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参考図書(お薦めの必修参考書)

 

一般気象学 小倉義光著 東京大学出版会 \2800

 予報士試験の参考書として,皆さん必ずこの本を第一に推薦されていますが,私も同感です.合格に至るまでに少なくとも3回は熟読することをお薦めします.まず1度目は導入として気象学の概要をつかむために,2度目は過去問を解いてみて,その解けなかったところを理解するために,3度目は仕上げとして.
 読めば読むほど,本書がいかに内容が濃く,しかもわかりやすく書かれているか,に感嘆させられます.小倉先生には足を向けて寝れません.と私も言いたい.先生は気象界のカリスマ!.
 私はこの本を学科の一般知識対策としては当然ですが,それよりも,実技対策の参考書として強く推薦します.
私が買ったすぐあとに改訂版がでて.表紙のデザインも変わりました.値段も変わってるかもしれません.

 
気象予報の物理学 二宮洸三著 オーム社 \3200

 この本は,H10年1月初版発行と新しいため,上記の一般気象学のような必読のバイブル的地位はまだ確立していないようですが,内容の濃さ,わかりやすさから,一般気象学と両輪をなす本として,ぜひお薦めしたい一冊です.
 本書の "はじめに" からすこし抜粋させていただくと,
物理現象としての気象の理解・・天気,気候を予測することは,天気要素を予測することであるが,・・・・そのためには,大気の変化がどのような物理的法則に従って,どのような過程を経て変化するかを知らなければならない.すなわち,大気現象の物理的理解が不可欠である.
こういう理解の仕方をしていれば,実技の問題で, "はは〜ん,出題者はこういうことを答えさせたいんだな" と自然にわかってくるようになると思います.短時間で要領良く成果をあげたい人は,一見試験問題とは無縁に見える微分方程式から入るのが結果的に早道になるでしょう.

 
わかりやすい天気予報の知識と技術 古川武彦著 オーム社 \2300

 この本も,H10年12月初版発行の新しい本です.専門知識に出題される,地上観測や高層観測の方法,数値予報におけるモデルや手法,ガイダンス,レーダー, , , ,気象業務に携わっていない受験者にとっては,どうやって勉強したらよいのかわからない,苦手な分野だと思います(私もそうです).
 この本はそのあたりのことがわかりやすく書かれています.以前はこの分野に関しては,東京堂出版の"天気予報の技術" が有名な参考書だったと思いますが, 本書のほうが内容も新しく,わかりやすいのでお薦めです.
 私はこの本を,試験の前日に大阪で見つけて購入しました.ですから,最後の確認の意味で読んだだけです. 早く出会っていたら,もっともっと役に立ったのに,と思います.

 
 
はじめは,あまり多くの本に手を出さず,自分にあった本をじっくりと読み解いていくのが良いと思います.
ある程度, わかってくると,他の本を見ても頭に入りやすくなってくるので,多くの本を読んで,最初に使った本で足りないところを補ってゆけば良いのではないでしょうか.
 
 

数学関係の参考書

物理入門コース10 物理のための数学 和達三樹著 岩波書店 \2600 (左図)

基礎 解析学 矢野健太郎 石原繁著 裳華房 \1700 (右図)

 気象学の本を読み解くために必要な微分方程式やベクトル解析などの数学の勉強には, これらの本が参考になります.
 私がこれらの本を買ったのは10年以上も前で, とくに基礎解析学のほうは表紙がぼろぼろになっています. これらの本の内容で,気象学に限らず, ほとんどの理工系の専門書に必要な数学的知識をカバーできます.