ファインワイン【宮武酒店ネットウェーブ】
 シャトー・スミス・オー・ラフィット (ペサック・レオニャン地区 ※赤ワイン:グラン・クリュ)
Chateau Smith Haut Lafitte http://www.smith-haut-lafitte.com/
劇的なまでにポテンシャルが高まっている、このペサック・レオニャン最上のワインの一つ
 華やかな果実味と、大地からのミネラルに由来する気品ある香り、カカオやコーヒーを思わせる新樽香が見事に溶け合った、エレガントで芳醇なワインです。

ヴィンテージ
GRAND VIN
Rouge
2008
2005

2001
2000
1998
1996
1993

GRAND VIN
Blanc

2005
2001
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 何十年にもわたって、ボルドーのエシェノエ家の所有下にあったスミス・オー・ラフィットはずっと期待を裏切ってきた。しかし、この壮大なシャトーは1991年にフロランスとダニエル・カティアール夫妻に売却された。確かに、1995年や1994年、1993年、1992年、1991年といった、雨にたたられたヴィンテージを扱わなければならなかったのは不運だった。しかし、彼らの品質は並はずれたこだわりとシャトーの長期的な展望を持ち、容赦なく選別を行い、以前の所有者が1990年や1982年のような格別なヴィンテージをつくったものよりも良好なワインを1990年初頭の難しいヴィンテージにつくってみせた。今日、スミス・オー・ラフィットはボルドーでも有数の光り輝く成功物語の1つとなり、精力的で良心的な所有者の手にかかれば短時間でもこれだけのことができる、ということを示している。

 スミス・オー・ラフィットの白も赤も、スタイルは正統的な豊かさと相当なエレガンス、フィネス、複雑さが結合したものだ。ただ国際市場はしばしば気まぐれなものだ。そして私は、スミス・オー・ラフィットの最近のヴィンテージ価格は、このワインが世界にその品質を知られるようになれば必ず得られるはずの価格よりも、低めだと思っている。

〜一般的な評価〜
 かつては凡庸なワインであったが、フロランスとダニエル・カティアール夫妻の行動的な指揮のもとで、劇的によくなっている。いまやスミス・オー・ラフィットは、ペサック=レオニャンの最上のワインの1つである。


◆◇◆GRAND VIN◆◇◆
グラン・ヴァン
<赤>
平均年間生産量:10万本
畑 面積:45ha、平均樹齢:30年、植樹密度:7500〜1万本、平均収量:32hl/ha
育成:30℃の発酵と24〜32日間のマセレーションは温度管理された平均85hl入りの木製槽で。マロカクティックと18〜20ヶ月の澱熟成(攪拌あり)は新樽80%で。清澄も濾過もしない。
ブレンド比率:カベルネ・ソーヴィニョン55%、メルロー35%、カベルネ・フラン10%
所有者:ダニエル&フロランス・カティアール


Chateau Smith Haut Lafitte Rouge (税込み価格)
2008 シャトー・スミス・オー・ラフィット ルージュ 6.560円
PP93〜95 WS89〜82


Chateau Smith Haut Lafitte Rouge (税込み価格)
2005 シャトー・スミス・オー・ラフィット ルージュ 14.800円
PP93〜95 WS92〜94


Chateau Smith Haut Lafitte Rouge (税込み価格)
2001 シャトー・スミス・オー・ラフィット ルージュ 6.320円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 カティアール家に乾杯。かつては出来の悪かったこのシャトーを1990年に取得すると、出費も手間も惜しまず、事実上すべてのヴィンテージで、(赤白とも)ボルドーで最上の部類に入るワインを生産している。2001年の赤は、2000年ほどの力強さはないかもしれないが、非常に近い品質のものとなっている。ブレンド比率はカベルネ・ソーヴィニョン53%、メルロ34%、カベルネ・フラン13%。マセレーションは4週間で、樽内マロラクティックを行い、澱を攪拌し、瓶詰めの際には最小限の清澄しかしていない。エレガントな、スタイリッシュな、深みのあるルビー/紫色をした作品だ。燻煙、黒鉛、赤や黒系の果実の趣が見られる。香り高い、ほどよく成長したブーケがある。風味は甘く、ミディアムボディで、凝縮感は傑出、純粋さは印象的。細部まで模様つけされている。たぶん4〜5年でピークを迎え、その後12〜14年強はおいしく飲めるだろう。
ポイント92

カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン


Chateau Smith Haut Lafitte Rouge (税込み価格)
2000 シャトー・スミス・オー・ラフィット ルージュ 8.000円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 私がこれまでに試飲した最上のスミス・オー・ラフィット、光を通さないほど濃い紫色をした2000年は、タバコ、樟脳、黒鉛、クレーム・ド・カシス、甘草の香りがある。フルボディで、凝縮感があり、酸は弱く、舌触りは多層的。息の長いフィニッシュには相当にして、よく融合したタンニンも感じられる。このシャトーとしては印象的な金字塔だ。カティアール家に乾杯。
飲み頃予想:2008〜2025年 最終試飲月:2003年1月 ポイント94

カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン


Chateau Smith Haut Lafitte Rouge (税込み価格)
1998 シャトー・スミス・オー・ラフィット ルージュ 6.800円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 均整、フィネス、エレガンスが身上の見事なワインである。この深みのあるルビー/紫色をしたワインは、ブラックカラント、新樽、日に焼けた土の古典的なアロマを見せる。純粋で、ミディアムボディでつつましく、節度があり、上品な1998年には、印象的な全体の均整やよくまとまったタンニンも感じられる。
飲み頃予想:現在〜2018年 最終試飲月:2002年3月 ポイント90

カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン


Chateau Smith Haut Lafitte Rouge (税込み価格)
1997 シャトー・スミス・オー・ラフィット ルージュ 6.300円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第3版」より
 このワイナリーは、フロランスとダニエル・カティアールに委ねられたリーダーシップのもと、どんどん力をつけている。重量級とか超大作というのではないが、スミス・オー・ラフィットは本質的にエレガントなスタイルのボルドーを生産する傾向があって、強い味わいとフィネス、複雑さが印象的に結びついている。1997年は外向的な、すばらしい出来栄えのワインで、瓶詰めのときには傑出した点をとってもおかしくない。色は深みのあるルビーから紫で、この上なくアロマに富んでいる。チョコレートとミネラルとクレーム・ド・カシス、そして微妙なトーストの香りがワインから立ちのぼる。セクシーで酸度が低く、ミディアムボディ。美しく刻み込まれた味わいが口の中にいつまでも残る。これはまったく人を虜にするスミス・オー・ラフィットだ。若くして飲めるし、15年かそれ以上はもつ。
最終試飲月:98年3月 ポイント88〜90

カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン


Chateau Smith Haut Lafitte Rouge (税込み価格)
1996 シャトー・スミス・オー・ラフィット ルージュ 9.800円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 1996年のスミス・オー・ラフィットは、骨の髄なでエレガントなボルドーだ。暗いルビー/紫をしており、見事なブラックベリーやカシスの果実にほのかな新樽がほどよく投与されたものを思わせる。アタックは甘くて純粋、均整は衝撃的で、心動かされるほどバランスのとれた中間部やフィニッシュがある。このヴィンテージにつくられたいくつかの超大作ほど大柄ではないが、(香りの点でも風味の点でも)極めて複雑で、つつしみは印象的だ。
飲み頃予想:現在〜2016年 最終試飲月:2002年1月 ポイント90

カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン


Chateau Smith Haut Lafitte Rouge (税込み価格)
1993 シャトー・スミス・オー・ラフィット ルージュ 6.200円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 1993年のペサック・レオニャンとしては印象的な深みのあるルビー/紫をしており、模範的なグラーヴらしいノーズは燻製、熱い岩、甘いカラントや桑の実、わずかながらローストしたハーブを思わせる。エレガントなのに風味豊かな、ミディアムボディの凝縮感があるこのワインは、見事な香ばしい新樽の加減、口あたりのよい、食欲をそそるスタイルを見せている。私が言うところの、フランスのワインは往々にしてあまり重みがないのに強烈さがあるというのを体現したワインだ。この愛らしいワインは、向こう6〜7年で飲むこと。
最終試飲月:1997年1月 ポイント87

カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン



◆◇◆GRAND VIN◆◇◆
グラン・ヴァン
<白>
平均年間生産量:3万本
畑 面積:35ha、平均樹齢:30年、植樹密度:7500〜1万本、平均収量:35hl/ha
育成:20℃の発酵と12ヶ月の澱熟成(攪拌あり)は新樽50%で行う。清澄はするが、濾過はしない。
ブレンド比率:ソーヴィニョン・ブラン90%、ソーヴィニョン・グリ5%、セミヨン5%
所有者:ダニエル&フロランス・カティアール

Chateau Smith Haut Lafitte Blanc (税込み価格)
2005 シャトー・スミス・オー・ラフィット ブラン 12.000円
[白・辛口]
ロバート・パーカーJr.
 非の打ち所のない素晴しいこの2005年のドライ・ホワイト・ボルドーは、たっぷりのシトラス・オイルとスイカズラ、グレープフルーツの香り。ミディアムボディで、凝縮感があり、張りがあるが自己主張が強いスタイルでもある。40年寝かせればグラーヴの白ワインの最高の逸品となるだろう。このエステートで造られた最高のドライ・ホワイトワイン ポイント93

ソーヴィニョン・ブラン、ソーヴィニョン・グリ、セミヨン

WS95〜100


Chateau Smith Haut Lafitte Blanc (税込み価格)
2001 シャトー・スミス・オー・ラフィット ブラン 7.500円
[白・辛口]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 すばらしい複雑な芳香はハーブ、甘草、白桃、蜂蜜、柑橘類の香りを思わせる。ミディアムボディの、ゴージャスなプロポーションをした辛口白ワインで、イチジク、ラノリン、白い花の風味がある。見事な舌触りをしており、途方もなく純粋で、高飛車なまでの風味があるのに、特筆に価するほどエレガンス。今から12〜15年は飲める。
最終試飲月:2003年1月 ポイント92

ソーヴィニョン・ブラン、ソーヴィニョン・グリ、セミヨン


          

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