
読書記録1998年11月分
最新の読書記録
これまでの読書記録
本日の更新
11月29日(日)
本日の読了冊数:2冊 今年の読了総数:104冊
「破妖の剣・外伝4 時の螺旋」 前田珠子 集英社コバルト文庫
「陀吉尼の紡ぐ糸」 藤木稟 徳間ノベルズ
本日のコミックス冊数:2冊 今年のコミックス総数:167冊
「NATURAL 6」 成田美名子 花とゆめコミックス
「三番町萩原屋の美人 9」 西炯子 WINGS COMICS
今月半ばにちっとも本を読んでなかった分を、この月末で取り返したいと思っていたのですけど、なかなか思うようには行きません。今日はけっこう処理(うーん、この物言いは…)したのですけど。でも、まだ未読の本は山積みだよなぁ。
「破妖の剣・外伝4 時の螺旋」。なんだか、こういうのは変ですけど、ほんとに「外伝」って話でした。ラスが、性格的にはいつもの通りなんですけど、ちょっと落ち着いてしまっているというか、なんか、大人になってしまった感じで淋しい(爆)。パラドックス云々の話に関しては…、いろいろと解釈もあるので触れないことにしましょう。というか、単に、それについて語るほどの知識と意見がないだけだな(苦笑)。
「陀吉尼の紡ぐ糸」。以前読んだ「ハーメルンの哭く笛」の前にある作品。帯の推薦文(?)によれば、この作品(作者)は「京極系」に属するということなので、こういう書き方は適当ではないのでしょうけど、やっぱり、京極の色を感じてしまいます。雰囲気的には、「狂骨」あたりかな? それと、関口巽と重なるメインキャラクターの過去に関わるあたり、「姑獲鳥」も重なるかしら? ホント、こういう読み方はいけないとは思うのですけど、どうしても考えてしまいます。
柏木さんが暗いんだなぁ。堅物だし。軍部に対する反発や嫌悪感とか、新聞記者(なんです)としての矜持とか、気持ちは分かるのですけど、単純すぎますし。探偵役の朱雀も、キャラクターとしては面白いですけど、こういう人を食ったような人間は、基本的にはあまり好きじゃない、というか、得意じゃない。と書くと、作品的に気に入ってないみたいな感じなんですけど…、結局続編は買ってしまっているのです。今度は(も)、タイトルからしてかなり妖しい。もうそろそろ柏木が自分の過去にとらわれることから脱して、客観的になってくれないかしらと思うのですけど、…駄目かな?(苦笑)
「NATURAL 6」。本筋とはまったく関係ないところでウケてしまいました。バスケの対戦相手が香川の学校ということで、香川=うどん、こんぴらさんという発想に、つい先日のうどんや巡りを思い出してしまったとか、西門さんの実家が神社だというのに(忘れていた(苦笑))、つい先日、某サークルの忘年会で、参加者の女の子の一人の実家が神社で後を継がなくてはならなくて、資格を取るのに1ヶ月缶詰にならなきゃいけなかったとか、神社の仕事はなかなかハードで大変だとかいう話を聞いたとか。いいのか、こんなことばかりが感想で(爆)。
「三番町萩原屋の美人」。日本ではじめて気球を飛ばした、京都の川津さんという家族の話(だよね?)。兄弟のなかで一人だけ母親が違って、そのこともあって父親に反発する長男とか、出来すぎる長男を負担に思ってしまう次男とか、いろいろな思いを秘めながら言葉にはできない父親とか、ラストは涙を誘ういい話でした。もっとも、タイトルの「萩原屋」さんご一行は、何をしていたのやら(苦笑)。まぁ、最後には、けっこうおいしいところもありましたけど。にしても、最近はすっかり「美人」の話から離れてしまいましたね。じーさんの中で決着がついたからなのでしょうけど、タイトルとの違和感は…やっぱ多少あります。(苦笑)
11月27日(金)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:102冊
「キル・ゾーン 宴」 須賀しのぶ 集英社コバルト文庫
本日のコミックス冊数:1冊 今年のコミックス総数:165冊
「ALICHINO(アリキーノ) 1」 珠黎こうゆ 集英社EYES COMICS
今日は集英社ばっかりね(苦笑)。
「キル・ゾーン」は、「宴」というタイトル通りに、パーティの話でした。キャッスルが女装(笑)して火星の上流社会のパーティに出ました、という。いや、話の本筋はもっと違うのですが、後書きの、キャッスルとオスカル(ベルサイユのばら)の比較が面白かったので。でも、「らしい」というのは一概に決め付けられるものではないですけど、そして状況からそうせざるを得ないことがあるのだというのも分かりますけど、しかたなくとはいえ「女に磨きをかけてドレスを着てパーティに出るキャッスル」というのは余り見たいものではないかも。逆に男装して出るのかと思いましたわ、最初は。いや、この方が倒錯しているか(苦笑)。
話的にはもっとシリアス。ユーベルメンシュであることを受け入れ、産みの母親との対面を果たしたラファエルとか、マックスの処分であるとか、キャッスルの母親の本当の姿であるとか、半身を失ったE−74とか。私的には、メインのキャッスル、ラファエル、エイゼンたちよりも、火星側の、ユージィン、ヴィクトール、マックス、エーリヒの微妙なバランスが来になってしまうあたり、「キル・ゾーン」よりも「ブルー・ブラッド」寄りなのかもしれない。雰囲気は「キル・ゾーン」の方が好きなんですけどね。初期の(笑)。
11月25日(水)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:101冊
「スペルシンガー・サーガ5 不機嫌な魔界の旅人」 アラン・ディーン・フォスター ハヤカワ文庫FT
順調に読み終えていたら100冊目になっていたかもしれない本。実際に100冊目になった本よりも、先に読んでいたんです。
弟子が欲しいクロハサンプにこの世界に呼び出されて、楽器と歌による魔法を使うスペルシンガーになった(ただしかなり、魔法の結果は怪しい)ジョン・トムと、年老いた亀である魔法使いのクロハサンプ、カワウソのマッジほかの冒険譚のシリーズ5冊目。
帯のあおり文句は、「目覚めたら、ぼくは青ガニ!?」。実際、これのとおりに、冒頭はまるでカフカの「変身」でした。でも私は、買うときに、「あ、新刊が出てる」と思って買うだけなので、イラストも帯もよく見てなかったのです。改めて見て、ああ、内容通りだな、と(笑)。この異様な変身=世界の変調の原因であるペランピュレーターと、それを支配している、というか、封じこめている魔法使い(?)を探し出し、世界を元どおりにするために、ジョン・トムたちは旅立ちました、というお話。
この話の中で面白いのは、多分、ほかの形態、たとえばアメーバのような単細胞生物とか、二足歩行はしていても種が違うキャラクター達が人間になってしまったりとか、そういうシチュエーションでの各キャラクターの反応なのではないかと思います。最後の、ペランピュレーターを封じ込めていた魔法使いとの対決なんか、ページ少なかったし(笑)。「ペランピュレーター」については…、読んだ後でも良く分かっていません(苦笑)。
このシリーズ、結構テンポよく出ている気がしたのですけど、今年はこれまで1冊も出てなかったんですね。ちょっと意外でした。さて、次巻はいつ? そしていつ、どうやって終わるのでしょうか(笑)。
11月24日(火)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:100冊
「うまひゃひゃさぬきうどん」 さとなお コスモの本
ということで、記念すべき(笑)100冊目なのです。100冊目だからということで選んだわけではないのですけど、なにやらキテレツな本が来てしまいました。
筆者がいかにさぬきうどんマニア(んなもんあるんか?)になったかがつづられている本。決して「美味い店紹介」ではありません。いや、多少はありますけど。あくまでも、「来た、食った、はまった」というのがメインの内容でした。
なんつーか、うどん食いのバイタリティを見せ付けられる思いでした。私は車を持たないこともあって、ここの中に書かれている店はほとんど行ったことがなかったのですけど、なんだか、香川県人として、こんなんでいいんかしら、とちょっと考えさせられるところもありました(笑)。ま、この連休でいくつか行きましたわね(苦笑)。まだまだ行ってないところ、ありますし、またぜひうどんや巡りしましょう<個人的メッセージ。
章ごとのサブタイトルがちょっと笑えます。「立志篇」「風雲編」「怒涛編」「回天編」って、これって「銀河英雄伝説」(田中芳樹)の各巻の副題との引っかけだわ、と最初思って、でも後から「青春の門」(五木寛之?)かも知れないと思い直しました。銀英伝なら、「立志篇」はないものの、あとはそれぞれ5巻、7巻、9巻、「青春の門」は、手元にありませんし、良く知らないのですけど、確か「立志篇」「風雲篇」はあったような…。さて、どっち? ま、ちょっとしたお遊びですね。
でもって、帯の黒木瞳さんの推薦文…これって文学書なんですか?
余談ですが、私はこの本の中に出てくる「恐るべきさぬきうどん」をちゃんと読んだことがありません(笑)。県外人が買って帰るってのにねぇ(苦笑)。
11月20日(金)
本日のコミックス冊数:1冊 今年のコミックス総数:164冊
「ドカベン・プロ野球編 21」 水島新司 少年チャンピオンコミックス
犬飼知三郎初先発(だったかな)のダイエー戦と、またしても来てしまいましたのオールスター。なんだか今回は、千葉マリンスタジアムで、刻々と表情の変わる強風の中でのゲームをやっています。風によってのボールの飛ぶ方向とか、嘘は書けませんから、大変なゲームを設定したものだとも思います。いや、でも確かに、風でボールの方向が変わるというのはけっこう重要なポイントで、そういう点で私はドーム球場は余り好きではありませんので、まぁ多少風が強すぎてやりすぎって気がしないでもないですが、風に左右されるゲームを書いていただけるのは嬉しいです。無論、ゲームを決定するのは最終的には風ではない、というのがポイント。
オールスターは、セ・リーグにいて普段は活躍が見られない微笑三太郎も出てくるのがいいですね。所詮プロ野球編は、高校時代の話の同窓会なのです、私にとっては(苦笑)。
不知火さん、一こまだけ? って、後から見返したら、細々と6コマぐらい出てましたが。でも、ちゃんと出てると認識できるのは、それでも2コマぐらいでした。土井垣さんは今回はオールスターには選出されなかったの? …淋しい(泣)。
11月13日(金)
本日のコミックス冊数:1冊 今年のコミックス総数:163冊
「トライガン 2」 内藤泰弘 SC Special
11月4日(日)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:99冊
「ムーミン谷の夏まつり」 トーベ・ヤンソン 講談社文庫
ヤンソンのムーミンシリーズの中の1冊。かなり前に全部そろえたつもりでいたのが、いつだったか、1冊足りないのに気づいて、ずっと気になっていたのを、今回やっと買いました。
ムーミン谷が水に浸かってしまって、家も水に浸かってしまって、ちょうど流れてきた都合のいいサイズの家?=劇場がだれもいないようなのを良いことに乗り込んで(おいおい)、アクシデントでムーミン、スノークのおじょうさんと、ムーミンパパたちがはぐれてしまって、というお話。いや、あらすじにもなっていませんが。
ほぼ別行動のスナフキンがおいしいです。いたずらはするは洗濯はするは子供の面倒はみるは。ニョロニョロの種ってどこで手に入るの? 教えて欲しいわ。
今回一緒に、前から欲しかったムーミンの画集も買ってしまいました。新作アニメで作監をされた名倉靖博さんのです。でもこれは、読書記録のカウントには入れられるのか? ときどきモランが顔をのぞかせているのが嬉しいですね。スナフキン、ニョロニョロと並んで好きなキャラクターなんです。ちなみに友人間でムーミンの話が出たときに、モランを知っているのは、今のところ2人。みんなもっとかわいそうなモランを知ってあげて! って、マイナーですからねぇ。2人でもいるって方がすごいのかも(苦笑)。
さて、あと1冊で目標の100冊に達します。こういう記録をつけていると、やっぱ読書量は増えるのかしら? でも今年はデルフィニアがありましたから、あれでかなり稼いだことも事実。まぁ、ともあれ、当初の目標は達成できそうです。100冊目はなにかなー(笑)。
11月2日(日)
本日のコミックス冊数:1冊 今年のコミックス総数:162冊
「MONSTER 10」 浦沢直樹 BIG COMICS
この話の主人公はテンマだったはずなんですが、なんだか今回は別の人物、グリマーががハバをきかせています。やはり551キンダーハイムのことを調べていて、テンマの良い協力者になりそうな気もするのですけど、なんだかワケアリ。もとはライプチヒの新聞記者でスパイだった、という経歴も本人の口から出ているのですが、どこまで本当なのかなぁとちょっと勘ぐってしまいます。
テンマも、無論、ちょっとだけ出てきます。列車の中で偶然乗り合わせたというか、グリマーの方から接触してきたというか。少なくともこの接点はいい感じでしたので、次の接点がどうなるかが楽しみです。
もう1人、今は下っ端だけど、将来有望な若い刑事さんも登場。出来たら長生きして欲しいです。
11月1日(日)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:98冊
「ホームズとワトスン 友情の研究」 ジューン・トムスン 創元推理文庫
これが、昨日読みかけだった本です。なんとか読み終わりました。
シャーロッキアンによる研究書とでも言うのでしょうか。でも、堅苦しいものではなく、初心者にも読みやすいように書かれていて面白かったです。ホームズとワトスンが実在したかのように(という言い方をすると、一部のシャーロッキアンの方に怒られるかしら? でも多分、そういう方はここはごらんにならないから…)書かれているのも面白かったです。特に、実在の人物とか、歴史的な出来事に照らし合わせながら、この時代はこうで、このときどういう状況だったから、彼らはここに存在していたに違いない、というのは。無論、この筆者の論をすべて鵜呑みにする訳ではありませんが。というか、彼らは私にとっては完全にフィクションの中での人物ですので、こういう考証を面白いとは思っても、所詮はお遊びだと思ってしまうのですが、それでもこういう考え方を面白いと思う程度には柔軟なつもりです。
惜しむらくは、私が「ホームズ」のシリーズを読んだのがもうかなり昔だということ。さすがにこれを読むために読み返すにしても、短編集4冊、長編4冊はねぇ…。それに、当時の歴史的な事情に関しても、ちょっと記憶が曖昧になっているのが情けないというか、もうちょっと勉強しなくてはならないというか。まぁ、ホームズ達の末期は、先日レポを仕上げた宝塚月組「黒い瞳」と重なるようです。
とはいいながら、読みながら、以前に読んだ話をわずかにですが思い出しました。探偵小説としては、ホームズのシリーズは好きですが、かといって、ホームズという一個の人間は、あまり好意的には見られない人格で、むしろ常識人のワトスンの方が人好きのする人物で、そういう点では、ワトスンの方が好きでしたので、筆者が、かなりワトスンに好意的な書き方をしてくれていたのも、楽しく読めた理由かもしれません。
いわゆる推理小説というか、探偵小説における「ワトスン」について、今まで、愚鈍だの、何だのと書いたかもしれませんが、それは一般的な探偵役に対する「ワトスン」の概念であって、決して本家のワトスンが嫌いなわけではありません。念のため。
作中に出てくる、ドロシー・L・セイヤーズってのは、推理小説作家として本屋の店頭でもしょっちゅうお目にかかっている方でしょう。ポール・アンダーソンは、ありがちな名前ですし、SF作家の同名の人物とは別人? ホームズの研究家はどこにいてもおかしくないと思いますので、判別つけがたし。
これを読んで、またホームズのシリーズを読み返したくなりました。でも時間がないわねぇ…(泣)。
ページトップに戻る
最新の読書記録
これまでの読書記録