シャトー・ルシア  (ボルドー・サンテミリオン地区)
Chateau Lucia Saint-Emilion Grand Cru
2001年がファーストヴィンテージといえるほど生まれ変わった注目のガレージ・ワイン

 ’01年から、ステファヌ・ドルノンクール氏がコンサルタントを始め、完璧なまでにワインスタイル、品質が生まれ変り(ラベルも変更)、話題の注目シャトーです。

ヴィンテージ
GRAND VIN
2008
2007
2006
2005
2004
2003

2002
2001

ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 2001年を何らかの兆候とするのなら、リュシアは注目すべきである。ワインは、1901年に植えられた小さなブドウ畑からつくられる。聡明なステファヌ・ドルノンクールがコンサルタントを務めている。ここは2001年より前の出来に反して、明らかに品質に真剣に取り組んでいるガレージ・ワインのようだ。

〜一般的な評価〜 ここもまた、1990年代半ばにアクセル全開でスタートし、まもなく疲れを見せてしまったガレージ・ワインの1つである。しかし、2001年から判断するに、リュシアは復活してきたようだ。名前もリュシアに改め(もとはリュシーという名だった)、新しい醸造法のスタイルを採り入れた(以前のチャーミングだが軽くて近づきやすいものから、もっと質感のあるワインへの)ことが、新たなスタートのしるしであろう。当初のシナリオをまた繰り返してしまうかどうかは、まだわからない。しかし、何度も言うようだが、2001年が消費者の注目に値するワインであることに間違いはない。

平均年間生産量:1万本
畑 面積:3.0ha、平均樹齢:40〜100年、密植度:5000本、平均収量:30hl/ha
育て方:発酵とマセレーションは3週間。熟成は新樽60%で15〜18ヶ月。清澄はするが、濾過はしない。
ブドウ品種:メルロー90%、カベルネ・フラン10%
所有者:ミシェル・バルトリュシ


◆◇◆GRAND VIN◆◇◆
グラン・ヴァン

Chateau Lucia
2008 シャトー・ルシア (税込み価格) 5.100円


Chateau Lucia
2007 シャトー・ルシア (税込み価格) 5.100円


Chateau Lucia
2006 シャトー・ルシア (税込み価格) 6.980円


Chateau Lucia
2005 シャトー・ルシア (税込み価格) 7.980円
[赤・フルボディ]
PP93〜95 WS85〜88

メルロー90%、カベルネ・フラン10%


Chateau Lucia
2004 シャトー・ルシア (税込み価格) 6.300円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ワインアドヴォケイト#165」より
 これは7.5エーカーから造りだされる素晴しい努力の結晶であり、光を通さないほど濃い紫色の2004年は、甘いブラックラズベリーやブラックベリーリキュールと同時にエスプレッソのロースト香のようなゴージャスなアロマを醸し出す。非常に豊かできめが細かく、驚くほど凝縮していて余韻は長い。2〜3年で飲み頃になり、15年以上は続く。
ポイント92〜94

メルロー90%、カベルネ・フラン10%


Chateau Lucia
2003 シャトー・ルシア (税込み価格) 5.800円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 サン=テミリオン村のすぐ北、このヴィンテージの最上の土地とは言えない3ha(1901年に1haが植えられた)の砂利質と石灰岩質の土壌の畑からつくられた、輝かしいワインである。25hl/haと収量は少ないが、メルロ90%、カベルネ・フラン10%というブレンド比率でつくられたこのワインは、醸造コンサルタントのステファヌ・ドルノンクールのおかげで、目を見張るような出来になった。このガレージ・ワインを皮肉っぽく国際的なスタイルという人がいるが、結果的にすばらしいテイスティング用ワインであり、保守的な評論なんてくそくらえだ! フルボディで、インクのような紫色をしており、クレーム・ド・カシス、溶けたチョコレート、エスプレッソの香ばしさ、パン・グリエのゴージャスな芳香がある。酸は弱く、息をのむほどアルコールは強い(13.5〜14%)。豪奢で、くらくらしそうで、非常に魅力的なワイン。2006〜2014年が最盛期となるはずである。
ポイント91〜94

メルロー90%、カベルネ・フラン10%


Chateau Lucia
2002 シャトー・ルシア (税込み価格) 6.800円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 このガレージ・ワインはクロ・フルテの隣にある3haの畑から姿を現したものだ。ブレンドはメルロ85%にカベルネ・フラン15%(このシャトーにはいくらかマルベックの古木もある)。育成ではコンサルタントのステファヌ・ドルノンクールが現代的な醸造技法のすべてを実践している。しなやかなタンニンのおかげでこの年のサン=テミリオンものとしては異例なものとなった。大量のブラックチェリーや甘草が溶け込んだ果実味があり、スモーキーな、香ばしいオークも立派に融合している。ビロードのような舌触りをしており、気をそそる香りや風味のおかげでセクシーな、外向的なワインとなっている。向こう10年で飲みたい。
ポイント89〜90

メルロー85%、カベルネ・フラン15%


Chateau Lucia
2001 シャトー・ルシア (税込み価格) 6.980円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 3分の1が1901年に植えられたものだというこの畑で、これまでに生産してきたものの中で、2001年は最上のワインだ。深みのあるルビー/紫色をしており、甘い、くらくらしそうなノーズには、ジャムにしたような黒系果実、ローストしたコーヒー、新樽が感じられる。印象的なほど素質のある、肉付きのよい、豪勢で、セクシーなサン=テミリオンは、向こう8〜10年で飲んでいただきたい。
ポイント90

メルロー90%、カベルネ・フラン10%
ワイナートの表紙を飾った話題のワイン

ワイナート22号」2004年春号より
 豊かで官能的で、パワフルで生命力に溢れ、口をつけるたびごとに体にエネルギーを注入されるような開放的で積極的な味わい。すごい濃さだがまったく重たさがなく溌剌としていて表面はビロードのようにしっとり。酸もイキイキとして心地よい。フローラルな繊細さと、スパイシーな野性味を見事に両立させた高密度な香り。余韻も長い。 ポイント94〜97



          

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