２００３年プロ野球ペナントレースは、阪神タイガースの１８年振りの優勝で沸きに沸いた。 　国分寺町にある「かざし温泉」はラドンの沸く温泉として、ばかりではなく、実はタイガースファンの集うお風呂としても有名である。 　高松から琴平に向かう国道３２号線を走り、国分寺町役場に向かう高架の交差点を過ぎると、左手に３階建てのモダンなピンク色の建物が見えてくる。１階がフロント、２階が男湯、３階が女湯という造りになっている。 　さっそく、フロントの券売機で入浴券を買うと、ん・・、その横のフロントデスクには、「かざし温泉猛虎会」のプレート！。ここは、阪神ファンの御用達銭湯なのだろうか？ 　２階にあがると、脱衣所の壁にはタイガースの球団旗が・・、阪神選手のポスターが・・、星野監督の背番号７７が入ったウチワが・・、ある。 　まちがいなくここはトラの集まる銭湯みたいである。 　でも、トラはひとまず置いといて、お風呂の紹介に。 　ここかざし温泉は、すごい量の天然ラドンが含まれているらしく、説明書きによれば、地下３００メートルから涌き出るラドンの量が国内でもトップクラスということらしい。 　浴室内には、大浴場、泡風呂、ジェット、サウナ、水、露天が備わっている。カランはサーモタイプのシャワー付で、ボディーシャンプーとリンスインシャンプーがカラン毎に備えつけられているのは嬉しい。 　サウナは男湯がノーマルサウナで女湯が塩サウナとなっている。サウナは広く、２０人くらいは入れそう。 　露天風呂は、垣根の高さのため、外の景色が見えないのが少し残念。 　かざし温泉にはお得な５枚綴り２０００円の回数券もあるが、ある常連筋の話によると、お正月とかゴールデンウイークとかクリスマスとかには、もっとお得な値段で回数券が販売されるらしい。 　１階にはお食事コーナーとカラオケルームもある。入浴後に、食事やカラオケを利用して、もう一度入浴の場合は、フロントで再入浴券がもらえる。 　で、カラオケであるが、ここにもトラが・・・ 　「歌って応援しよう　阪神タイガースを！!」

取材：銭湯愛好会

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