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ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
ラ・トゥール・カルネはサン=ローランにあり、1855年の格付けに加えられはしたが、ほとんど無名のままである。この美しいシャトーは全面的に修復され、濠をめぐらせた中世の城を誇る。ここのワインは、私の見るところでは、1960年代の広範囲にわたる植え替えの影響をかなり受けているようだ。比較的最近のヴィンテージ、特に2001年と2000年は有望である。ベルナール・マグレの肩入れと、右に出るもののいないエノロジスト、ミシェル・ロランの専門技術を導入したことで、ここはじっくり注目していくべきシャトーである。
平均年間生産量:18万本
畑 面積:46ha、平均樹齢:30年、植樹密度:8000本、平均収量:45hl/ha
育成:コールド・マセレーション。発酵(28〜30℃。ビジャージュは1日4回)と3週間のマセレーションは温度管理された槽で行う。マロラクティックと16〜18ヶ月の熟成はオークの新樽で、澱に触れたまま行われ、攪拌は毎週行う。清澄はするが、濾過はしない。
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニョン52%、メルロー42%、カベルネ・フラン4%、プティ・ヴェルド2%
所有者:ベルナール・マグレ
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