ファインワイン【宮武酒店ネットウェーブ】
 シャトー・ボー・セジュール・ベコ  (ボルドー:サンテミリオン地区)
Chateau Beau-Sejour Becot Saint-Emilion Premiers Grand Cru Classe B
http://www.beausejour-becot.com
格付け改定で再昇格されていることでも有名なシャトー
 1855年の格付けからプルミエ・グラン・クリュ(第一特別級)であったが、1970年代に積極的な畑の買収策等のトラブルを理由に格下げという憂き目に、、、。しかし、80年代からはめきめきと品質は向上し、同地区最良のワインとの評価を得て、1996年の改定で再昇格されていることでも有名なシャトー。
 現在、さらに品質が向上する、厚みのある素晴らしいワインです。

ヴィンテージ
GRAND VIN
2007
2001
2000
1998
1988

ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 ボー=セジュール・ベコの品質は、1980年半ば以降大幅に向上した。皮肉なことに、ボー=セジュール・ベコは1985年におけるサン=テミリオン・ワインの格付けでは格下げされたのであるが、1996年の格付けで第一特別級に返り咲いた。畑は、石灰岩の丘の上の立地のよい場所にあり、リッチで、フルボディで、しなやかで肉づきのよいワインを生み出している。なるほど、非常によく熟したブドウを収穫し、新樽をたくさん使い、瓶詰めするといった決定が自然と功を奏したらしく、このワインに噛みごたえのある舌触りと、芳醇さと享楽的な魅力を与えている。このシャトーのコンサルタントを務めるエノロジストは、リブルヌの著名なミシェル・ロランである。

〜一般的な評価〜
 ボー=セジュール・ベコは1996年のサン=テミリオンの格付けで、プルミエ・グラン・クリュの地位に返り咲いた(1986年に格下げされていた)。それ以来、ここのワインは印象的である(とりわけ1980年代半ば以降)。このワインのけばけばしく、度が過ぎたスタイルを非難する人もいるだろう。しかし、ワインが楽しみのための飲物であるなら、ボー=セジュール・ベコは、期待に沿うのもだ。

平均年間生産量:7万本
畑 面積:16.5ha、平均樹齢:35年、植樹密度:6600本/ha、平均収量:37hl/ha
育て方:発酵とマセレーションは温度管理されたステンレス槽で28〜30日間。マロラクティックと18ヶ月の熟成はオークの新樽で行う。清澄も濾過もしない。
ブドウ品種:メルロー70%、カベルネ・フラン24%、カベルネ・ソーヴィニョン6%
所有者:ジェラール&ドミニク・ベコ


◆◇◆GRAND VIN◆◇◆
グラン・ヴァン

Chateau Beau-Sejour Becot
2007 シャトー・ボー・セジュール・ベコ (税込み価格) 6.450円


Chateau Beau-Sejour Becot
2001 シャトー・ボー・セジュール・ベコ (税込み価格) 8.900円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 大柄で、フルーティで、リッチなサン=テミリオンで、驚くほどのエレガンスに、華々しい個性が感じられる。ブレンド比率はメルロ70%、カベルネ・フラン24%、カベルネ・ソーヴィニョン6%で、大量の乾燥ハーブと新品の鞍革、ブラックカラント、チェリー、燻煙、甘草の混ざり合ったアロマを感じる。ミディアムボディで、良好な純粋さがあり、酸が弱く、熟したタンニンが見られるワインだ。10〜12年はおいしく飲めるはずである。 ポイント90
メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン


Chateau Beau-Sejour Becot
2000 シャトー・ボー・セジュール・ベコ (税込み価格) 9.450円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 これは、これまでに生産された中で最も偉大なボー=セジュール・ベコだろうか? 2000年はエルヴァージュの間、重みを身につけ、このヴィンテージの壮観な作品となっている。樽香、果実味、グリセリン、そして全体的な多面性は注目に値する。色は、光を通さない紫色。ブーケは、インクのにおい、そしてジャムにしたようなブラックベリー、カラント、濡れた小石、甘草を感じさせる。超絶的に純粋で、すばらしくエキス分のある、タンニンの強い、フルのボディのワインで、恐るべき芳醇さと余韻の長さのある超大作だ。
2008〜2025年が最盛期となるはずである。最終試飲月2003年1月 ポイント93
メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン


Chateau Beau-Sejour Becot
1998 シャトー・ボー・セジュール・ベコ (税込み価格) 7.350円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 深みのあるルビー/紫色をしていて、純粋な、ブラックベリーとブルーベリージャムの、純粋で甘いアロマとよくまとまった甘いアロマを両方感じさせるワイン。ミディアムからフルボディで、中間部はふくよかで、凝縮感があり、鮮明感のほか構造が見られる。称賛に値するほど余韻が長く、芳醇さがあり、酸が弱く、あふれんばかりの果実味とエキス分がある。
予想される飲み頃:現在〜2018年。最終試飲月2002年3月 ポイント90
メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン


Chateau Beau-Sejour Becot
1988 シャトー・ボー・セジュール・ベコ (税込み価格) 9.800円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 1988年は、私が思っていたよりも、良好なワインだということがわかった。十分な飲み頃に達していて、甘草、乾燥ハーブ、甘いレッドカラントやブラックカラントと、トーストと土が混ざり合った趣を感じる。若い頃の攻撃的なタンニンは溶け出しているが、果実味はそのまま保っている。ミディアムボディの、実に古典的なプロポーションをしている濃厚な作品で、より最近のヴィンテージと比較するといささか画一的だが、感じよくずっしりしていて、筋肉質なスタイルのサン=テミリオンだ。
予想される飲み頃:現在〜2009年。最終試飲月2001年11月 ポイント87
メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン


          

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