「空港までまーちゃんを見送りに行った時、私は、初めてまーちゃんがパジャマ以外のものを着てるのを見た。茶色のコートを羽織ってるまーちゃんに、カッコいいねと言うと、当たり前のような顔で、ぶっきらぼうに当たり前だと言われた。その、あんまりにもいつもと変わらないまーちゃんに、ガマンしなきゃと思っていた私は、ボロボロ泣いて、絶対帰って来てね、と何度も何度も言った。
本当はもう会えないって知ってた。まーちゃんは、いつ容体が変わるか解らない程悪くなってて、アメリカの病院から、担当の先生が迎えに来てる程だったから。
ずっと大事にしてた、まーちゃんに逢うまでは、たった一人の友達だったうさぎのぬいぐるみをまーちゃんに渡すと。
まーちゃんは、とても綺麗に笑ってくれた。
その時だけは、涙が止まった。
それまで、まーちゃんは、一度だって私に笑ってなんかくれなかった。私にだけじゃなく、誰にだって、きっと自分にだって、笑いかけたりはしなかった。
天使が笑ったら、きっと、こんな笑顔なんだろうと私は思った。
『お前が18になったとき、すっげー美人になってたら結婚してやるよ』と、まーちゃんは優しい、綺麗な、笑顔のまんまでそう言ってくれた。18になるまで。私は、何があっても生きていようと思った。18になって、『すっげー美人』は無理でも、せめてまーちゃんに相応しい女の人になって、それで絶対。
まーちゃんのお嫁さんにしてもらおう。
まーちゃんの背中を見送って、9歳の私は泣きながら、そう誓った」
おいおいーっ!何が起こってんねーん!と思ったあなた、すんません。
SMAPコーナーにちょくちょく顔を出す、私の友人赤い怪獣。彼女は、今まで数々の素敵な夢を見ておりますが、これはその中でも最高峰と言える夢でございます。彼女は、夢の中で1クール分のドラマ(特に最終回)をばっちり見て、しかも、ばっちり覚えていられるのです!今回のこのドラマ、ぜひとも、本当に中居正広にやってもらいたいすんばらしいドラマ!!
さ!テレビ関係者の方!さっそく企画をたてよう!
(…ってのを7000人記念用に準備しておりましたが、今回、7000人を突破したのは、平成9年2月12日23:24。GETしたのは、本当に、本当に、驚くべき事ですが…!赤い怪獣本人でございます!自分で原稿を書き、自分で7000人をげっちゅーするとは!赤い怪獣恐るべし!)
(以下、赤い怪獣にバトンターッチ!)
*放送時間
金曜夜十時枠(未成年とかやってたイタイ枠ですわ)。10月からの時期で、 ドラマの中でも、季節は秋から冬でした。
*登場人物
*あらすじ
中居ちゃんは自分が死ぬばかりだと知っているので、子供の頃から夢も希望も何もなく、だからと言って自殺するのも癪なので、とりあえず生きれるとこまでは、ってかんじで、すっごく気怠く生きています。もちろん直る気もなく。そこへ、同じ病気のこなちゃんが入院して来ます。中居ちゃんのお気に入りの場所の病院の裏庭に、こなちゃんがしょっちゅう来て、中居ちゃんに話しかけたり、色々なものを見せたり、とにかく中居ちゃんに元気をだしてもらいたくて、笑って欲しくて、子供の考えられる範囲で一生懸命がんば ります。が、中居ちゃんは、冷たーい顔で、まるっきり無視。笑うとしても、バカにした感じの冷たい笑い方だけ。こなちゃんに向かって、「俺はもうすぐ死ぬけど、お前だってどうせ死ぬんだぜ?」なんて事を平気で言ったりします。
そんな中居ちゃんですが、密かに看護婦さんの事が好きだったりします。看護婦さんも、中居ちゃんを好きで相思相愛。残り少ない人生を幸せに生きればいーじゃん!との視聴者の願いもむなしく、中居ちゃんは看護婦さんにも冷たい態度ばかりとって、ついに看護婦さんは地元で見合いをする、と退職してしまいます。彼女を見送りもせず中庭でタバコを吸ってる中居ちゃんに、こなちゃんがどうして一緒にいたいって言わないの?と聞きます。中居ちゃんは「言ってどうすんだよ」と、そっけなく答えますが、ぽろんと涙が。
こなちゃんは、ベンチに座っている中居ちゃんの背中に、おんぶされるみたいにしがみついて泣きます。この時から、こなちゃんはまーちゃんを大好きになったんですね。・・・それは美しいシーンでした。こなちゃんって子は、すごく可愛くて健気でいい子で、自分の病気のせいで両親がケンカばっかりして険悪になったりしてるのも気付いてたり、でも、気付かない振りをしてたほうがいいんだろうなって考えたりして、裏庭でこっそりベソかいてたりするような子なんです。自分も死んじゃう病気だってことも知っていて、それでも前向きに強く生きようとするこなちゃんに、中居ちゃんの心もちょっとずつ動かされて、ついに、アメリカで手術を受ける決心をします。非常に難しい手術で、助かる見込みはほとんどない、と言うか、中居ちゃんの状態で手術したところでどうしようもないって状況なんですが、それでも手術を受けると言う中居ちゃん。理由は、自分がこの手術を受けて、その後の経過なんかを見ることで、まだ子供のこなちゃんを助ける手だてが見つかるのではないかと思ったから。・・・泣かせるぜ。
そして、アメリカへと旅立つ日、こなちゃんも空港までお見送りに行きます。もう二度と会えないのをこなちゃんもわかっていて、哀しくて、哀しくて、ボロボロ泣きながら「ぜったいに帰ってきてね」と言うこなちゃん。自分のかわりに、ずーっと大切にしてたうさちゃん(だと思うんです。白いの)のぬいぐるみを渡します。中居ちゃんは、ぬいぐるみを受け取って、そして、初めてこなちゃんに本当の笑顔を見せます。この笑顔がもう、たまらんのですわ!テレビの前で1億4千万人がダーッと涙を流した瞬間ですね。
その優しい笑顔で、「お前が18になったとき、すっげー美人になってたら結婚してやるよ」と言い残し、くるっと背中を向けて、中居ちゃんは行ってしまいました。また、その後空港に残されたこなちゃんが、うずくまって泣いてるシーンがよかったんです!引きの映像で、泣けた泣けた!
そして、大きくなったこなちゃんの語りで、中居ちゃんがアメリカへ行って2ヶ月後に病院の人から手紙の内容が淡々と説明されます。彼はアメリカの病院では、いつも笑顔を絶やさない、明るい優しい患者で、医者の方が切なくなるほどに前向きだったこと。それ彼のベッドの隣には、うさぎのぬいぐるみがいつもあって、それを大切にしていたこと。手紙を書いたのは彼の担当医で、写真が趣味なので彼の写真も何枚か撮ったが、その写真は自分が今まで撮ったどの写真よりも素晴らしいものだと思う、と言うようなことが語られた後、こなちゃんのベッドサイドの写真たてがアップで写ります。そこには、ベッドに上半身をおこして、傍らのぬいぐるみを、すごく愛おしそうに眺めている、笑顔の中居ちゃんが写っていました。なぜか、白黒です。
で、その写真からカメラがすーっとベッドの方に移って、大きくなったこなちゃんがベッドに寝ている姿(顔は写ってなくて頭だけ)が写ります。まわりに医者とか家族とかがいて、臨終の瞬間でした。
この間、音はこなちゃんの語りだけで、彼に会えたから幸せに生きていられた、とか何とか言うような、泣かせる言葉が流れるんですね。
で、タイトルロールと言うんですか?キャストとかスタッフとかが流れて、もー、泣いて泣いて苦しいぐらいになりながら、でも、よかったなぁ中居ちゃんもこなちゃんも幸せやったんやろぉ?とか思っていると、タイトルロールの後に、画面が真っ白になって、ウェディングドレスを着た女の人が真っ白なふわふわしたとこに一人で座っている映像が。これは大きくなったこなちゃん!と画面にしがみつくと、中居ちゃんの声で「約束したからなぁ」。こなちゃんが振り返って、顔が見えるギリギリのところで、中居ちゃんに切り替わります。それは綺麗な笑顔で「ま、ちょっと不満もあるけど、仕方ねぇから結婚してやっか」。で、こなちゃんが中居ちゃんにたーっと駆け寄って、中居ちゃんがこなちゃんを抱き上げたときには、こなちゃんは子供になってるんです。小さなこなちゃんを腕に抱え上げて、二人ともすっごく楽しそうな嬉しそうな笑顔で、ニコーッと笑ったところで、ENDマークでした。
*感想
とにかく泣いた泣いた。頭が痛くなるほど泣きました。毎回、大人になったこなちゃんの回想って感じで語りが入るんですが(高校教師みたいな)それもツボを押さえてて、毎回必ず泣けるドラマって感じでしたね。
世間ではおそろしいほど話題のドラマでした。ロンバケどころの騒ぎやないってくらいに。
そして、こなちゃんの演技が上手い!(ほら、夢ですから)中居ちゃんは儚げで綺麗!二人とも絶賛されましたねー。ほんとにやってくんないかなぁ、と心から願う次第でございます。
(以上、赤い怪獣でした!)
どーです!?1クール、一度しか笑わない中居正広!彼女の夢見た時は、いいともが鶴瓶とかと一緒の頃で、彼はいいともとかでも「こんなとこで笑とらんと、あの子に笑おてやりぃやぁ!」と言われてたとか。見たい!見たいぞ!冷たい、綺麗な中居正広!そんでまぁ、彼女の夢には直接出てないんですが、私は何せ木村ファンですので、アメリカの担当医を友情出演で木村拓哉にお願いしとうございます。
テレビ関係者の方、脚本家の方、必ず、必ず!中居正広主演で、そして木村拓哉友情出演で!企画進行お願いいたします。