みどり湯
(Midoriyu)



 西東京市は2001年1月に田無市と保谷市が合併してできた新しい市である。旧・田無市側にある西武池袋線・ひばりヶ丘駅の近くに、このみどり湯はある。
 自宅のある西東京市・東町から自転車で約20分。この暑い時期はかなりつらいアルバイトである。しかも、地名が「ひばりヶ丘」だけあって、なんとなく道が上り坂に感じる。一汗かいて、いい風呂が入れると気合を入れる。

 入口は少し狭い路地になっており、少々わかりづらいが、きちんと案内看板があったので無事にたどり着く。
 ここは、週ごとに男湯と女湯を入れ替えているようである。それぞれの浴室は全く異なる造りをしており、客を飽きさせないようになっている。
 玄関の上がり框の部分はスロープになっており、お年寄りに対する気遣いが感じられる。玄関で靴を下駄箱に入れると、左がロビー。ロビーに入って右側中央に番台がある。番台両側が浴室の入口であり、今週は右側が男湯になっている。ロビーはあまりくつろげるようなスペースにはなっていないが、とても明るく清潔感がある。石鹸、タオルの類はここで購入できる。

 脱衣室に入る。はっと目を引くのは、ドライヤー付の椅子。20円を投入すれば立派に動くらしい。うーむ使うのが恥ずかしい、、、。ロッカーはコイン不要で鍵がかかる。その他、ジュース類の自販機も脱衣室にある。天井は東京の銭湯ではよく見るタイプ。この天井の仕上げといい、破風といい、東京の銭湯建築には歴史が感じられる。この点については詳しく調べ、徐々にレポートしていきたい。

 浴室に入る。洗面器は黄色のケロリン。洗い場は18箇所。これとは別に、シャワーブースがある。
 浴槽は少し狭いが、いろんなタイプの浴槽があり、順番に試していく。まずは電気風呂。ゲゲ!ビリビリ!実は生まれて初めて電気風呂を体験した。そもそも電気風呂って、電気ヒーターで湯を沸かして、遠赤外線でも出ているのかと思っていたら、これだ。ビリビリ!右腕がつりそうになった。今度は背中から慎重に近づく。うーむ、腰痛か、肩こりだったら効くな。幸か不幸か今日は健全体である。
 次は気泡風呂。下から細かい泡が出ており、心地良い。次はフットエステ。何やらスイッチがあるので押すと、足元から恐ろしい勢いで水流が出てくる。足がくすぐったいったらありゃしない。これは勘弁。
 次はピックアップエステ。これもスイッチを入れると浴槽中部から斜め上方へ勢いよく水流が出てきて、体が持ち上がる、はずなのだが、私の体重が重いからか、そうでもない。でもこれなら気持ちが良い。
 次はボディーマッサージ。筒状の浴槽に入り、スイッチを入れると、周囲から容赦なく水流が、、、。これも気持ち良い。
 以上の浴槽の湯温は40℃。ちょうど良い温度だ。
 次は薬湯。本日の薬湯は「ラベンダー&カモミール」。湯温は39℃。これなら長湯できる。いいにおい〜。
 次は水風呂。無念。今日も水風呂には入れなかった。心臓が弱いのだろうか。
 最後は露天風呂。あまり開放的ではないが、銭湯に露天風呂があるのは珍しい。特に、今日女湯であった方の露天風呂はかなり充実しているようだ(脱衣室に掲示してある平面配置図で確認)。
 サウナは別料金で入ることができる。室内温度は90℃。乾式である。

 みどり湯を出て、また20分間自転車に乗って汗をかく。今日はもう1回、自宅で風呂に入ることになりそうだ。

(番台様、写真撮影きまってます。ありがとうございました。)

    入浴料:大人400円、中人180円、小人80円、サウナ200円


住所 入浴料 サウナ TV 営業時間 定休日
西東京市ひばりヶ丘1-14-2 600円 × 平 日 15:00〜23:30
日祝日 14:00〜23:00
金曜日

取材:銭湯愛好会東京支部
取材日:2004年7月10日(土)



 
 戻る