Fine Wine ML.Miyatake
3種類のルロワ
メゾン・ルロワ(ネゴシアン・ルロワ) ※キャップ・シールが白色
 契約農家から買い付けた葡萄からワイン造りをしているものと、マダムのテイスティングにより買い付けられたワインとがあり、飲み頃を迎えた頃に販売されます。
 ルロワ社は1868年オークセイ・デュレスに創設されました。販売用としては熟成されたブルゴーニュ・ワイン最大のコレクションを持っていることでも有名で、そのストックは1622年に造られた最も古いカーブ他、数ヶ所に約200万本が眠っています。葡萄醸造学者のジャック・ピュイセ氏曰く「ここはワインのルーブル。葡萄畑と彼等の語る言葉に囲まれた文化の時だ。」と賞賛されています。
 こうした偉大なるストックは、現当主であるラルー・ビーズ・ルロワ女史(マダム・ルロワ)の天才的なテイスティング能力のもと、長年にわたりブルゴーニュ最上のワインを買い付けてきた証です。ラベルには「Mis en bouteille par Leroy Negociants a Auxey-Meursault (Cote-d'Or)」と記されています。

ドメーヌ・ルロワ ※キャップ・シールが赤色
 自社所有畑の葡萄のみからワイン造りをしています。

 1980年代後半、マダム・ルロワは買い付けるワインの質の劣化、ブルゴーニュのワイン造り、土壌のあり様があまりにも腐敗したことに見かね、自分の畑を持ち自らの手で葡萄栽培から手掛ける事を決意。1988年、ドメーヌ・ルロワを興しました。
 ワインの外観は、メゾン・ルロワと似ていますが、ネゴシアン物のキャップ・シールが白色なのに対し、ドメーヌ物には赤色を使用しているため、愛好家の間では通称「赤キャップ」と呼ばれています。またヴォーヌ・ロマネに醸造所を構えるため、ラベルには「Mis en bouteille au Domaine Leroy Vosne-Romanee (Cote-d'Or)」と記されています。


ドメーヌ・ドーヴネ
 マダム・ルロワの個人所有畑の葡萄のみからワイン造りをしています。

 1988年、マダムはドメーヌ設立と同じ年に、夫のマルセル・ビーズと共に、サン・ロマンの高台にあるドメーヌ・ドーブネを購入。現在マダムはラベルに描かれた館に住んでいます。ドメーヌ・ルロワとの違いは、ドメーヌがマダム、ファミリー、高島屋で1/3ずつ所有しているのに対し、ドーブネは100%マダム&夫の持ち物です。それ故に人の意見に左右されない、マダム究極のワイン造りが行われます。「Mis en bouteille au Domaine par Lalou Bize-Leroy S.C. du Domaine d'Auvenay, Meursault」とマダム個人名が記されています。ちなみに "Auvenay" というのは地名から由来しているそうです。

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