劇場版
97・2・22(土)お昼の部
10時半に原宿でCHIKA様と出会い、ジャニーズショップに1時間以上閉じ込められ、ガラス1枚隔てただけの店の外と中では、一体どのようなオーラが発せられているのか、携帯電話が繋がらず、よれよれになりながら恵比寿の事務所に向かい、青山で食事をした。
まるで東京の人のようだ…。青山は素敵な場所だった。
今回、CHIKA様のご厚意で、お母様、妹さん、妹さんのお友達と一緒に見に行くはずだったところ、お友達のご都合が悪くなったため、奇跡的にチケットを入手する事ができました。ありがとうございます。当日はお母様のご都合も悪くなってしまい、CHIKA様が以前にナンパされた(嘘です)女子高生の可愛い子ちゃん(ナッくん語)もご一緒でした。
青山劇場の柱には巨大なにせ皿のポスターが貼ってあり、いやがおうにも気持ちを盛り上げる。以前にテレビ版を見ており、話はしっているものの、やはりドラマと舞台は違う。ドキドキするのぉ、と台本に目を落とした。以前、夜曲の時にも台本は買ったけれど、少しせつない気持ちになるのは、ギャグが入ってない事っすね。あぁ、あ〜のギャグ、このギャぁ〜グ、そぞろ歩く夜のギャグ。いくらなんでも1度見ただけで覚えろっちゅーんかい!覚えろや!覚えられるやろ印象深ければ!そこまでギャグにこだわってどないすんねん!
でも、せつないのである。そうでないと、とても、淡々とした台本に見えるのである。
その日、ロイヤルボックス(?というのか、エライ人の席。ほら、あの、上の方にあって、仕切られてる席)には、特別有名人の姿はなかった。理由は解っている。私がいるからである。自信がある。私は、一生、決してSMAPのメンバーには会えまい。こんな怪しいオーラを出していては、ちょっと勘のいい人間なら避けて通るはずだ(自虐的)(だって、吾郎ちゃんの夜曲千秋楽に行ったのに、誰もいなかったもん。…いなかったと思うもん)
そうこうしているうちに、舞台は始まる。
しかしなんという事であろう!藤谷美和子がマツモトキヨシに買い物に行ったっきり帰って来ないと言うではないか!嗚呼、今日の舞台はどうなってしまうのか!しかし安心するがいい、今日は特別に2部構成でお送りすると言う。第1部「SMAPと愉快な仲間たち」第2部「杉本哲太とロックロールショー」どちらも楽しみだ…。
携帯電話も切った。カメラは持っていない。よし!これでいつ「SMAPと愉快な仲間たち」が始まっても大丈夫だ!ってなところで、舞台は始まっていたのである。
舞台は真ん中に古井戸があり、その周りでさまざまなドラマが展開する。
(以下、覚えている限りの台本にはない愉快なシーンを列挙)
- お槙が、自分が割った皿を、お菊のせいにしようとしているシーン。お梶(百貫デブ)とお米(眉毛繋がってる)がお菊を責めるが責めるセリフはそれぞれ「百貫デブ!」&「眉毛繋がってる!」そら、もちろん突っ込まれるわな。
- 女中さんたちのテーマソング「女中の私たぁーちはぁー、いー感じぃー♪」だが、お菊が歌い、躍ると当然だが叱られる。
- どうしておまえはそう陰気なんだいと、割と親身にお槙がお菊の事を心配するシーン。微笑んだお菊は、この世のものとは思えない程、恐ろしい。
- 青山播磨様ついにご登場のシーン。そりゃもう派手な駕籠が舞台中央まで来たが、岩田鉄太郎に止められる。青山播磨を出せ!と言われ、駕籠が開けられるが空。あら。と思っていると、いなかったはずの駕籠の中から、播磨様登場!歌いながらステージから客席に!羨ましいぞ1列目!ゴールドをジャラジャラつけ、グッチのど派手な衣装(信じるなよ)、金茶な短い髪、ナイキのスニーカー。派手でよろしい。播磨様はこうでなくてはいかん。
- 枯れ井戸の幽霊選抜ミーティング。どこの女がいいかという事で、吉原の花魁だの、芸者だのが上げられるが、軒並み、彦兵衛、次郎左衛門の「コレ」なため却下される。播磨様はお槙を指名するが、お槙を狙っていた次郎左衛門がとりあえず抵抗。播磨様が下がった後、お槙を呼んで、それをたてに迫るシーン。次郎左衛門「このままではおまえは死なねばならぬ」お槙「えぇっ!」彦兵衛&上総之介「言っちゃったよぉー」結構ベタながら、マヌケなシーンで好き好き。当然、次郎左衛門はお槙に迫るが、彦兵衛に駕籠を投げられて止められる。
- お槙がたもとに隠していた割れた家宝の皿が見つけられ、お槙はお菊が割った!と言ってしまう。そこで、お菊捕獲作戦が開始された。まずはシミュレーション。まず、駕籠、もとい、捕獲マシーン1号をセッティングする。が、捕獲マシーン1号は、あえなく倒壊。すかさず捕獲マシーン2号が、つっかい棒、もとい、捕獲補助棒とともにセッティングされた。捕獲マシーンの中には、証拠品の割れた皿、そしてお菊の好物、虎屋の水ヨウカンがセットされる。「鳥じゃないんだから」という声を無視し、彦兵衛がお菊役として試してみる。奇怪な妖怪のごとき動きで、「疲れた疲れた」とよたよたと歩いてくる彦兵衛に、「いない!この屋敷にそんな生き物はいない!!」と注意する次郎左衛門。気にせずに、ますます奇怪に動く彦兵衛。「あ、こんなところに水ようかんが落ちてる。でも落ちてるものを食べちゃいけないっておっかさんに言われてたじゃない!」と言いながら、捕獲マシーン2号の餌食になってしまう。こんなもんで上手く行ったらふんどしいっちょで京都から江戸までフルマラソンしてやる!と宣言した次郎左衛門は、当然ながら、フルマラソンさせられる羽目に陥った。お菊の奇怪さは、彦兵衛を超えてなお輝く。
- 捕まってしまったお菊に、播磨様がデタラメな皿の由来を告げる練習をするシーン。駕籠に足を置き、朗々と語りあげる播磨様の言葉がピタっと止まる。グルっ!と上総之介を見て、「なんだっけ!」とプロンプトを頼むのが、好き。
- 皿1枚の事で殺さなくても、という播磨様に、女中を殺すシチュエーションをそりゃもう微に入り細にわたって描写し、すっかり播磨様をその気にさせてしまう3悪人。もうすっかり自分の中じゃあ、美人の女中をお手打ちにするバカ殿気分だった播磨様は、お菊を連れてこられた途端、お槙を呼べ!と命令するのだった。だって怖いんだもん、お菊。
- 次郎左衛門はお槙がお気に入りで殺される訳にはいかず、お菊でもいいでしょう!と説得を試みる。つじつまはあうんです!と言われた播磨様。「つじつまが会えばあぁそうですかって言って、首切り落とすと思ったのか!俺は板前さんか!」この「板前さん」が可愛いのじゃ!
- お菊の首を切り落とそうとするシーン。これは台本にあるけども、好き好き。痛い?と聞くお菊に、痛いよと答えるところ。痛くないように、血も出ないように、頑張るという播磨様でやんした。
- しかし結局お菊は殺され、井戸に捨てられる。噂を流す事は、とてつもなく簡単だというシーン。お菊の幽霊が出るというような噂はするな、というだけで、噂は加速度的に広がっていく。悪い噂程早く広まるし、尾ひれがついて行く。怪物か!?と言われ、顔を見ただけで「きゃあ!」と播磨様がなってしまう程、醜かったお菊が、いつの間にやらすっかり美人として定着してしまった。…嘘であっても、あちこちで言われれば本当のように見える。そして、いつかそれが本当になってしまう事もある。
…怖いっすねぇ…。だからSMAP解散の話はしないに限る、という教訓か?
- お菊の幽霊話を本当にするため、播磨様は狂ったフリで舞台を駆け巡る。井戸の中から顔を出したお菊は、慎吾ちゃんのうちわを持って応援だ!だからと言って客席でも振るのはカッコ悪いのでやめよう!
- トメとツネキチがお菊の井戸に肝試しに行くシーン。幽霊は頭が犬で、体がうなぎって言うセリフ以外に、もう1個なにかあった!忘れている…!悔しい…。
- お菊の祟りを本物っぽく見せるために、ツネキチが殺されてしまう。殺したのは捨だが、播磨様たちも幽霊役がやりたい!ってな訳で幽霊役争奪戦をやってました。…やってたよ。やってたって!…何やってたか思い出せないだけだって(致命的やーゆん!)
- 相変わらずド汚いお菊が登場。顔を合わせるたびに、「はぁぁぁ…!」と倒れふす播磨様って素敵。
- お菊の霊を慰めるイベントには、客席全員の力が必要。さぁ!たち上がろう!腕を上に上げよう!背筋を伸ばし、深呼吸もいいぞ!心を合わせるのだ!
- さらに、特別霊感の強いお客さんが舞台に上げられ、イベントに参加だ!さ、両手の人差し指を、風大左エ門のように合わせよう!その指の間にティッシュを入れ、くるくる!と回すのだ!除霊だ除霊!慎吾にじーっと見つめてもらえる、ファンには堪えられないシーン。千秋楽の前日にはつよぽんが出たらしい、ぞ!?
- 伊勢福様(霊媒師)に、ツネキチの事を聞くトメ。いちいち、「ギクッ!」と言いながら適当な事を言ってしまう伊勢福様でした。
- 役人岩田鉄太郎は、播磨様の異母兄。播磨様の母は遊女だったため、播磨様と母は青山家からはイジメ倒された訳だが、播磨様がそんな事で挫けるタマではない。逆に兄の鉄太郎に、殴る蹴るの暴挙に及び、しまいには特大唐辛子をお尻に…!てな訳で鉄太郎登場から、その巨大唐辛子が登場!失敗したらこれだぞ!という播磨様にびびる次郎左衛門に彦兵衛。一人、それでもかまいませんが、とちょっぴり嬉しそうな上総之介(笑)
- 岩田鉄太郎の詮議。実は彦兵衛の名字が友部である事が判明。次男がムチャをしてるらしい。
- さて、ここから話はどんどんシリアスになって行き、愉快なシーンはなくなって行くのです。
- 舞台編のラストでは、次郎左衛門が一人、銀を持って逃げます(それ以前に彦兵衛は裏切り者として斬られている)。一緒に連れて行ってやると言われていたお槙も捨に切られ、その捨が播磨様を押えている間に、逃げた訳です。そこで、ついに上総之介と、捨が真の姿を現し、出た!プリンセス・テンコー!っちゅーイリュージョンの後、姿を消すのでした。フード付きのマントを被って、喋りながら客席に背中を向け、すぐさま播磨様に肩を捕まれた時には、それはただのマントになっていて、播磨様の手に残るってヤツでね。おお!でしたねー。
- 何もかも失った播磨様の元に残ったのは、お菊だけ。亡くなったお母様に面影が似ているというお菊と、ずっと一緒にいたいと思うのですが、そう、お菊は幽霊。真実の愛で包まれてしまえば、成仏するしかないのです。それでも播磨様は、たとえお菊が消えてしまっても、地獄の底からでも、絶対に見つけ出し、この腕に抱いて見せると誓います。「青山播磨、一生一度のゲンマンじゃ!」の名シーン。腕がそっと伸び、小指と小指が、あぁ、もう触れ合う、というところで。
- 播磨様はトメに刺されてしまうのです。雪が降る中、季節はずれの幽霊であるお菊は、播磨様を抱きしめて、起こそうとして、でも、播磨様は二度と目覚めはしないのでした。
- うるうるぅ〜…と涙がにじみ、う、いかんいかん、いかんって!と自らを叱咤激励してる中、ゆっくりと幕が下がり、あぁ、よかった…!と安心させといて、その途端流れるのはお菊が歌う、NOKKOの『人魚』!そらあかんやろ!卑怯やろ!
歌詞先行で歌を聞く私に、「その笑顔を、仕種を、いとおしくて、本気で思った、抱いて、抱いて、抱いて…」なんちゅー歌詞はいかんやろ!!
号泣!
- もう一度幕は上がり、歌ってるお菊と、枯れ井戸にもたれて死んでいる播磨様が現れて、おしまいとなる訳です。
- カーテンコールは「shake」慎吾先生監督の元練習してるメイキングの番組がありましたが、アメリカングラフティ風の衣装で、バイクにまたがった杉本哲太以外が、かなりしっかりと踊るのです。可愛い、元気!青山劇場からダッシュで羽田に向かわねばいけない私は、泣いたまま帰る訳にいかないため、これは助かる。
- あぁ。播磨様。播磨様かっちょいい…。ただ、どうしても、寂しいラストよりも、同じ死ぬにしても二人一緒なテレビ版の方が好きです。…ふっ…、あまっちょろっくてごめんねっ。お伽話が好きなのさっ。
- 私が見た回は、客席がとても上品でよろしゅうございました。静かに芝居を見るって感じで、すーっと入っていけました。
- 28日が千秋楽でしたが、ダブルアンコールがありまして、これが「ダイナマイト」だったそうです!リーダー様が花束持ってご登場されたりもしたそうで、こりゃすげえや!!
- 森きゅん、つよぽん、ごろちゃん、慎吾ちゃんと舞台を見たんで、まだ見た事ないのはヘッド二人!木村さんはまたあるかもって思えますが、リーダー様は…。…せめて木村さんの舞台が見たい!
- てな訳で、よーわからん舞台編レポートでやんした!不明の点は問い合わせる事!義務教育じゃないんだから、ボヤっとしてたら置いて行くよっ!
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