○道路、入り口付近
・駐車場はみあたらない。しかし通行量の少ない東に面した道路に皆駐車して入浴し
ている。夜には大型トラックも駐車していた。
・花王石鹸から贈呈されたと思われるピンク色を基調とした入り口ののれんが、新旧
のアンバランスを醸し出している。
・入り口壁には、各競艇、競輪の新聞が無造作に差し込まれている。ここで最新の情
報を入手することができる。
・縁台が入り口前に置かれてあり、長湯の女性を待つ男性の姿と将棋等に興じる男性
の姿が見えるような気がした。
○のれんをくぐってから番台まで
・右側が男湯、左側が女湯、洗濯機、乾燥機が設置されている。靴入れが少ない感じ
がする。
・靴を脱いで番台に入る一段の階段幅が狭い。
・当日は様子が分からなかったので、女湯側に靴を脱いで最初女湯の引き戸を開こう
とした。 ガラスに書かれた男、女の文字が見にくい。
○番台と脱衣所
・昔ながらの番台があり、番台の横に小型の石鹸、ひげ剃りがガラスの容器に入れら
れている。そのガラスに炭素化し茶色となった紙に最新の料金が見にくい文字で書
かれている。
・料金は脱衣所からしか見ることができす、「サウナ70円」と浴槽に向かって貼ら
れた紙がお金を払わずサウナに入る人間をにらみつけている感じがする。
・無愛想な番台の女将にサウナ70円、貸しタオル20円を含む390円を支払い、
お釣り110円を無造作に女湯の客と話続けている女将からもらって視線を浴室に
向けた。
・脱衣所内は右側に脱衣ボックス、左に鏡が置かれている。なぜか女湯と男湯を分ける
壁の上にトロフィーが2つ置かれている。
もちろんすす茶けた笑っているエビス様が入浴者を見守っている。
・入り口右にあるトイレの上には、茶色くすすけた大正時代を思わせる扇風機が置か
れいる。
・男湯と女湯を分ける壁の大型の鏡の前には、入浴者のためにうちわが数多くあり、
紙が風化してしまった赤茶色のうちわが時の流れを感じさせる。
また、直角イスのマッサージ機が3台?おかれてあり、使った様子は見あたらない。
・脱衣所の中央にはイスとテーブルがあり、テーブルの下には週間誌が置かれている。
○浴室
・浴室にはコンクリートで補修したタイル張りの2つの浴槽と入浴剤を入れた浴槽、
マンションで設置する浴槽が水風呂用として床の上に置かれている。
シャワー付洗い場が9つシャワーなしが2カ所ある。
・シャワーは鏡の上に固定されており、温度調整はできない。右から左にレバーを
動かすことにより湯量だけを調整する。
・浴槽の中には後で取っつけた肩等を指圧するために水と気泡を吹き出す施設が取
りつけられており、それが異常に出っ張っているため浴槽が狭く感じる。
・銅製のメインの浴槽に湯を入れる時代を感じるノブがある、普段は湯を入れてい
ない。
湯を出して見たがノブが甘くなっており、湯を止める位置に調整するのが難しい。
・浴槽の中の壁には気泡が割れる際にでる超音波が健康によいと説明した説明書が
ある。
(このシステムは20年程前の実用新案であるらしい)
・床は3つの集水口がありるため床はかなり湾曲している。はじめてイスにすわっ
た時、後ろにたおれそうな気がするほどであった。
・照明はスタンダードな蛍光灯、洗濯機が始動するたびに蛍光灯がフリッカする。
・水風呂の近くには座るべきではない。水風呂は常時満水となっているが、浴槽に
はいると水がオーバーフローする。この水が近くの洗い場に流れる。
・水風呂は容積が一般家庭用小型版であるから、大人が入ると約半分の水が出てし
まう。サウナから出た人は水が少ないので戸惑ってしまう。
・入浴剤入り浴槽にはバブが使われている。帰りに気がついたが、「本日の湯」
という看板が掛かっており、バブの種類を書き込むようになっている。
看板の下には効用が書かれているが、何のバブを入れても効用は同じと言うこと
になり、なにか矛盾を感じた。
○サウナ
・温度は100度で調整されている。
・入り口が大変せまく足を組むと奥には入れない。3回5分ずつ入ったが昼寝をし
ている人がいた。
○のれんをくぐり出て
・さわやかな風を頬に感じた。異常に大型のトラックが止まっている。