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ドメーヌ・デュ・コント・ドゥ・ヴォギュエ ★★★★★ ロバート・パーカーJr.「ブルゴーニュ」より
ここは、シャンボル=ミュジニーで最も重要かつ有名なブドウ園である。というのは、主として、グラン・クリュであるミュジニーの70%にあたる約7haのブドウ園を所有しているからである。さらに、ボンヌ=マールやシャンボル=ミュジニー・レザムルーズにも重要な畑を所有している。
1940年代、1950年代、1960年代には、このブドウ園のミュジニー・ヴィエイユ・ヴィーニュ(1996年に試飲した1949年と1959年のマグナム・ボトルは、全く優美なものであった)より優れたブルゴーニュを見つけるのは難しいぐらいであった。1973年から1988年の間に、品質はひどく衰えた。その後、このブドウ園の醸造家であるフランソワ・ミレが、この著名なドメーヌの品質をよみがえらせた。コント・ドゥ・ヴォギュエは、1990年、1991年、1993年、1995年、1996年、1997年に、すばらしく豊かで、印象的なほど凝縮した、フルボディの、力強いワインをつくり出し、また1992年と1994年には優良なワインを生み出した。
こうしたワインは、今や、深遠な色合いの、最も凝縮した、尊敬されるブルゴーニュ・ワインのひとつとなっている。加えて、20〜30年うまく熟成を続けるために必要な、豊かさと強烈さも備えている。 ドメーヌ・デュ・コント・ドゥ・ヴォギュエは、間違いなくブルゴーニュのブドウ園のベスト5(ほかはドーヴネ、ルロワ、クロード・デュガ、ベルナール・デュガ=ピィ)に入っている。 |