(綾歌郡綾上町)
讃岐の銘酒「綾菊」の造り酒屋は、ここ綾歌にある。当然のことながらいい水のある地には銘酒も生まれる。 これは、うどんにも共通して言えることである。 小麦粉をこねる水、茹で上がった麺を締める水。うどんと水は切っても切れない関係にある。 綾歌にさぬきうどんの名店が集中しているのは、綾歌の水に起因している。 池内は、もともと製麺所として営業を始めた店なので、道路側の正面玄関から入っても製麺の機械とかがあるだけである。 うどんを食べるには、家に立て掛けてある「うどん」の看板左側の小さな路地を通って裏に回らなくてはいけない。 メニューは生しょうゆのみ。玉数とあったかいのか冷たいのかを告げよう。うどん鉢じゃなくてラーメンの鉢にうどんを入れてくれる。 席数は狭いスペースにテーブルがあって昔の食堂にあったような緑の椅子が4つあるのとベンチがあるのみ。でも、右の写真のように椅子に座って食べてる人は少ない。 ちょうど、下に川が流れていて、そこに泳ぐ錦鯉を見ながらうどんをすするのが池内では一般的になっている。 澄みきった清流を見れば、池内のうどんがうまいのは納得できる。 うどんは一玉100円、綾歌の水を間近に見ながらホッと一息できる池内うどんである。 |
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住所 | 営業時間 | 定休日 |
綾上町牛川470 | 7:00〜13:00 | 第1、3月曜日 |
取材: 銭湯愛好会