イタリアワインの代表的葡萄品種

【赤ワイン用葡萄品種】

■サンジョベ−ゼ(Sangiovese)
イタリアで最も広く栽培されている赤ワイン用品種。キャンティの主要な品種。単独で用いられて、飲み口の良いワインを産みます。サンジョベ−ゼ・グロッソは、ブルネッロと呼ばれ香り高くコクがある、たいへん寿命の長いワインになります。
■ネッビオ−ロ(Nebbiolo)
イタリアで最も良質の赤ワインをピエモンテで産む葡萄品種。バロ−ロやバルバレスコに使われ、若いうちはタンニンが多く、熟成して香り高く繊細な味わいを醸し出します。名前は「霧・ネッビア」に由来します。
■バルベ−ラ(Barbera)
サンジョベ−ゼに次いでイタリアで2番目に生産量の多い品種。単独で用いられ、若いうちから楽しめ、熟成してバランスのとれたワインになります。色濃く、軽い酸味が特徴です。
■カナイオ−ロ(Canaiolo)
キャンティでサンジョベ−ゼと共に用いられます。中央イタリアでブレンド用として使われます。


【白ワイン用葡萄品種】

■トレビア−ノ(Trebiano)
イタリア中部での重要葡萄品種で、イタリア全土で100,000ヘクタ−ル栽培されています。オルビエ−ト、キャンティ、ソア−ヴェなどに用いられており、軽くてさわやかな白ワインとなります。多くの場合他の品種とブレンドして使われます。
■アルアヴァジ−ア(Malvasia)
イタリア全土で、辛口から甘口まで、また発砲性、非発砲性と様々なタイプのワインを産みます。名前はギリシャの都市名から付けられています。北のものはやや軽く、南のものはやや強い傾向があります。基本的に早く飲むタイプのワインとなります。
■モスカ−ト(Moscato)
イタリア全土で栽培されている品種で、麦わら色で甘いマスカットの香りの強いワインが造られ、しばしばスパ−クリングワインや酒精強化ワインに仕立てられます。アスティ(スプマンテ)が特に有名です。
■コルテ−ゼ(Cortese)
繊細で心地よい香りの辛口ワインになります。良質ワインを産出するピエモンテ州で、代表的なガ−ヴィを造ります。オルトレポ・パヴェ−ゼ、コッツ・トルトネ−ジなどにも用いられます。
■ガルガネ−ガ(Garganega)
トレッビア−ノに次いでイタリアで広く栽培されている葡萄で、ソア−ヴェの主要品種です。軽く、繊細なワインを産みます。
■グレ−コ(Greco)
フレ−ヴァ−のある、伝統的な葡萄品種。イタリア中部や南部で良いワインとなります。グレ−コ・ディ・トゥ−フオが代表的。
■ピノ・グリ−ジョ(Pinot Grigio)
ピノ・グリ、ル−レンダ−とも。酸の穏やかな風味のある白ワインを産みます。主に単独で用いられますが、ブレンドとしてスプマンテにもなります。アルト・アディジェ、コッリオで最上のものとなります。
■ヴェルナッチャ(Vemaccia)
フレッシュでボディと上品さがあり、繊細な香りがあります。トスカ−ナやサルデ−ニャで最上のワインとなり、13世紀の頃には今よりも熟成させるワインとして記録されています。

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