ファインワイン【宮武酒店ネットウェーブ】
 シャトー・パヴィ・マカン  (ボルドー・サンテミリオン地区)
Chateau Pavie Macquin Saint-Emilion Premiers Grand Cru Classe B
http://www.pavie-macquin.com/
2006年格付けにてプルミエ・グラン・クリュ・クラッセ・Bに昇格
 シャトー・パヴィとシャトー・トロロン・モンドの間に位置し、1990年にニコラ・ティエポンを支配人に迎えてから急速に品質向上しています。バイオダイナミック農法による葡萄栽培が行われ、濃密さと力強さのある、長い熟成の世界が期待できるワインです。


ヴィンテージ
GRAND VIN
2009
2005
2001
2000
1999

Rose Wine
2008
2007
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 パヴィ・マカンの名前はアルベール・マカンに由来する。アルベール・マカンは、ヨーロッパのブドウの木をアメリカ産の台木に接え木する当時一流の専門家だった。19世紀後半、フィロキセラがボルドーのブドウ畑の大半に多大な被害を与えた後、接え木は必要不可欠なものになっていた。ここの畑はよく「コート・パヴィ」という名で呼ばれる一帯にあり、より知名度の高いトロロン・モンドとパヴィの畑に隣接している。フォンガバン渓谷を見下ろすこの畑は、日照は非常に良好で、晴天が多く温暖な独特の微気候を持つ。1970年代及び1980年代のパヴィ・マカンのワインには失望させられることが多かったが、1990年、1989年、1988年のヴィンテージから品質は著しい飛躍を遂げた。その大きな理由は、コール家が(ヴィユー・シャトー・セルタンの)才気煥発のニコラ・ティアンポンを雇い入れ、シャトーの管理とブドウの栽培にあたらせたからだ。さらに、ワイン醸造とエルヴァージュのために新たにリブヌルのエノロジスト、ミシェル・ローランとステファヌ・ドルノンクールを起用したことで、この地の利に恵まれたサン=テミリオンの将来は、完全に一変した。有機栽培を行うこのシャトーは、現在サン=テミリオンのスターの1つとなっている。


 〜一般的な評価〜 バイオダイナミック農法によるパヴィ・マカンは過去10年間の大半にわたって、輝かしいワインを生み出してきた。このワインをサン=テミリオンのラフルールだと思う方もいるかもしれない。パヴィ・マカンは、古木の強烈さと、大柄で超絶的な濃縮感の備え、高いエキス分が感じられるスタイルであり、果実味とタンニンが豊かで、たっぷりとしたボディが一体化しており、長期間セラーで熟成させる特筆に値すべきワインの候補になっている。このワインは、享楽主義者がすぐに充足感を得るために探すものではないのは明らかで。しかしながら、たとえ、このワインを購入する人は賭けをする必要はないとはいえ、ヴィンテージによっては、危機的状況となる前兆を示す、攻撃的なレベルのタンニンが表れることがある点を指摘しておかなければならないだろう。

平均年間生産量:5万5.000本
畑 面積:15.2ha、平均樹齢:35年、植樹密度:6000本/ha、平均収量:35〜40hl/ha
育て方:発酵とマセレーションは4〜5週間。熟成は新樽60〜80%で行う。清澄も濾過もしない。
ブドウ品種:メルロー70%、カベルネ・フラン25%、カベルネ・ソーヴィニョン5%
所有者:コール=マカン

◆◇◆GRAND VIN◆◇◆
グラン・ヴァン

Chateau Pavie Macquin (税込み価格)
2009 シャトー・パヴィ・マカン 10.240円


Chateau Pavie Macquin (税込み価格)
2005 シャトー・パヴィ・マカン 13.400円
[赤:フルボディ]
[PP96〜100 WS95〜100]


Chateau Pavie Macquin (税込み価格)
2001 シャトー・パヴィ・マカン 11.000円
[赤:フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 甘酸っぱいチェリーやスパイシーなオーク、細かく砕いた小石、花、森の下生えを思わせる複雑な香りが見つかる。目の開いた、十分に成長したワインだが、2000年や1998年のような最高のヴィンテージの重みや凝縮感は見られない。向こう1〜3年はセラーで寝かせて、その後12〜13年で飲みたい。グラスに注いでおくと、コート・ドールのプルミエ・クリュを思い出させた。
ポイント89+
メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン


Chateau Pavie Macquin (税込み価格)
2000 シャトー・パヴィ・マカン 10.500円
[赤:フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 偉大な濃厚さ、凝縮感、強烈さが身上のすごいワインだ。光を通さない青みがかった/紫色をしており、相当に空気に触れさせてやる必要があるが、デキャンティングするとけたはずれのブーケに、黒鉛、樟脳、ブラックベリー、ミネラル、コーヒー、最後にはスモーキーなオークまで姿を現す。非常に説得力があり、広がりがあり、フルボディで、筋肉質。並はずれて素質があり、リッチである。非常に長く、少なくとも30年は生きるようにつくられているようだ。すごい作品だ。心動かされる1998年とも肩を並べられる。
飲み頃予想:2010年〜2025年 最終試飲月2003年1月 ポイント95
メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン


Chateau Pavie Macquin (税込み価格)
1999 シャトー・パヴィ・マカン 10.350円
[赤:フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 濃いプラム/紫色をした1999年は、トリュフ、森の下生え、エスプレッソ、ブラックチェリー、ローストした肉のアロマを見せる。力強く、筋肉質で、エキス分が多く、口の中がカラカラになるほどのタンニンもある。このヴィンテージとしては異例なほど内向的な作品だ。このレベルの強烈さがあるワインを称賛する忍耐強い通は、自制していれば手厚く報われるはずである。
飲み頃予想:2007年〜2020年 最終試飲月2002年3月 ポイント90
メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン


◆◇◆Rose Wine◆◇◆
ロゼ・ワイン

Le Rose de Pavie Macquin (税込み価格)
2008 ル・ロゼ・ド・パヴィ・マカン 1.480円
[ロゼ・辛口]
パヴィ・マッカンの果汁を20〜30%抜き取り(セニエ方式)、コンクリートタンクにて発酵が行われています。
メルロー75%、カベルネ・フラン25%

Le Rose de Pavie Macquin (税込み価格)
2007 ル・ロゼ・ド・パヴィ・マカン 1.860円
[ロゼ・辛口]
ブドウ栽培が厳しかった2007年に初めて造られたワイン。
パヴィ・マッカンの果汁を20〜30%抜き取り(セニエ方式)、コンクリートタンクにて発酵が行われています。
メルロー75%、カベルネ・フラン25%


          

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