ドメーヌ・クロード・デュガ (コート・ド・ニュイ地区) |
Domaine Claude Dugat |
今や超人気の造り手! デュガ氏のワイン造りは家族に代々伝わる伝統的なもので、その信条は収量が少ないこと、収穫されるブドウが生理学的に完璧に熟していること、古木であること、セラーが清潔であること、そして自然と協調して手をかけすぎないという不干渉主義にもとづいています。デュガ家ではワインに清澄処理やろ過処理をほどこすことはめったにありません。
(中略)ブルゴーニュで最も偉大な生産者のひとつであるこのドメーヌでは、センセーショナルなほど豪華で熟成価値のあるワインを生産している。収量が少ないこと、収穫されるブドウが生理学的に熟していること、そして不干渉主義の哲学に基づくワインづくりの方法(デュガ家ではワインに清澄処理や濾過処理をほどこすことはめったにない)が、非常に豊かで、複雑なアロマを持つ、目を見張るようなワインを生みだしている。1992年や1991年のような難しいヴィンテージにあってさえ、クロード・デュカとモーリス・デュカは驚くべきワインを生産し、ここが他の生産者とは完全に一線を画すことを改めて実証してみせた。ただ、残念なのは、グリヨットにしろシャルム=シャンベルタンにしろ、わずかに5〜10ケースしかアメリカ向けに売られていないということからも明らかなように、このドメーヌがごく小規模であるということだ。このことが、ブルゴーニュ・ワインが財力のある熱心なワイン愛飲家たちにさえ強い欲求不満を抱かせている、もうひとつの理由なのである!
■ラ・ジブリオット La Gibryotte 子息が中心になって運営するデュガ家のネゴシアン・ワイン |
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