キスケのゆ
(Kisuke no yu)



 JR松山駅前。
 県都松山のアミューズメント発信地として常にリードしてきたキスケが遂に温泉を掘った。深さ 1,150m、源泉名 松山温泉、源泉地 松山市宮田町4。所在地はキスケボックスの1階である。

 入口は裏側からとなる。ちょうど、キスケの立駐に車を留めて歩くと、のれんをくぐる「キスケのゆ」正面玄関に出る。(駐車料金はキスケのゆ利用者は2時間まで無料。フロントでカードにスタンプを押してもらおう。3時間のバスクルーズを楽しみたい方は、お風呂の前にゲーセンでスタンプを押すといい。こちらはセルフで押せるようになっていて、プラス1時間駐車料金は無料になる。)

 さて、のれんをくぐると21世紀型銭湯の創りを味わうことができる。
 券売機で入浴券を買って、フロントを過ぎると右がリフレッシュスペース、左が軽食コーナーとなっている。
 浴室は、広い。見渡すと大きな壁には壮大に富士山が描かれている。主浴槽に浸かり富士山を眺めていると、今ここに居るのが四国松山、JR駅前ということを忘れてしまう。

 サウナは圧巻である。
 2重扉のサウナ室の扉を開けると、そこはまるでムービーシアターのようである。このサウナは50名は収容可能であろう。広い。広いはずだ、後でリーフレットを見てみると四国最大のサウナ室42平方メートルと書いてあった。
 水風呂はサウナの前に2つある。1つは、冷水風呂で夏でも冷たい水風呂。もう一つは水道水の水風呂。その日の体調によって2種類の水風呂が選べる心配りの水風呂である。ちなみに、この日の水温は、冷水の方が15.6℃、水道水の方が26.3℃を指していた。(キスケのゆには、全ての浴槽にデジタルの温度計がついている。)

 もうひとつのキスケのポイントは、ジェット風呂である。凄い水圧で飛ばされそうなくらい。確かに脱衣所の体重計の近くには、「体の調子の悪い方はジェット風呂を使用しないでください。」という張り紙がしていた。
 足の裏をジェットでマッサージすると、効く効く。翌日までジェットの感覚が残っている。
 キスケには露天風呂もある。ただ、残念なのは壁に囲まれて空が見えないこと。飾り物の豹もそう言ってるような気がした。露天風呂の横にはデッキチェア―が3脚ある。火照った体で寝転ぶと気持ちいい。

 風呂上り、空いてたら無料のマッサージ機を使おう。気持ちよくて寝てる人もいた。(次の人が待ってるよ。)
 軽食コーナーではスーパードライ生中が300円で飲める。ビヤガーデンにあるような、セルフ式の機械で、300円を入れると、自動サーバーが注いでくれる。

 ボディーシャンプー、シャンプーつきで550円。フロントから出ない限り再入浴もOKなのが嬉しい。
 21世紀の銭湯レジャーの新スタイルをキスケは築いてくれるだろう。


住所 入浴料 サウナ TV 営業時間 定休日
宮田町4 550円 10:00〜26:00 年中無休

取材:銭湯愛好会



 
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