大 多 福  温 泉
(Otafuku onsen)



 ここ大多福温泉の開店時間帯も忙しいらしい。
 お風呂の温度を調整するのに時間がかかるそうだ。

 開店と同時にのれんをくぐり、番台のおばちゃんが居なかったので番台に”湯賃”300円をおいて、入浴していると、湯船の奥ににある小さなドアーがあいて、「ちょっと熱いけどごめんね、水を入れてね」と声をかけてくれた。
 そういえばとにかく熱い、湯船に入れなかった。体が冷えているからかなと思っていたら、違っていた。

 ここは今年の秋で開店から44年目を迎えるらしい。

 脱衣場にはその頃のグッズが並んでいる。
 昔、村役場の住民課の前に並べてあったようなベンチ、天井つるしの扇風機、直立の体重計、極めつけは神棚だ。
 銭湯が開店するとサカキを飾り、明かりをつける。おそらく「火の神様」を鎮守させるためだろう。

 浴槽の配置はいたってシンプル。イベント湯がある。

 のれんをくぐれば44年前から同じ顔のお多福の面が笑顔で迎えてくれる。場所は木太町、旧11号線詰田川の西、約200m北側にある。


住所 入浴料 サウナ TV 営業時間 定休日
木太町6区2797 300円 × × 16:00〜23:00

取材:銭湯愛好会



 
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