だるま湯
(Darumayu)



 松山市の海の玄関口三津浜地区、ここから中国地方の主要都市とフェリーで結ばれている。
 この三津浜地区の中心地にあるのが「だるま湯」、宮前川海側、国道437号線からその看板が見える。

 そしてだるま湯の看板と一緒に燦然の輝いているが住所表記、ここは「神田町5」。
 そうなのだ銭湯を語れば必ず行き着く歌、愛好会幹部がFM番組で生演奏をした名曲、神田川と同じネームの地番なのだ。

 入り口は小さめ、女湯の暖簾が男湯、女湯の入り口間に掲げている。入浴前に軽いジャブを打たれた感じで暖簾をくぐると、左がわに番台、おばあちゃんが座っている。
 番台のまわりにはもちろん番台グッズ一式、そして新年なので、鏡餅が飾られている。

 そんなことでおばあちゃんはお客さんと新年の挨拶をずっとしているので、私が入った時にはこちらに振り向いてもらえなかった。

 しかたなく湯銭300円をおき、靴を脱いで脱衣場に上がり、脱衣場を見渡してみると、男湯と女湯の境壁の上には「達磨」の墨絵、ここの主人は習字が達者なのだろう。新年の挨拶や凧にも見事な文字が書かれている。

 お風呂はシンプルそのもの。最近混合栓のシャワーをつけたぐらいで、浴室真中に大きい湯船、奥隅にもうひとつ薬草湯があるくらいだ。
 湯は熱め、身体を浴槽に沈めてあたりを一回り見渡し、外にでると身体が真っ赤になっている。そういえば周りの人も長湯をする人は少ない。

 ここの銭湯は昭和32年10月に愛媛県、当時の久松知事から営業の許可をもらっている。ということは営業から45年ほどとなるが、そんなことはない。公衆浴場法が施行されたので、法に基づき申請し許可されたのだ。もっと前から営業している。外にある煙突をみればすぐわかる。

 市内善宗寺のすぐ横、黄色い看板 だるま湯〜♪


住所 入浴料 サウナ TV 営業時間 定休日
神田町5−10 300円 × × 13:00〜22:00 3,13,23日

取材:銭湯愛好会



 
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