ファインワイン【宮武酒店ネットウェーブ】
 シャトー・パヴィ・ドゥセス  (ボルドー:サンテミリオン地区)
Chateau Pavie Decesse Saint-Emilion Premiers Grand Cru Classe B
http://www.chateaupavie.com
モンブスケとパヴィに大きく貢献したジェラール・ペレスによる見事な指揮によって復活したシャトー

ヴィンテージ
GRAND VIN
2001
1998
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 1971年から1997年の間、この小さなシャトーは、100mほど丘陵を下ったところにある第一級特別のシャトー、パヴィの当主ジャン=ポール・ヴァレットの所有だった。1997年にヴァレットはここをモンブスケの野心的な若き経営者ジェラール・ペレスに売却した。このシャトーはコート・サン=テミリオンにあり、畑は白亜質と粘土と石灰岩の混じった土壌にある。ワインの質は、大きさ、知名度供にまさる兄貴分のパヴィのそれに準じている。そのため、1970年代、1980年代、1990年代にいくつかの凡庸なワインが見られた後、新しい所有者によってつくられた1997年を初めて試飲して、私はパヴィ・ドセスから偉大な成果を期待できるのではないかという印象を受けた。
 この地域を訪れる人に、私はパヴィだけでなくパヴィ・ドセスも訪れることを強くおすすめする。パヴィから長く曲がりくねった道をさらに丘の上に登るとこのシャトーに出る。パヴィ・ドセスの畑からの景観は息を呑むすばらしさだ。

〜一般的な評価〜
 ここもまた、モンブスケとパヴィに大きく貢献したジェラール・ペレスによる見事な指揮によって復活したシャトーである。

平均年間生産量:3万本
畑 面積:9.0ha、平均樹齢:41年、植樹密度:5500本/ha、平均収量:28〜30hl/ha
育て方:発酵とマセレーションは温度管理された木製タンクで4〜5週間。熟成は細かい澱に触れたままオークの新樽で18〜22ヶ月。清澄も濾過もしない。
ブドウ品種:メルロー90%、カベルネ・フラン10%
所有者:ジェラール&シャンタン・ペルス


◆◇◆GRAND VIN◆◇◆
グラン・ヴァン

Chateau Pavie Decesse
2001 シャトー・パヴィ・ドセス (税込み価格) 14.000円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 この9.5haの畑をジェラール&シャンタル・ペレスが買い取ったのは1997年のことだ。畑はシャトー・パヴィの上手にある南向きの石灰岩の台地にあり、ブレンド比率はメルロ90%、カベルネ・フラン10%(平均樹齢は41年)。収量は30hl/haという乏しさだ。5週間のマセレーションの後、新樽100%で18ヶ月間熟成させてから、清澄も濾過もせずに瓶詰されている(ペレスのワインはどれもそうだ)。インクのような/ルビー/紫色をしており、リッチなアロマはアジアのスパイス、醤油、黒トリュフ、甘草、エスプレッソ、強烈なチェリーやブラックベリーの果実を思わせる。偉大な強烈さがあり、ミディアムからフルボディで、酸は弱く、タンニンは強い。美酒だが、超大作の2000年にははるかに引き離されている。予想される飲み頃:2007〜2018年。 ポイント95
メルロー、カベルネ・フラン


Chateau Pavie Decesse
1998 シャトー・パヴィ・ドセス (税込み価格) 13.000円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 濡れた小石、ミネラル、ヴァニラ、ブラックチェリー、燻煙のアロマや風味が感じられる。力強い、筋肉質な、ミディアムからフルボディのワインだ。果実味がぎっしり詰め込まれており、長期熟成向けのつくりになっている。このヴィンテージの多くのワインほど近づきやすいものではない。予想される飲み頃:2005〜2025年。最終試飲年月:2002年3月 ポイント91+
メルロー、カベルネ・フラン


          

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