,全体が黄色の標識で内部に平手のマークがあり,
    なかにSTOPと表示されていました。
    ここで車は一旦停止しろという表示らしく,注意して見ていると車は必ず
    一時停止していました。
    日本ではやたらと道路に信号機ばかりつけるので,人や車が来なくても
    青になるまで発進できませんが,
    こんなストップ標識ですと,一時停止は必要ですが,臨機応変に動けます
    ので,信号機のような無駄な待機がなくていいのではと思いました。
    (夜に信号が点滅する交差点のような感じでしょうか)

 10、超大型レジャーランドのラスベガス  ( さすがにデッカイ )

    なんとラスベガスの空港に着いたとたん,到着ロビーにスロットマシーンが
    ずらりと並んでいる姿には驚きました。
    空港からすぐ近くにある(私の泊まった)ベネチアンホテルまでは車で
    約10分ほどでしたが,ホテルのフロントはチエックインを待つ人達で
    ごったがえしていました。
    それもそのはずで客室が3036室あります。
    (ラスベガスで一番大きなホテルMGMグランドは客室が5005室あり
    従業員数1万人,その他3000室クラスのホテルが20ケ所余りと・・・
    ・・・・・・・信じられないようなでっかいホテルばかりでした)

    高松に最近オープンした全日空ホテルクレメント高松の客室が300
    ですからその規模の大きさの桁違いが分かってもらえるでしょうか
    


  
       
   かくして私はロサンゼルスから一路日本への帰途につき
   ました。
   向かい風の為に13時間もの長いフライトで本当に疲れました。

       
   (今回の趣味のお話はアメリカ西海岸への旅行記でした)   

   趣味のお話 パート3をご覧になる方は  こちら   です。


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