シャトー・ポンテ・カネ　　（メドック地区ポイヤック村・第五級）

Chateau Pontet-Canet

http://www.pontet-canet.com/

メッドクでも有数の成長株 　ムートン・ロートシルトのすぐ向かいという人もうらやむ畑の立地から造られる、力強く、タンニンに溢れる、ポイヤックの古典的なスタイルを持つワインです。品質は、1990年代半ばからは顕著に向上しています。 ヴィンテージ GRAND VIN 2009 2007 2006 2005 2003 2002 2001 1999 1995 Second Vin 2000 1999 ロバート・パーカーJr.「ボルドー第４版」より 　メドックの格付けシャトーとしては最大の生産量と、ムートン・ロートシルトのすぐ向かいという人もうらやむ畑の立地を思えば、とりわけ高い品質と器量のワインを期待したくなるものだが、1962〜1985年の記録をつぶさに観察してみると、健全で理にかなったワインではあっても、興奮と称される、あの特別な成分に欠けていたことがわかる。だが、1994年以降、オーナーを見ればわかるように、勢いを取り戻し、こだわりが表れ始めた。醸造用のセラーが完全に一新され、あまり出来のよくない槽が出た時のためにセカンド・ラベルが導入され、新樽の比率も高められた。また、機械による収穫は取りやめられた。 　1975年までのオーナーはよく知られたクリューズ社だったが、同社はポンテ＝カネを販売促進になる1つのブランド名として扱うばかりで、他とは異なる独特な個性を持つポイヤック産シャトー元詰めワインとは見えない傾向があった。シャトー元詰めするようになったのは1972年のことだが、それまで長年ヴィンテージも表示しないまま、いつでもポンテ＝カネの名でフランス国鉄にまとめ売りしていたのである。だが、1975年には同社がブレンドやラベリングの慣行を無視していることが裁判で明るみに出て、同社はシャトーを売却せざるを得なくなる。それを、著名なコニャックの商人ギー・テスロンが買い取り、息子のアルフレッドに管理を任せるようになって今に至るわけだ。ボルドー中の人が賛成すると思うが、注意深く管理・運用すれば、ポンテ＝カネの畑は莫大な可能性を秘めているし、アルフレッド・テスロンもその難題に応えて、畑とセラーに多額の投資をし、非常に厳しい選別プロセスを実施した結果、1994年以降のポンテ＝カネは、メッドクでも有数の成長株となっている。 〜一般的な評価〜 　健全につくられてはいるが、1980年代の半ばまでは魅力に欠け、興味も持たれていなかった。ただし、1990年代半ばからは顕著に向上している。価格の方も最近のヴィンテージの品質を追って上昇傾向にあるが、それでも依然としてコストパフォーマンスがよいワインである。 平均年間生産量：25万本 畑　面積：78.9ha、平均樹齢：30年、植樹密度：8500本/ha、平均収量：50hl/ha 育成：発酵とマセレーションは天然酵母の後押しとともに木製（50％）、コンクリート（40％）、ステンレス（10％）のタンクで3〜4週間。熟成は新樽60％で16ヶ月。軽い清澄と濾過を行う。 ブレンド比率：カベルネ・ソーヴィニョン73％、メルロー15％、カベルネ・フラン10％、プティ・ヴェルド2％ 所有者：テスロン家 ＜移転のお知らせ＞ 「宮武酒店のホームページ」は下記のアドレスに移転しました。 今は、ジャンプしないようにしています。 下のアドレスをクリックしてください！ http://www.miyatakesaketen.com お気に入りに登録されている方は、変更をお願いいたします。 2012.6.27 このページは下記をクリックしてください！ http://www.miyatakesaketen.com/chateau-pontet-canet.html オンラインショップ「宮武酒店.com」としてリニューアルオープンしました。 このサイトは、ショッピングカートによる商品の購入もできますが、生産者の情報や商品の詳しい情報など、ご利用いただく皆様に役立つコンテンツの充実を図っていきたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。 ◆◇◆GRAND VIN◆◇◆ グラン・ヴァン Chateau Pontet Canet （税込み価格） 2009　シャトー・ポンテ・カネ １４.９９０円 パーカーポイント91〜94 Chateau Pontet Canet （税込み価格） 2007　シャトー・ポンテ・カネ ８.９５０円 パーカーポイント91〜94 Chateau Pontet Canet （税込み価格） 2006　シャトー・ポンテ・カネ ９.１００円 パーカーポイント95＋ Chateau Pontet Canet （税込み価格） 2005　シャトー・ポンテ・カネ １３.５００円 ［赤：フルボディ］ ロバート・パーカーJr.「ワインアドヴォケイト」より 　2005年は、2003、2000、1996、1995年のトップ・ヴィンテージと競えるくらい素晴しい出来栄え。黒/青/紫の色調で、クレーム・ド・カシス、溶けたリコリス、ヒマラヤ杉、スパイスの香りが際立って立ち上ってくる。フルボディで素晴しい凝縮感と、もの凄いふくよかさ、たっぷりのタンニンと力強さが感じられる。一切の妥協無しで造られたこのワインは、センセーショナルなほどの凝縮とパワー、熟成に耐えうるポテンシャルを持っている。覚えておいて欲しいのは、最低でも10年は熟成させる必要があることだ。 予想される飲み頃：2015〜2035年。最終試飲年月：2008年4月　パーカーポイント96 カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド Chateau Pontet Canet （税込み価格） 2003　シャトー・ポンテ・カネ ８.９００円 ［赤：フルボディ］ ロバート・パーカーJr.「ボルドー第４版」より 　このよく知られたシャトーの傑出した成功作である。いまだにリーズナブルな価格でワインを売っているポンテ・カネの2003年はこのヴィンテージの力強さや豊かさを余すところなく持っているが、プロポーションの点では古典的だ。ミディアムからフルボディで、大量のタンニンがあり、酸が弱いため、例年より素直な魅力のあるワインとなっている。色は縁まで濃い紫色。古典的なクレーム・ド・カシスもアロマや風味が十分に表われている。相当な純粋さ、深み、舌触り、特徴的な性格で、2003年のボルドーで購買力を最大限に生かしたいと思っている読者諸氏は買うべきである。 予想される飲み頃：2010〜2025年。　パーカーポイント92〜94＋ カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド Chateau Pontet Canet （税込み価格） 2002　シャトー・ポンテ・カネ ８.９６０円 ［赤：フルボディ］ ロバート・パーカーJr.「ボルドー第４版」より 厚みのある、とろりとした舌触りが即座にどこか特別なワインとなったことをうかがわせる。フィニッシュには相当量のタンニンが見られるから、これまたたっぷりセラーで寝かせる必要があるポイヤックだ。生産量のおよそ3分の2が、この2002年になった。濃い紫色をしており、アロマは純粋な、リッチなクレーム・ド・カシスを思わせる。ミディアムからフルボディで、余韻の長い、凝縮感のあるフィニッシュ。たぶん2010〜2025年が最盛期となるだろう。非常に古典的なワインである。 パーカーポイント90〜92 カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド Chateau Pontet Canet （税込み価格） 2001　シャトー・ポンテ・カネ ８.３９０円 ［赤：フルボディ］ ロバート・パーカーJr.「ボルドー第４版」より 　ここはメドックの偉大なシャトーの1つのポンテ=カネ。だんだん注目が増してきており、オーナーのアルベール・テスロンも壁を打ち破った1994年のヴィンテージ以降、情け容赦ない選別処理を行うようになっている。2001年のワインは、2000年や巨大な2003年の力強さはないが、たとえタニックで硬くても、非常に上質だ。ブレンド比率はカベルネ・ソーヴィニョン65％、メルロ29％で、カベルネ・フランとプティ・ヴェルドの比率は少ない。37hl/haという控えめな収量で生産されている。古典的なカシスのアロマがあり、ボディはミディアムからフル、しっかりした構造にはフィネスがたっぷりあり、閉じた性格をしている。タンニンはワインの主体となるほど出しゃばりだ。12〜20年はうまく熟成するだろうが、忍耐が必要となるはずである。もっとも、タンニンのレベルに負けない凝縮感があるのも確かなようだ。 予想される飲み頃：2007〜2017年。　パーカーポイント89＋ カベルネ・ソーヴィニョン65％、メルロ29％、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド Chateau Pontet Canet （税込み価格） 1999　シャトー・ポンテ・カネ ７.８７０円 ［赤：フルボディ］ ロバート・パーカーJr.「ボルドー第４版」より 　甘草、クレーム・ド・カシス、香ばしいオークが型通りに見られる、古典的なポイヤックだ。フルボディで、秀逸な甘さ、芯の強さ、構造があり、1999年の多くのワインよりタンニンが強い。構造の感じられる、筋肉質な作品だ。忍耐が必要となるはずである。 予想される飲み頃：2005〜2016年。最終試飲年月：2002年3月　パーカーポイント88＋ カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド Chateau Pontet Canet （税込み価格） 1995　シャトー・ポンテ・カネ １０.０００円 ［赤：フルボディ］ ロバート・パーカーJr.「ボルドー第４版」より 　古いスタイルのポイヤックだが、このシャトーの古いヴィンテージのものよりははるかに純粋さや豊かさが増している。肩幅が広く、筋肉質で、古典的。縁いっぱいまで濃い紫色をしており、センセーショナルなまでに濃厚な、豊かな、凝縮感のある、カシスの風味が口蓋を転がっていく。純粋さや深みは印象的だ。タニックで、閉じているが、力強く、コクがある。1996年に似た余韻の長さや強烈さを持っているようだ。偉大なポイヤックである。 予想される飲み頃：2005〜2025年。最終試飲年月：2002年3月　パーカーポイント92 カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド ◆◇◆Second Vin◆◇◆ セカンド・ワイン Les Hauts de Pontet Canet （税込み価格） 2000　レ・オー・ド・ポンテ・カネ ５.６００円 Les Hauts de Pontet Canet （税込み価格） 1999　レ・オー・ド・ポンテ・カネ ５.５９０円

　　　　　　　　　　

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