金 時 湯
(Kintoki yu)



 中村市内から西に向かうと必ず四万十川にぶつかる。この四万十川を横断するのに、中村市内には数本の橋がある。 その中でも有名な赤橋の近くに、今回取材した「金時湯」がある。

 ここは昭和初期を感じさせる。入り口上には巨大な魚の魚拓が張られてある。入浴料金300円、高知県の条例がしっかり張られてある。
 番台のおばあちゃんは先代から数えて三代目か四代目といっていた。この曖昧さがとてもうれしい。 番台に座るのにはあまり細かいことは必要ないみたいだ。
 そのためか時間がゆっくり流れる。ペンキがはげそうな天井から滴る水滴を数えたくなる気持ちになる。

 湯は熱め、浴槽内の設備もいたってシンプル、不要なものはない。

 中村市には我々の取材では2軒の銭湯がある。 中村温泉とこの金時湯。
 タイムスリップして昭和初期に訪れるなら、やはり銭湯しかない。


住所 入浴料 サウナ TV 営業時間 定休日
. 300円 × × .

取材:銭湯愛好会



 
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