ファインワイン【宮武酒店ネットウェーブ】
 シャトー・リューセック  (ボルドー:ソーテルヌ地区 第1級)
Chateau Rieussec http://www.lafite.com/
シャトー・ラフィット・ロートシルトが所有する貴腐ワインのスーパースター
 1985年からラフィットのロスチャイルド家が所有しています。古くから高く評価をされてきた貴腐ワインで、蜜を思わせる香りと香ばしい樽香とのバランスは絶妙です。
 現在、ソーテルヌのスーパースター的存在。
ロゴマーク

ヴィンテージ
GRAND VIN
2006
2005
2004

2003
2002
1999
1988
1989

Second Vin
2007

Blanc Sec
2009

ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 ソーテルヌ・アペラシオンの中心部に近づくと、シャトー・リューセックとその見晴らしい台が最も高い丘の斜面に見えてくる。ガロンヌ河の左岸を見下ろすファルグとソーテルヌの丘の斜面に広がるリューセックの畑は、ディケムに次ぐ標高にある。ボルドーのシャトーとしてはまったく驚きだが、単一区画の畑となっており、そのかなりの部分が神聖なるディケムの畑に隣接している。

 リューセックは常に傑出した評価を得てきたが、1971年にアルベール・ヴュイエールに買い取られてからは、新樽が増えたことと、ボトリティス菌が多いブドウだけを収穫するためにより頻繁に畑に出るようになったことによって、品質がさらに大幅に改善された。実際には、リューセックの批評家の中には、ヴュイエールのワインは、熟成すると色があまりにも濃くなりすぎる(例えば1976年のように)と主張する者もいた。ヴュイエールは、リューセックをドメーヌ・バロン・ド・ロートシルトに売却した。ロートシルトは、リューセックのワインづくりのためなら金を惜しまず、妥協を許さなかった。その結果、常にこのアペラシオンの最高の3つか4つに数えられる。真に深みのあるワインができ上がった。おそらく、裕福なコレクターたちは、2001年、1990年、1989年、1988年のどのヴィンテージが最も深みのあるリューセックであるか、何十年にもわたって論議し続けることだろう。

 リューセックは、蜂蜜をかけたような力強さとほとんどローストされたと言ってもいい芳醇さのあるスタイルで、途方もない息の長さと偉大な明確さを見せる。このワインは、深みのある色調で総じてアルコール度数が高く、秀逸なねっとり感がある。リューセックはまた「R」と呼ばれる辛口の白ワインをつくっている。このようなワインはキャッシュフローの問題を大幅に解決してくれ、「R」は辛口のソーテルヌの中で最も人気のある最良のワインの1つである。


〜一般的な評価〜
 ラフィット・ロートシルトが買収して以来、リューセックは、ソーテルヌの正当なスーパースターになった。

平均年間生産量:6万本
畑 面積:75ha、平均樹齢:25年、植樹密度:7500本、平均収量:15hl/ha
育て方:発酵と18〜30ヶ月間の熟成はオークの新樽で行う。清澄も濾過も行う。
ブレンド比率:セミヨン92%、ソーヴィニョン・ブラン5%、ミュスカデル3%
所有者:バロン・ド・ロートシルト(ラフィット)


◆◇◆GRAND VIN◆◇◆
グラン・ヴァン

Chateau Rieussec (税込み価格)
2006 シャトー・リューセック 375ml 3.800円
WS93


Chateau Rieussec (税込み価格)
2005 シャトー・リューセック 11.800円
2005 シャトー・リューセック 375ml 6.480円
WS95〜100


Chateau Rieussec (税込み価格)
2004 シャトー・リューセック 375ml 3.960円


Chateau Rieussec (税込み価格)
2003 シャトー・リューセック 7.990円
WS95


Chateau Rieussec (税込み価格)
2002 シャトー・リューセック 7.630円
2002 シャトー・リューセック 375ml 4.000円


Chateau Rieussec (税込み価格)
1999 シャトー・リューセック 5.200円
[白・極甘口]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 優良な酸が、この内向的な、いささか目の詰まった、蜂蜜をかけたかのようなワインを特徴づけており、白い花、モモ、カラメル、比較的良好な貴腐の趣が感じられる。ミディアムからフルボディ。リューセックで最もぜいたくとか派手とかいうものではないのはやや締まりのある個性のためだが、余韻は長く、層をなし、印象的。ただし、忍耐が必要である。
予想される飲み頃:2006〜2020年 最終試飲月:2003年1月 ポイント91

セミヨン、ソーヴィニョン・ブラン


Chateau Rieussec (税込み価格)
1989 シャトー・リューセック 375ml 8.000円
[白・極甘口]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 私も今年の始めに行ったが、リューセックの偉大な三部作(1990年、1989年、1988年)をいっしょに試飲するのはなんと楽しいことだろ。これはどうやらより繊細な、エレガントな、ニュアンスのある、ほとんどつつましい1988年と、筋肉質な、超大作の1990年のスタイルを合成したワインのようだ(ただし、弱々しいワインではない)。中程度の深みのある黄金色の1990年ほど強烈ではないが、1988年よりは確実に暗い。大柄な、スモーキーな、土っぽいノーズはクレーム・ブリュレ、スイカズラ、熟したパイナップルなどのトロピカルフルーツの趣がある。実にフルボディで、酸は弱く、非常に甘く、豪華なまでにリッチだ。ねっとりとした舌触りをしており、巨大な、凝縮感のあるフィニッシュ。どうやら重みを身につけて、さらに印象的な、1990年によく似たものになり続けているようだ。
予想される飲み頃:現在〜2025年 最終試飲月:1994年11月 ポイント93

セミヨン、ソーヴィニョン・ブラン


Chateau Rieussec (税込み価格)
1988 シャトー・リューセック 17.000円
[白・極甘口]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 もしかしたら繊細さそのもののワインだからこそ私も常に感銘をうけているのかもしれない。より派手な力強い1990年や1989年には席を譲るようだが、とてもエレガントなのに高飛車なまでに強烈な、ココナッツ、オレンジマーマレード、クリーム・プリュレ、スイカズラの趣、いくらかのオークすべてが見事に融合しているようなアロマや風味をしている。フルボディで、1990年や1989年ほど甘くはないが、極めてスタイリッシュで、良好な酸を伴い、途方もない輪郭や高揚感が感じられる。輝かしいリューセックだ。たぶんほとんど不死身のワインと証明されるだろう。
予想される飲み頃:現在〜2035年 最終試飲月:2003年1月 ポイント94

セミヨン、ソーヴィニョン・ブラン


◆◇◆Second Vin◆◇◆
セカンド・ワイン

Carmes des Rieussec (税込み価格)
2007 カルム・ド・リューセック 375ml 2.100円
 ラフィットグループによる買収後急速に品質を向上させ、現在ソーテルヌ地区のトップを争うシャトー・リューセック。 「カルム」はそのセカンドワインで、辛口のR・ド・リューセックと異なり甘口の貴腐ワインで、2002年がファーストヴィンテージです。(それまでは別名でクローズドマーケットで販売)使用品種はセミヨン85%、ソーヴィニヨン・ブラン10%、ミュスカデル5%。 2002年ヴィンテージは収量19hl/ha、発酵は70%がオーク樽で、30%がタンクで行なわれ、樽熟成は18ヶ月です。シャトー・リューセックと比べ当然凝縮感、複雑味に劣りますが、適度な甘さと微かな貴腐香、フレッシュな酸味のバランスが絶妙です。


◆◇◆GRAND VIN◆◇◆
グラン・ヴァン
“R” de Rieussec R・ド・リューセック
アペラシオン:ボルドー Bordeaux

ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 リューセックはまた「R」と呼ばれる辛口の白ワインをつくっている。このようなワインはキャッシュフローの問題を大幅に解決してくれ、「R」は辛口のソーテルヌの中で最も人気のある最良のワインの1つである。


平均年間生産量:7.000ケース
葡萄品種:セミヨン50%、ソーヴィニョン・ブラン50%


“R” de Rieussec (税込み価格)
2009 R・ド・リューセック 2.400円
[白・辛口]
 R・ド・リューセックは、ソーテルヌの第1級格付けのシャトー・リューセックで醸造されます。R・ド・リューセックには、ソーテルヌに使われる同じ葡萄の樹から収穫された葡萄が多く使われています。シャトー・リューセックでの葡萄の収穫は、このR・ド・リューセックで使われる健康な葡萄を厳選することから始まります。発酵は、20%が新樽で、80%がステンレスタンクで行われます。そのため、新鮮さと葡萄本来の果実味を保ちながら、熟成も期待できるワインに仕上がっています。


          

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