
高知県では10月頃から年末にかけて、果物店の店頭をにぎわす温室で育った文旦には2種類有ります。
高知県内の人でも違いを知らない方が多いと思います。
年末までに写真付きの箱で並んでいるものをすべて「水晶文旦」だと思っている方も多いようです。
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| 左が土佐文旦 右が水晶ぶんたんです。 収穫時の色の違いです。 見分け方 写真は果実を上下逆さまに置いています。この状態で箱に詰められます。 土佐文旦は果実のヘタ(木にくっついている部分)の反対側が少しへこみます。、 水晶ぶんたんは少し出っ張り気味です。(指先の少し左上) |
1 水晶文旦
由来
水晶文旦は室戸市吉良川町の戸梶清氏が昭和27年(1952年)頃、晩王柑と土佐文旦とを交配して育成したものです。
出荷時期
早生系の文旦で加温の早いものでは9月頃から市場に出まわり始めます。おおよそ11月中で出荷は終わります。
特徴
外観より内容が先行して熟しますので、収穫時の果実色はまだ薄緑色です。
追熟処理により黄色くなってから出荷される場合と、風味を大切にしてそのまま薄緑色で出荷される場合があります。
果汁が多く果肉が柔らかいのが特徴です。果実は扁平で果皮がたいへんなめらかです。低温に弱いので(土佐文旦よりも)露地栽培はほとんどありません。
2 温室土佐文旦(当園では これを栽培しています)
由来
60年ほど前から高知県で露地栽培のはじまった土佐文旦を温室で育てたものです。「お歳暮に土佐文旦を」との声から栽培がはじまりました。
当園でも始めて15年ほどになります。
出荷時期
露地栽培で2月から4月に出回っている土佐文旦ですが、温室で育てると11月の終わりから12月かけて出荷時期を迎えます。
特長
温室栽培は主に土佐市の我が戸波地区を中心に行われています。
水晶文旦よりも温度に敏感なため、温室の管理は難しくなります。(失敗すると洋なし型になる)
黄色く色づき樹上完熟で収穫されるため、たいへん香りが良いです。露地栽培と比べると果汁が多く果肉が柔らかくなります。
温室栽培で品質が良くなり、さらに大玉のものも出来るため露地栽培とは別の品種のようにも見えますが本来の「土佐文旦」です。
文旦本来の風味は強いです。
私はこの土佐文旦の風味が大好きで、土佐文旦にこだわって栽培しています。
同じような状態で 店頭に並んでいますが、品種が違いますので
これからは少し気にして見て下さいね。
高知県土佐市東鴨地835
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