名門「ルイ・ジャド」社が所有する”ボジョレーの王様”
1996年に、ブルゴーニュの名門「ルイ・ジャド」社が、ボジョレー地区ムーラン・ナ・ヴァン村で最も名声を誇るドメーヌを入手し、運営しています。入手後、土壌の生命力を回復するため、肥料や除草剤を廃止し、現在では、自然酵母だけで発酵させています。醸造は、以前からの伝統的な醸造法を守り、コート・ドール地区のピノ・ノワールのようにボージョレ地区のガメイは尊ばれ、除梗をし、開放桶に入れたブドウを櫂棒で突きながら、醸し発酵させています。
シャトー・デ・ジャックはムーラン・ナ・ヴァンに27ヘクタールの自社畑を所有し、中でも際立った特徴をもつ5つの畑は単独で栽培醸造されます。それらの畑には、クロ・デ・ロシュグレ、クロ・デュ・グラン・カルクラン、シャン・ド・クール、ラ・ロッシュ、クロ・デ・トランの名前が付けられています。また、所有畑の一部にはシャルドネも植えられており、ボージョレ・ヴィラージュ・ブランのグラン・クロ・ド・ロワズ、ブルゴーニュ・ブランのクロ・ド・ロワズと、2種類の白ワインも生産されています。
赤ワインの醸造はもちろん伝統的な手法を用いていますが、さらにシャトー・デ・ジャックならではの特筆すべき点として、発酵後のワインを新樽で熟成させていることがあげられます。通常のムーラン・ナ・ヴァンでは、ワインの一部を新樽に詰めて8〜9カ月、5つの単独畑に関しては、100パーセント新樽で丸1年熟成させています。このようにして、一般的なボージョレとは一線を画す、力強く、また熟成にも耐えるムーラン・ア・ヴァンができあがるのです。
さらに1998年、シャトー・デ・ジャックから数キロ離れた場所に、新醸造所のラ・コンボー・ジャックを建設しました。ここではおもにボージョレ・ヴィラージュ・コンボー・ジャックが生産されます。 |
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Moulin a Vent |
(税込み価格) |
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2003 ムーラン・ナ・ヴァン |
2.990円 |
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[赤:フルボディ]
ブラックチェリーやスパイス的な香りがあり、凝縮した果実味で、ガメイから造られたワインとは思えないような、しっかりとしたタンニンが感じられます。
ガメイ |
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