ファインワイン【宮武酒店ネットウェーブ】
 シャトー・キノー・ランクロ  (ボルドー:サンテミリオン地区)
Chateau Quinault L'Enclos Saint-Emilion Grand Cru
http://www.chateau-quinault.com/
サン=テミリオンが最も雄弁に、純粋に表れている新しいスター

アラン・レイノー博士によって、畑、設備ともに刷新されたシャトーで、瓶詰め後すぐに味わえる斬新なつくりは、ボルドー・アヴァン・ギャルドと呼ばれます。

ヴィンテージ
GRAND VIN
2009
2008
2006
2004
2002
2001
1997

ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 リブルヌ市の市境にある、塀に囲まれたここの畑(ブドウはこのアペラシオンで最も樹齢が高いものの1つ)は、フランソワーズとアラン・レイノーが所有している。アランはボルドーで最も熟練した、知識豊富な、そして才能のあるコンサルタント、そして所有者の1人である。ブレンド比率はメルロー70%、カベルネ・フラン15%、カベルネ・ソーヴィニョン10%であることが多いが、2001年には、最終アサンブラージュの際には少量のマルベックを加えている。このワインは、マロラクティック発酵を樽で行い、澱に触れたまま熟成を実施しているが、新しいハイテクのシステムによって樽は自動的に回転され、澱が常に果汁に混じるようになっている。これは、サン=テミリオンが最も雄弁に、純粋に表れているワインである。

〜一般的な評価〜 この新興のサン=テミリオンのスーパースターは、アラン及びフランソワーズ・レイノーによって運営されている。このシャトーは、彼らの手によって、その1997年の最初のヴィンテージから、トップクラスに躍り出た。ここでは、偉大なワインを生み出すためならどんな努力も惜しまれることはない(ブドウの2段階選別、ブルゴーニュ・スタイルのビジャージュ、逆浸透膜、ミクロ・ビュラージュ澱との攪拌)。キノーは、妥協することなく細部にまでこだわってつくられている。見事なまでに純粋でエレガントでありながら、極めて完熟感がありジャムのような味わいがある。非の打ちどころのないほどバランスがとれたワインであり、その凝縮感は、樹齢の高い木のブドウを使っているためである。

平均年間生産量:6万本
畑 面積:20.0ha、平均樹齢:50年、密植度:5800本、平均収量:38hl/ha
育て方:コールド・マセレーションは7℃で10日間。28℃で3日間の発酵と10日間のマセレーションは温度管理されたコンクリートと木製の槽で行う。マロラクティックと16ヶ月間の熟成はオークの新樽60%で行い、そのうち8ヶ月は細かい澱に触れたまま育成(澱引きはしないが、樽のローテーションを行う)。清澄はするが、濾過はしない。
ブドウ品種:メルロー70%、カベルネ・フラン15%、カベルネ・ソーヴィニョン10%、マルベック5%
所有者:アラン・エ・フランソワーズ・レイノー


◆◇◆GRAND VIN◆◇◆
グラン・ヴァン

Chateau Quinault L'Enclos
2009 シャトー・キノー・ランクロ (税込み価格) 4.470円
PP:90〜92 WS:89〜92


Chateau Quinault L'Enclos
2008 シャトー・キノー・ランクロ (税込み価格) 4.160円
PP:90〜92 WS:86〜89


Chateau Quinault L'Enclos
2006 シャトー・キノー・ランクロ (税込み価格) 4.470円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ワインアドヴォケイト」より
 素晴しくエレガントな2006年は、驚くほどピュアで上質なワイン。深いルビー、パープル色。春の花、ブルーベリー、ラズベリーなどの甘いアロマが表現されている。ミディアムボディで層が厚く、魅力的な甘さと熟したタンニン、途切れなく高まっていく酸味、アルコールが感じられ、余韻は長い。あと3〜4年で美味しくなり、今後15年以上は楽しめる。飲み頃:2010〜2025年
ポイント90

メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン


Chateau Quinault L'Enclos
2004 シャトー・キノー・ランクロ (税込み価格) 4.350円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ワインアドヴォケイト」より
 シャトー・キノー・ランクロ2004は文句なしにきれいで純粋、そして豊かなワインである。濃い青紫色をしており、ブルーベリー、アカシアの花、ラズベリー、砕いた岩石の香りがある。ピュアでキメが細かく層の厚い風味、甘味と強いタンニンを含んだ、賞賛に値する重厚さと味わいのバランス、そして長い余韻。畑の特徴が感じられるエレガントなワイン。ミディアムボディ。3〜5年は寝かせたい。飲み頃は20年は続くと思われる。
ポイント91〜93

メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン


Chateau Quinault L'Enclos
2002 シャトー・キノー・ランクロ (税込み価格) 6.450円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 ブレンド比率はメルロ75%、カベウrネ・フラン17%(ブドウ樹は1942年以前に植えられたものだ)、カベルネ・ソーヴィニョン6%、マルベック2%。並はずれたエレガンスや、明確さ、純粋な、凝縮感のある果実味が身上のワインだ。1956年、1961年、1985年、1991年に大惨事を起こした霜害をまぬがれた大昔の畑の生まれで、低温でマセレーションされているほか、畑でもワイナリーでも狂信的なまでに細部への注意が払われた。複雑なアロマで、ブルーベリーやブラックベリー類の果実すべてや、スミレ(アカシアの花か?)の香りが感じられる。この年のサン=テミリオンでは最も完全なものの1つだ、見事な舌触りをした、極めて純粋な、ミディアムボディのエレガントな作品で、ほのかに香ばしいオークにうまく包まれている。この美酒には2000年の力強さや、1998年の肉づき、ふくよかさはないが、2〜3年でピークを迎えて、14〜16年は持ちこたえるだろう。
ポイント90〜93
メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン

追記:2002年にはごくわずかだがラプソリュ・ド・シャトー・キノー(ラベルにはオリエルという言葉も書いてある)と呼ばれる実験的なキュヴェも生産された。これはアルコール発酵をオークの新樽で行ったものである。この技法は何人かの、特にサン=テミリオンの最先端を行く生産者が行っているものだが、本質的にはレギュラーのキノー・ランクロと変わらない。ただ、少々煙っぽくなっているし、オークが突出している。タンニンはより甘くなっていたかもしれないが、現段階では本質的に同じワインであるようだ(もちろんアルコール発酵に異なった手法が使われているのは別としてだが)。ただし、ワインが熟成していくにつれてこのタイプの発酵の長所もたぶんもっと感じられるようになるだろうし、将来性はあるのだから追求してもらいたい。

Chateau Quinault L'Enclos
2001 シャトー・キノー・ランクロ (税込み価格) 7.900円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 キノーのオーナー、アラン・レイノー博士と妻のフランソワーズの、非の打ちどころのない完璧主義者の作品の並はずれた品質はもっぱらこのメルロー80%、カベルネ・ソーヴィニョン10%、カベルネ・フラン10%というブレンドのおかげである。20haの畑はリブヌルしないに位置しており、このアペラシオンで最も樹齢が高いブドウ樹の1つがある。ここのワインは最新鋭の、最先端の醸造技法のすべて(つまり、低温発酵、樽内マロラクティック、澱に触れたままの熟成、清澄も濾過もしないこと)を享受しており、収量も40hl/haと控えめに保たれている。この年のワインは、2000年の価値のあるライバルとなっている。縁まで深みのある紫色の、生気あふれる赤ワインだ。衝撃的なミネラル類と混ざり合ったラズベリー、ブラックベリー、ほのかなブルーベリー、エスプレッソ・ロースト、オークのゴージャスなブーケを誇る。ミディアムボディで、エレガントで、純粋。中間部は強烈で、フィニッシュは長い。2〜3年はセラーで寝かせる必要があるが、たぶん12〜15年はおいしく飲めるだろう。
ポイント92+
メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン



Chateau Quinault L'Enclos
1997 シャトー・キノー・ランクロ (税込み価格) 5.580円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 濃厚さや余韻の長さには欠けているかもしれないが、それでも名高いポムロールのラフルールと間違えようもない類似性が見られる。キルシュ、スパイス、ミネラルの趣がこのワインの真骨頂だが、それと一体になっている血筋のよさや、力強さ、エレガンスも感じられる。しなやかなタンニン、ミディアムボディの、フラシ天のようになめらかな舌触り。上質な純粋さが特徴の、おいしい、複雑な、スタイリッシュなワインだ。今から8年強で飲むこと。最終試飲年月:2002年11月
ポイント88

メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン




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