ファインワイン【宮武酒店ネットウェーブ】
 シャトー・ブラネール・デュクリュ  (メドック地区サンジュリアン村・第四級)
Chateau Branaire Ducru http://www.branaire.com/
 エレガントで繊細な味わいに定評があるシャトー。格付けされた1855年当時はデュリュック家が所有し、その後デュクリュ家のものになったため、ラベルには両家の名前が書かれています。

ヴィンテージ
GRAND VIN
2001

1999
1998
1995
1994
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第3版」より
 私は常々、ブラネールはなぜか低く評価され、ボルドーの熱狂的な支持者たちが自分のお気に入りのワインを論議する際にも、その存在は忘れられてきた、と感じている。サン=ジュリアンを旅行で通る人々ならおそらく、メドックのワイン街道をはさんでベイシュヴェルのすぐ反対にある、くすんだベージュ色の建物に気づいたであろう。最近いくつかのヴィンテージ、とりわけ1975年、1976年、1982年1989年のものは、すばらしい香りと深み、豊かな味わいのあるワインであり、サン=ジュリアンの最高級ワインと同様によいものであった。しかしながら、このブドウ園の成果にはばらつきがある。1980年代と1990年代には個性の曖昧な平凡な一連のワインが生産されている。それは、極端に豊富な収穫量と、厳しさを欠く選別の結果を反映しているのだろうか? 新しいセラーの建設と、新しいワインづくりのチーム、またセカンド・ラベルの登場はブラネールを再び正しい路線に戻すために必要な措置であったようだ。それは1994年と1995年の目覚しい成果となって現れている。

 ブラネールのブドウ畑は、多くのボルドーのシャトーのように、分割されてサン=ジュリアンの村に散らばっている。そして、ブラネールのワインにははっきりとした個性がある。サン=ジュリアンにしては格別にスパイシーであり、エキゾチックなほどのオークとヴァニリンのアロマがある。味わってみると、このワインにはしばしば、ブラインド・テイスティングでも比較的簡単に識別できるような、際立ったチョコレートの成分が感じられる。この独自の特色はことに1975年、1976年、1982年、1989年の優れたヴィンテージで顕著である。

平均年間生産量:15.000ケース
畑 面積:50ha、平均樹齢:30年、密植度:10000本/ha、平均産出量(過去5年間):47hl/ha
育て方:ブドウは手摘みで、除梗。発酵は3週間。産出量の3分の1は新しいオーク樽の中でマロラクティック発酵させ、残りはタンクに入れられる。マロラクティック発酵の後、すべてオーク樽の中で18〜24ヶ月熟成。新樽の比率は50%。瓶詰めの前に卵白で清澄処理されるが、濾過処理はされない。
ブレンド比率:カベルネ・ソーヴィニョン70%、メルロー22%、カベルネ・フラン5%、プティ・ヴェルド3%


◆◇◆GRAND VIN◆◇◆
グラン・ヴァン

Chateau Branaire Ducru (税込み価格)
2001 シャトー・ブラネール・デュクリュ 6.300円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 深みのある赤/紫色をした、ラズベリー、黒鉛、燻煙、ミネラル、そして花のスタイリッシュでセクシーな混合飲料だ。複雑な香りがあり、ミディアムからフルボディで継ぎ目がないサン=ジュリアンには、ビロードのようなタンニン、ミディアムのボディ、甘い、凝縮感のある果実味が見られる。スタイリッシュで、十分な体格の、エレガントなスタイルをしている。タンニンはうるさくなく、まとまっている。予想される飲み頃:2006〜2015年
ポイント91

カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド


Chateau Branaire Ducru (税込み価格)
1999 シャトー・ブラネール・デュクリュ 7.400円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 1999年のブラネールは見事なまでに香り高い作品だ(香りは黒鉛、鉛筆の削りかす、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックカラントを思わせる)。豊かで、層をなし、ミディアムボディで、純粋で、エレガントで、複雑なサン=ジュリアンの風味は良好で、タンニンはやわらかい。酸もめざわりではない。今から12〜15年強で飲むこと。最終試飲月2002年3月
ポイント89

カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド


Chateau Branaire Ducru (税込み価格)
1998 シャトー・ブラネール・デュクリュ 4.800円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 濃いルビー/紫色をしており、魅惑的なブーケは鉛筆、黒鉛、ブラックカラント、ラズベリー、スパイスを思わせる、ミディアムボディのワインで、見事なまでに組み合わさった風味にはは秀逸で鮮明な感じも見られる。微妙で、つつましいが説得力がある。1998年は、独特なスタイルをしている。最終試飲月2002年3月
飲み頃予想:現在〜2016年 ポイント89

カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド


Chateau Branaire Ducru (税込み価格)
1995 シャトー・ブラネール・デュクリュ 8.500円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 エレガントな、つつましい、フィネス重視派のワイン醸造による美酒。暗いルビー/紫色をした1995年ブラネールの、花のような、クランベリー、チェリー、ブラックカラントの香りのするノーズには高品質な香ばしい新樽も混ざり合っている。ミディアムボディで、鮮明さは秀逸。タンニンはしなやかで、魅力的な、魅惑的な性格をしている。心地よい、節度はあるが複雑なワインだ。たぶん若いうちでもおいしく飲めるだろうし、15年は持つだろう。最終試飲月2002年1月
ポイント90

カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド


Chateau Branaire Ducru (税込み価格)
1994 シャトー・ブラネール・デュクリュ 5.800円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 このヴィンテージでは最もスタイリッシュで、複雑な、特筆に価するほどおいしいワインの1つだ。このチャーミングなワインは、暗いルビー/紫色をしており、カシス、スパイス、好奇心を刺激する花のような要素を思わせる秀逸な甘いノーズがある。やわらかで、食欲をそそり、純粋な、香ばしい、黒系果実の風味もある。甘美で、酸は弱く、このヴィンテージが持つ頑強なタンニンもなんとか免れている。傑出したものになるだけの潜在能力があるかはわからないが、非常に近いものになっている。このヴィンテージの最高の格付けシャトーのものとしてはかなり魅力的なお値打ち品の1つだ。たぶん10年はおいしく飲めるだろう。最終試飲月2002年3月
ポイント88

カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド


          

ワイントップページ
宮武酒店 ML.Miyatake Netwave
〒760-0067 香川県高松市松福町2丁目8-9 tel087(821)0876 fax087(823)1323
Copyright 2000 ML.Miyatake all rights reserved