ファインワイン【宮武酒店ネットウェーブ】
 レ・シーニュ・ド・サンジュリアン (メドック地区サンジュリアン村)
Les Cygnes de Saint Julien http://www.chateau-lagrange.com/
新星ラグランジュからサードワインが初リリース!!!2004年ヴィンテージ

 1983年に、我が日本企業「サントリー」が初めて格付けシャトーの買収し(欧米以外の企業によるシャトー所有に対して、フランス政府が認可されたのは、サントリーが初めて)、シャトー・ラグランジュの再生にのりだしました。
 サントリーは、巨額の資金を投入し、ブドウ畑に排水用のパイプを敷設し、クローン(苗木)を植え替えるなど地道な努力を積み重ね、早くも、実力はトップ・シャトーと肩を並べるまでに成長させています。

〜新たな20年への第一歩〜
 1983年にサントリーがシャトー・ラグランジュを買収してから約20年が経過。買収してから今日に至るまでシャトーの品質向上の為に様々な努力を重ね、グランクリュシャトーにおけるワイン造りとは10年単位での時間を刻む終わりの無い道のり。83年以降、植えられた葡萄の樹がようやく20年という樹齢を迎え、より品質の高い葡萄が収穫できる年齢となりました。
 2004年より、20年間ラグランジュ復興のために心血を注いできた鈴田健二氏に代わり、椎名敬一氏が着任。椎名氏は新たなるラグランジュの20年に向けて、ウランヴァンの酒質向上のためにサードワインの導入を決断。それはサントリーによるラグランジュ買収後に植えられた若木中心の葡萄を使用するというものでした。
 その甲斐あってか、ワイン評論家のミッシェル・ベターヌ氏は「2000年のような傑出したヴィンテージは別として、ラグランジュの2004年は最高の出来栄えだろう」と語っています。

“白鳥”と名づけられたワイン
シーニュとはフラン語で“白鳥”という意味です。ラグランジュの池に棲んでおり、シャトーのシンボルとなっています。

Les Cygnes de Saint Julien (税込み価格)
2004 レ・シーニュ・ド・サンジュリアン 2.360円
A.O.C.サンジュリアン
畑:平均樹齢で18年のシャトーの南側及び東部の砂質土壌の斜面が主体
醸造:発酵・醸造過程はシャトー・ラグランジュと同じ。樽熟成は古樽のみで6ヶ月熟成(28℃での発酵と3週間のマセラシオンは温度管理されたステンレスタンクで行われます。)
生産量:約2000ケース
サンジュリアンAOCらしいバランスの良さと果実味があり、グランクリュ3級ならではの品格を備えています。
カベルネ・ソーヴィニョン主体、メルロー、プティ・ヴェルド(若干)


〜シャトー・ラグランジュとサントリーの20年感の歩み〜
 シャトー・ラグランジュは今日でこそメドック格付け三級として君臨していますが、その道のりは決して平坦なものではありませんでした。19世紀にデュシャテル伯爵によりシャトーの名声は高められ、畑の環境整備や高い栽培技術をもってワインの品質は磨き上げられてきました。しかし、1925年以降、センドーヤ家の所有下になると大恐慌という時代の波も受け、シャトーは荒廃していきました。その後、60年代、70年代にかけての評判も極めて低いものでした。
 1983年、欧米以外の企業によるフランス政府の初の認可を受け、サントリーはこのシャトーの経営を引き継ぎました。本来このシャトーが持っている力を最大限引き出すための大幅な改造計画が始まりました。
 まず、当時ボルドー大学でワイン醸造研究所長を務めていた醸造学者エミール・ペイノー博士に協力を依頼しました。そしてシャトー・ラグランジュの総責任者には彼の門下生であるマルセル・デュカスが就任しました。
 もともと畑の立地はよく、また幸運にも分割されずに残っていた為、結果的に潜在能力の高い土壌がサントリーへと引き継がれる形となりました。当時の畑はメルロ種が半分を占めていましたが、カベルネ・ソーヴィニョンの比率を高めると共に、剪定と収穫量の制限をすることで葡萄の品質を高めていきました。また、醸造設備についても大幅に改良を加えました。最新式の温度コントロール装置付ステンレス発酵タンクを数多く揃え、品種ごと、区画ごとに醸造することができる体制を可能にしました。このようにして、畑から醸造施設、そして庭園や館に至るまでに大幅な改革が進められてきました。
 当時、メンツェロプロス家によるシャトー・マルゴーの伝説的ともいえる方向転換が喝采を浴びていましたが、サントリーによるシャトー・ラグランジュにおける改革はそれをも上回るほどの大計画でした。
 また、83年のヴィンテージからセカンドラベルであるレ・フィエフ・ド・ラグランジュが造られ、その品質基準がさらに高められるようになりました。

シャトー・ラグランジュ

          

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