ファインワイン【宮武酒店ネットウェーブ】
 シャトー・レヴァンジル  (ボルドー・ポムロール地区)
http://www.lafite.com/
Chateau L'Evangile

ポムロールの新しいスーパースター
ロゴマーク

ヴィンテージ
GRAND VIN
2009
2008
2005

2002
2001
2000
1999
1998
1990
1989

Second Vin
2009
2000

ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 2001年、2000年、1998年、1995年、1990年、1989年、1985年、1982年、1975年、1961年、1950年あるいは1947年のレヴァンジルを試飲した人なら、このシャトーが、荘厳な豊かさと人の心をつかんで離さない個性を持ったワインをつくれるということがよくわかっているはずだ。14haの畑は、北をラ・コンセイヤント、ヴィユー・シャトー・セルタン、ペトリュス、南をサン=テミリオンの偉大なシュヴァル・ブランに境を接する輝かしい立地にあり、土壌は粘土と砂が混じった深い砂利質土壌である。このような有利な点があるのだから、私は、レヴァンジルが(一貫性の模範ではないが)ペトリュスやラフルールやシュヴァル・ブランに匹敵するワインを生産することができると信じている。
 現在それが進行中である。1990年にロートシルト家(ラフィット・ロートシルトのほう)が過半数の株式を取得し、2000年にはアルベール・フレール(裕福なベルギー人で、シュヴァル・ブランにも出資している)とともに全株式を取得した。彼らはこのシャトーの限りない潜在能力を完全に認識しており、レヴァンジルはじきに品質においても、そして嘆かわしいことだが価格においても、ペトリュスやラフルールに挑戦するようになるだろう。
 確かに、故ルイ・デュカスは彼のブドウ畑が際立っていることをはっきり知っていたに違いない。なぜなら、彼はレヴァンジルはあらゆる点で隣りのペトリュスと同じくらいよく、そしてもっと複雑ですらあるという見解を述べて、訪れるワイン評論家をしばしば脅しつけていたからである。非凡なデュカス夫人は90代半ばという年齢でも日常的にレヴァンジルの運営にあたっていたが、数年前に亡くなった。私は、1990年代初めにこの驚嘆すべき女性と昼食をともにした時のことを忘れない。その時、彼女は自身のセラーから1964年、1961年、1947年を出して注いでくれた。山盛りのトリュフ、子牛の胸腺肉(リ・ドゥ・ヴォー)、牛肉のフィレの豪勢な昼食が終わる頃、私は料理をすべて平らげて、客よりも早く栄えあるワインを飲み干したただ1人の人物はデュカス夫人であることに気がついた!
 現在、レヴァンジルは完全にロートシルトの所有下にあり、私はこのシャトーが年々ペトリュスやシュヴァル・ブランに近づいていくことを期待している。選別もせずに、勘と経験に頼った醸造法と育成法で何年にもわたってつくられてきた偉大なワインが実証しているように、魔法のような畑である。ロートシルト家の完璧主義の体制のもとではすべてが変わるだろう。この偉大な出来の実績をもつポムロールは、さらに偉大になる態勢である---価格のほうも。

〜一般的な評価〜
 レヴァンジルは常にこのアペラシオンの星であるが、近年ロートシルト家(ラフィット)の所有のもとで、さらによくなってきており、品質的にはペトリュスやラフルールに双肩する。この格別のワインは、その豪奢なコクと豪勢さに、テロワールをとてつもなくくっきりと体現させている。私が述べたい唯一の批判は、特定のヴィンテージにおいて清澄と濾過がこのワインの別格の豊かさを奪っているという懸念である。残念なことに価格は品質の上昇を追いかけている---しかし、その価値はある。

平均年間生産量:3500〜4000ケース
畑 面積:14ha、平均樹齢:40年、植樹密度:6000本/ha、平均収量:40hl/ha
育て方:発酵とマセレーションは温度管理されたステンレスとコンクリートのタンクで25〜30日間。槽内マロラクティック後の熟成は新樽80%で18ヶ月。必要なら清澄や濾過も行う。
ブドウ品種:メルロー75%、カベルネ・フラン25%
所有者:ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(ラフィット)


◆◇◆GRAND VIN◆◇◆
グラン・ヴァン

Chateau L'Evangile
2009 シャトー・レヴァンジル (税込み価格) 33.500円
[PP96〜100 WS96〜99]


Chateau L'Evangile
2008 シャトー・レヴァンジル (税込み価格) 14.500円
[PP94〜96 WS95〜100]


Chateau L'Evangile
2005 シャトー・レヴァンジル (税込み価格) 27.800円
[PP94〜96 WS95〜100]


Chateau L'Evangile
2002 シャトー・レヴァンジル (税込み価格) 16.400円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 このヴィンテージのポムロールで最も印象的なものの1つである。深みのあるルビー/紫色をした2002年レヴァンジル(メルロ75%、カベルネ・フラン25%)は、ブラックベリー、ラズベリー、ほのかな土、トリュフの、大柄な甘いアロマを見せる。称賛に値する深みや口蓋に残る持続性のほか、ミディアムボディ、傑出した新鮮さ、芳醇さのある、ブドウの完熟感のある果実味、良好な酸の下地、ほどよい層をなすフィニッシュがある。隣のシュヴァル・ブランにもここまでの出来を期待していたのだが。レヴァンジルの管理人、ジャン=パスカル・ヴァザールに乾杯。最初のヴィンテージなのに立派な仕事である。
予想される飲み頃:2007〜2018年  ポイント90〜93
メルロー、カベルネ・フラン
追記。現在では(ラフィット・ロートシルトで名高い)ロートシルト家がレヴァンジルの単独オーナーになっているため、もう一度言っておくが、このシャトーは品質、価格ともうなぎ登りになっている。まだ早いかもしれないが、まぎれもなくこのアペラシオンで上位2、3位に入るワインとなるはずだ。


Chateau L'Evangile
2001 シャトー・レヴァンジル (税込み価格) 22.100円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 成層圏にも達しようかという2000年の品質レベルまではいかないが、深みのあるルビー/紫色をした2001年レヴァンジルは、美酒である。牛肉から滴る血、黒系果実、白い花の趣を見せミディアムボディで、みずみずしく、タンニンは甘く、柔軟な、豪勢な舌触りがある。余韻の長い、リッチなフィニッシュにほのかな森の土、トリュフ、甘草が見られる。
予想される飲み頃:2006〜2017年  ポイント91
メルロー、カベルネ・フラン


Chateau L'Evangile
2000 シャトー・レヴァンジル (税込み価格) 33.000円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 2000年についての私のノートの書き出しは「畏敬の念を抱くほどの代物」だった。インクのような紫色をしており、スミレ、ブルーベリー、ブラックベリー、カシス、黒鉛、トリュフの香りがある。香りの点では私がこれまで嗅いだ最上の若いレヴァンジルだ。華麗にリッチで、フルボディで、強烈さは偉大、純粋さは絶妙、びっくりするほどの調和がある。超大作のフィニッシュはほとんど1分近く持ちこたえる。潜在的な伝説の卵だ。隣人のラ・コンセイヤントと同じく、レヴァンジルも現在ではよりグリップやタンニンが見られるようになっており、「壮観な1975年のクローン」という私の当初のコメントがますます正確だったように思えるようになってきている。忍耐が必要となるはずだが、ワオ、けたはずれの作品である。
予想される飲み頃:2010〜2035年 最終試飲月2003年1月 ポイント96+
メルロー、カベルネ・フラン


Chateau L'Evangile
1999 シャトー・レヴァンジル (税込み価格) 10.600円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 ブレンド比率メルロ75%、カベルネ・フラン25%の暗い紫色をした1999年レヴァンジルは、予想外に草っぽさのタッチがあることから最終的な評価は1〜2点下がったが、それでも衝撃的な、成長した、享楽的、溶けた甘草と混じり合ったブラックラズベリー、ミネラル、トリュフの芳香は、知的な興味をかきたてる。見事な、ミディアムからフルボィのワインであるレヴァンジルのアタックや中間部は甘いので、成長の仕方次第ではもっと高い点数がつくかもしれない。
予想される飲み頃:2004〜2015年 最終試飲月2002年3月 ポイント89
メルロー75%、カベルネ・フラン25%


Chateau L'Evangile
1998 シャトー・レヴァンジル (税込み価格) 25.000円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 ブレンド比率はメルロ80%、カベルネ・フラン20%で、新樽45%で熟成される。濃いルビー/紫色をしたこのすごいレヴァンジルには、凝縮したブラックベリーやラズベリーの果実味が詰め込まれている。また、アカシアの花のような個性のあかげでさらに複雑さが増している。トフィー、甘草、トリュフの趣も加わったアロマの花火だ。フルボディで、純粋さは卓越しており、ほどほどのタンニンがフィニッシュにある。2000年の価値のあるライバルだ。たぶん卓越した1995年、1990年以降では最上のレヴァンジルだろう。
予想される飲み頃:2009〜2035年 最終試飲月2002年4月 ポイント95+
メルロー80%、カベルネ・フラン20%


Chateau L'Evangile
1990 シャトー・レヴァンジル (税込み価格) 37.400円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 夢のようにすばらしいレヴァンジルで、最良の状態が楽しめる。濃いルビー/紫色をしており、縁にはいくらか琥珀色も見られる。ゴージャスなノーズは黒トリュフと混ざり合ったカラメル、モルトチョコレート、甘いブラックラズベリー、ブラックベリーを思わせる。フルボディで、大量のグリセリンのおかげで非常に豪勢な、ほとんどねっとりとした口中感がある。いまだに若々しい味がしているが、これまでの一生を通じて常に近づきやすいワインだった。タンニンはたっぷりだが、そのほとんどは豊富な果実のエキス分やねっとり感で隠されている。センセーショナルなワインだ。第二次発展期に入ったばかりである。
予想される飲み頃:現在〜2024年 最終試飲月2002年11月 ポイント96
メルロー、カベルネ・フラン


Chateau L'Evangile
1989 シャトー・レヴァンジル (税込み価格) 29.900円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 十分な飲み頃になっており、これ以上よくなりそうにはないが、確実にあと10〜15年は持ちこたえる能力がある。暗いプラム/カーネット色をしており(縁にはそうとうな琥珀色も見られる)、トフィー、カラメル、モルトチョコレート、甘いブラックチェリー、カラントの果実のノーズを見せる。酸は弱く、ふっくらした、肉づきのよい、外向的な主張がある。タンニンも甘く、ブドウの完熟感のある、ほどほどに素質のある、余韻の長いフィニッシュを持つ。1990年の重みや、熟成能力、ボリューム感とは比べるべくもないが、それでも最高級の作品だ。
予想される飲み頃:現在〜2015年 最終試飲月2002年11月 ポイント89
メルロー、カベルネ・フラン


◆◇◆Second Vin◆◇◆
セカンド・ワイン

Blason de L'Evangile
2009 ブラゾン・ド・レヴァンジル (税込み価格) 4.980円
PP:90〜92 WS:90〜93

醸造まではファーストと同じ工程を経ますが、樽に移す前にワインの熟成力が低いロットを2年樽で15ヶ月間熟成して造られるのがブラゾン・ド・レヴァンジルです。例年メルロー70〜80%、カベルネ・フラン20〜30%をブレンドして造られ、滑らかでシルキーな味わいが特徴的です。


Blason de L'Evangile
2000 ブラゾン・ド・レヴァンジル (税込み価格) 6.980円




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