徳島市から西へ、ＪＲ板野駅のもう少し西に進むと、県道西条北島線の北側に吉野川温泉がある。道沿いに大きな看板があり、ゆの文字が光っている。 　もちろん県道の南には吉野川が平行して流れていて、吉野川温泉とはそこから命名したのだろう。 　看板がなければ、建物は一見葬祭城のように見えるが、中に入ればビックリ四国初登場のメニューもある。 　料金は大人300円、塩サウナ、高湿サウナ、露天薬風呂へは350円のロイヤル料金が必要だ。 　浴槽の中はタイルがバランスよく貼り詰められていて、露天風呂はバルセロナのタイル張りの家を思い出す。 　また温泉施設で四国初登場のメニューは太陽の砂風呂である。火の国九州では、別府の湯に並び指宿の砂風呂が有名だが、徳島でも砂風呂を体験することができる。料金は入浴料金共に1500円。九州までの旅費を考えれば安い。 　サウナ以上の効用があると入り口の案内にはかかれてあった。 　所かわればお風呂メニューも呼び名も変わるもので、よこたえ湯、すわり風呂、ヘルツバス（低周波電気風呂）、蛸つぼ風呂（バブハンドル）、エステバス、肩たたきのお風呂メニューがある。 　お風呂上りには、軽食・喫茶の柿の里があり、飲み物、軽食がすぐ食べられる。 　四国発メニューの太陽の砂風呂、ぜひ一度体験してみたいと思った。 （おわび：吉野川温泉の野の漢字は簡略して使用させていただいています。）

取材：銭湯愛好会

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