ファインワイン【宮武酒店ネットウェーブ】
 シャトー・ドワジ・デーヌ  (ボルドー:ソーテルヌ地区 第二級)
Chateau Doisy Daene http://www.denisdubourdieu.com
白ワインの権威がつくる究極のデザートワイン
 

ヴィンテージ
L`Extravagant
2002
2001

ドゥニ・デュブルデュー教授ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 ドワジ・デーヌはボルドーで最も野心的かつ革新的に経営されているシャトーの1つで、極めて上質なバルサックを生産しているが、バルサックとソーテルヌの現実の体制では過小評価されているようだ。私も第一級という評価はしないが、第二級のなかでは一番手である。ドワジ=デーヌの所有者、ピエールとドゥニ・デュブルデューはこの地域で最も上質な辛口ワインの1つ、ドワジ=デーヌ・セックもつくっている。この白ワインは充実していて、爽やかで生き生きとして、果実味があり、どても安価なのが何よりだ。ピエールの息子のデゥニは、ボルドー大学の醸造学研究所の教授で、マセラシオン・ペリキュレール(スキン・コンタクトと極めて低温による発酵)という古典的な手法で白ワインづくりを根本から変えた。この目的は、ワインの著しい果実味と新鮮さを保ち、ワイン醸造の過程で用いられる硫黄をごく少量に押さえたワインをつくることにある。
 ドワジ=デーヌの甘口ワインは若いうちに驚くほど楽しめるので、多くのテイスターたちはこれが長期熟成に耐えるワインだと思わないだろう。今日のスタイルは1924年や1959年がつくられた頃とは確かに違っているが、1984年にこの2つのワインを飲んだとき、まだ新鮮で生き生きとして、果実味たっぷりだったことを覚えている。ドワジ=デーヌは今でもバルサック/ソーテルヌ地方のワインのなかでは正当な価格の甘口ワインに入る。若いワインを飲みたいならば、注目すべきシャトーである。

 レクストラヴァンガンセ・ド・ドワジ・デーヌについての注記:この50〜125ケースの少量のキュヴェは2001年(100%ソーヴィニョン・ブラン)、1997年(100%セミヨン)、1996年及び1990年(100%ソーヴィニョン・ブラン)のみつくれられた。

〜一般的な評価〜
 最新の注意を払ってつくられたワインであり、若いうちに飲み頃となること、蜜にどっぷりと浸したトロピカル・フルーツのような味わいを強調している。手短に言うと、人気コンテストで勝利を収めるタイプのワインである。

平均年間生産量:3万6000〜4万本
畑 面積:15.0ha、平均樹齢:35年、植樹密度:7100本/ha、平均収量:18〜20hl/ha
育成:発酵と18〜24ヶ月間の熟成は毎年3分の1ずつ更新される樽で。清澄も濾過も行う。
ブレンド比率:セミヨン80%、ソーヴィニョン・ブラン20%
所有者:ピエール&ドゥニ・デュブルデュー

注記:このシャトーはソーヴィニョン・ブラン100%の辛口白もシャトー・ドワジ・デーヌの名で3万本ほど生産している(発酵と10〜15ヶ月間の熟成は澱に触れたまま毎年4分の1ずつ更新される樽で行う)。また、ヴィンテージよっては(2001年、1997年、1996年、1990年)、特別なキュヴェであるレクストラヴァガンス・ド・ドワジ・デーヌも生産される。生産量が限られているため(4〜5樽)、市場には375ml入りの瓶で出回っている。


◆◇◆GRAND VIN◆◇◆
グラン・ヴァン

L`Extravagant de Doisy Daene (税込み価格)
2002 レクストラヴァガンス・ド・ドワジ・デーヌ<375ml> 26.200円

L`Extravagant de Doisy Daene (税込み価格)
2001 レクストラヴァガンス・ド・ドワジ・デーヌ<375ml> 31.000円
[白:極甘口]
 ほんの少ししかないが、明るい黄金/緑いろをしており(ソーヴィニョン・ブランが主になっている)、名前から推測される通りにむちゃくちゃといってもよさそうなほどリッチである。非常にフルボディで、純粋さや強烈さは並はずれている。フィニッシュは1分強も持ちこたえる。大量の貴腐菌や、飴色になるまで火入れしたトロピカルフルーツを思わせる。酸はすっきりしており、衝撃的な清澄感のある表情をしている。
予想される飲み頃:現在〜2035年 ポイント98
ソーヴィニョン・ブラン


          

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