| ビッグゲレンデがひしめく白馬エリア。今回は栂池高原のゲレンデベースにある温泉を訪れた。ゴンドラ乗り場に一番近い駐車場に車を停めると、目の前が栂の湯である。 ところで、この駐車場、駐車料金が高く、24時間オープンでもない。朝6：00頃までスキーヤーをシャットアウトしていることで非常に酷評なのだ。 詳しく説明すると、朝からスキーをするためにはるばる徹夜で運転してやってきたスキーヤーは駐車場がオープンするまで道路上で待たされ、そこで仮眠を取ることになる。朝6：00頃に駐車場の誘導員にたたき起こされたかと思うと、皆が我先にと駐車場の狭い入口めがけて殺到するという具合になり、いつも非常に険悪な雰囲気になる。しかも、夜間スキーヤーをシャットアウトしている割には、除雪などの整備は今ひとつで、訪れた日も10cmは新雪が積もっていた。ゲレンデの駐車場としては最悪の運営方法なのである。 さて、この駐車場、料金は1回1,000円なのだが、今シーズンは、リフト券500円引き券1枚と、温泉割引券がついている。ちょっとは反省して、サービス精神を発揮してくれているようだ。温泉の割引券を利用すると、大人700円が600円に、小人500円が400円になる。これを利用しない手はない。 |
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| 温泉は打ちはなしのコンクリートの建物の2階にある。1階はレンタルなどのショップになっている。2階に上がると無料の貴重品ロッカーと靴箱があり、右側が受付だ。受付には昔懐かしいラムネや、信州りんごの天然水、そば茶などが販売されている。風呂あがりに飲みたくなる逸品だ。 脱衣室は40人分くらいの収納があるが、広さから行ってせいぜい20人分くらいのキャパシティーだろう。洗面器が5個あり、ドライヤーもある。浴室に入る。内湯は浴槽が20人分くらいの広さで、洗い場は22箇所もある。さすがはゲレンデの温泉だ。ピーク時の対応を良く考えている。もちろん洗い場にはシャンプー、ボディーシャンプーも完備されている。シャワーブースも別途2ヶ所あり、サウナ、水風呂もある。サウナ内温度は94℃。定員は8人だが、3人くらいが快適なところだろう。 問題は露天風呂である。この露天風呂、打ちはなしのコンクリートの壁で囲われており、全然開放感がない。露天風呂に必要なのは第一に開放感だと思う。そして次に風景である。設計した人はおしゃれな施設を作ったつもりだろうが、全然温泉のことをわかっていない。まさに愚の骨頂である。広さは10人分程度である。 ちなみに、この温泉は、単純温泉・弱アルカリ性低張高温泉で、神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、うちみ、くじき、関節のこわばり、冷え症、慢性消化器病、痔症、病後回復期、疲労回復、健康増進などに効くという。
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