ファインワイン【宮武酒店ネットウェーブ】
 ドメーヌ・アラン・ビュルゲ  (ブルゴーニュ)
Domaine Alain Burguet

 ロバート・パーカーjr.をして、もし彼が特級畑を持っていれば★★★★★は確実だろう、と言わしめた生産者。その他、数多くの専門家達からも『村名ワイン最高の作り手』と高い評価を集めている。

 1974年、2.1haをメタヤージュで借り受け(その後購入)る形でドメーヌを設立、その後畑の買増しを行い、現在8haの畑を所有している。しかし、0.2haの小さな1級畑、レ・シャンポーと、1ha程度のブルゴーニュ・ルージュを除くと、彼の所有する畑は全て45年から65年の樹齢の高いヴィラージュ畑となっている。
 彼はドメーヌ立ち上げ当初から一切化学肥料や除草剤を使わず、年に数回手作業で除草を行っている。葡萄の樹齢が高いことと、厳しく剪定を行うことによって、コンセントレーションの高い葡萄が収穫される。選果は厳しく、畑で、選果台で、粒より、の3回。15人の収穫人に対し選果人が15人という徹底ぶり。これにより、ピュアできれいな果汁が得られる。
 葡萄は年によるがほぼ100%除梗され、土着酵母によってなるべく自然に醗酵が進められるが、醗酵を遅らせるためのSO2の添加は行われない。醗酵は35℃と、ぎりぎりまで高い温度で15〜20日間続けられ(その間ピジャージュは行われるが、ルモンタージュは行われない。ピジャージュの回数も減らす方針。)、その後数日間の短いマセレーション期間を経た後、樽に移される。樽はアリエ産で、ブルゴーニュ ルージュには約2〜3%、通常のジュヴレには約10%、ジュヴレ・シャンベルタンのヴィエイユ・ヴィーニュには約25%、一級のシャンポーには約60%新樽が使われる。ワインは醗酵によって得られたCO2を残すために、スーティラージュもコラージュも行われず13〜14ヶ月間熟成され、ごく軽く珪藻土濾過を施されたのち瓶詰めされる。

 彼の作るワインは、一級のレ・シャンポー(樹齢19年)、村名で、リュー・ディ(Lieux-dits、クリマ)のついたアン・ルニアール(40年)、アン・ビアール(ブローション村、25年)だが、何といっても評価が高いのは25の区画の平均樹齢65年の葡萄から作られるヴィエイユ・ヴィーニュで、それ以外の若い(?)ワインはトラディションの名で瓶詰めされている。なお、ヴィエイユ・ヴィーニュは1999年ヴィンテージより『メ・ファヴォリット(私のお気に入り)』の名前で瓶詰めされている。



Gevrey-Chambertin Mes Favorites Vieilles Vignes (税込み価格)
2002 ジュヴレ・シャンベルタン メ・ファヴォリット V.V. 8.300円
[赤・フルボディ]
名前の通り、彼自身の”お気に入り”でもある”メ・ファヴォリット”は25区画をブレンドして造る渾身のキュヴェ。小さな花を集めて束ねたブーケのようであり、口に含むと丸く優しく口中にその果実味が広がる。また、キメ細やかなタンニンが全体的にこのワインをまとめている。果実味、酸味、タンニンのバランスが非常によく、エレガントなワイン。
ピノ・ノワール


          

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